
2087年の未来社会では思考の自由が不法とされ、世界の人々は政府によってコントロールされていた。そこで自由を求める地下の反抗派は「ガースA7」という名のサイボーグを1966年のアメリカに送る。この年、科学者がテレパシー実験に成功し、それが元になって未来の悪夢社会が生まれたからだ。ガースA7の使命は、この科学者が公聴会で実験の成功について発表することをやめさせることだった。ところが、未来の政府はこの目的を阻止すべく、二人のサイボーグを過去に送った。果たしてガースA7は二人の追撃をかわし、過去を変えることができるか?

■有名サイトの評価(2010年7月3日現在)
インターネット映画データベース: 4.9 / 10
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■映像はチャチだが、ストーリーは○! 




上のあらすじを読んで、どこかで聞いた話だという感じがしませんでしたか?そう、『ターミネーター』の筋に酷似しています!『ターミネーター』といえば、60年代のアメリカの連続テレビドラマ『アウター・リミッツ』の作家、ハーラン・エリソンが、この映画は『38世紀から来た兵士』の盗作だとして、ジェームス・キャメロンを相手取り訴訟を起こし、勝訴したいきさつがあります。ひょっとしたらキャメロン氏はこの映画からもストーリーを借用したのかもしれませんね!
いわくつきのこの作品、60年代にハリウッドで作られた低予算のSF映画です。低予算の割には有名な俳優が出演しています。主役のガースA7を演じたのは、SF映画の古典『地球の静止した日』に主演したマイケル・レニー。彼は『地球の……』ですっかりSFマンのイメージが定着してしまったので、この役を回されたのかもしれません。それと、これもSF映画の名作である『禁断の惑星』に出演したウォーレン・スティーヴンも重要な役どころで顔を出しています。
サイボーグというのは人造人間の意で、機械によって人体機能を向上させた人間のことです。このサイボーグが60年代のアメリカにやってきて、女性科学者を味方につけるのですが、二人はやがて恋に落ちます。この辺の展開も『ターミネーター』にそっくりです!
この映画は低予算なので、衣装や装置はかなりチャチで、笑えます。特殊効果など、あってないようなもの。でも決してバカにしているわけではありません。衣装や装置や特撮技術が劣る分、製作者はアイデアや脚本で勝負しています。それに俳優の名演が相まって、かなり面白く見られます。タイムパラドックスの論理もよく考えられていて、最後は哀しいような、ハッピーエンドのような、微妙な幕切れになっています。

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