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■ディメンション5

原題:Dimension 5
公開年:1966
製作国:アメリカ
監督:フランク・アドレオン
主演者:
ジェフリー・ハンター
フランス・ヌーイェン
ハロルド・サカタ
上映時間: 91分

「大仏」というコードネームを持つ中国人諜報員がアメリカに原子爆弾の材料を輸入しようとしていた。エスピオナージュ社のトップスパイ、ジャスティン・パワー(ジェフリー・ハンター)は中国系女性のスパイ、キティと組み、原子爆弾が完成する前に「大仏」のもくろみを阻止しなければならない。ジャスティン・パワーには心強い武器があった。それはエスピオナージュ社によって開発された驚異のタイムトラベル・ベルトだ!

■有名サイトの評価(2010年7月3日現在)
インターネット映画データベース: 4.8 / 10

これも上記の『サイボーグ2087』と同じく、あまり知られていないB級のSF映画です。興味深いことに、この『ディメンション5』と『サイボーグ2087』は同じ監督の作品です。彼はタイムトラベルの分野が好きだったのかもしれません。

007に触発されたのか、60年代はスパイものが大流行しました。この映画の主人公、ジャスティン・パワー(←いかにもそれっぽい名前!)もジェームス・ボンドと同じく、腕利きのスパイでプレイボーイという設定になっています。ただ、普通のスパイものと違うのは、彼が「タイムトラベル・ベルト」を持っていることです。スパイものとタイムトラベルを結びつけた映画は多分これだけではないかと思います。その意味で貴重な作品です。

物語はタイムトラベルのアイデアを活用したアクション映画に仕上がっており、なかなか面白かったです。ヒーローは白人ですが、お相手の女性も悪役も東洋人で、オリエンタルムードにあふれていました。悪役の「大仏」を演じたハロルド・サカタは映画『007ゴールドフィンガー』で、帽子を飛ばす殺し屋を演じた人です。

主役を演じたジェフリー・ハンターは60年代のテレビシリーズ『スタートレック 宇宙大作戦』のパイロット(新しい番組の見本)でパイク船長を演じた人。彼はこのドラマのヒーローとして専属契約を結び、プロデューサーのジーン・ロッデンンベリーからも気に入られていたにもかかわらず、映画のキャリアを追求したいという理由で、主役の座を蹴ってしまったそう。ウィリアム・シャトナーがカーク船長として主役の座を引き継ぎました。その後、『スタートレック』は大ヒット、伝説的な番組になり、大作映画が何本も作られました。ウィリアム・シャトナーも大スターになりました。

一方、ジェフリー・ハンターはその後あまりいい作品に恵まれなかったようです。判断を誤ったのですね。テレビの主役の座を辞任したことが運命の分かれ道になってしまったようです……。現実の人生では過去にタイムトラベルしてやり直すことはできません。そのときどきで最もよいと思われる判断をして、ベストを尽くさなければならないということなのでしょう。

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