
時は2077年。巨大な採鉱宇宙船「レッド・ドワーフ」号が地球に向かっていた。乗組員の一人、デイブ・リスター(クレイグ・チャールズ)はチキンスープの自動販売機の修理工である。リスターがペットの猫、フランケンシュタインを宇宙船に持ち込んだので、彼は罰として6ヶ月にわたり冷凍され、仮死状態にさせられる。ところがその間に宇宙船内で放射能が漏れ、乗組員は全員死亡してしまった。
リスターが目覚めたのは300万年後のことであった。だがリスターは一人ではなかった。尊大で臆病な彼の上司、アーノルド・リマー(クリス・バリー)がホログラム像としてよみがえったのだ。また、リスターの猫は300万年の間に言葉をしゃべるヒューマノイドに進化していた。二人にホリー(宇宙船のコンピュータ)と、クライテン(アンドロイドの召使)が加わり、冒険と女性と激辛カレーを捜し求めて深宇宙をさまよう奇想天外な旅が始まった。

■有名サイトの評価 (2010年7月30日現在)
インターネット映画データベース: 9.0 / 10
TV.com: 8.6 / 10
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BBC(イギリス国営放送)で1988年から1999年まで8シリーズに渡って放送されたSFコメディ。それから10年の歳月を経た後、イギリスのケーブル衛星チャンネル・Daveで復活、3話からなるミニシリーズが2009年に放送されました。2012年にはDaveで6話からなるシリーズ10が放送される予定になっています。
このシリーズはロブ・グラントとダグ・ネイラーによって作り出されました。両氏はシーズン6まで脚本の執筆も手がけています。
主人公のデイヴ・リスター(クレイグ・チャールズ)はリバプール出身の自他ともに認める怠け者。彼はレッド・ドワーフ号で最下位にランクされる乗組員でしたが、300万年に渡る冷凍仮死状態から目覚めたとき、彼は人類最後の生存者になっていました。
彼と二段ベッドを共有するアーノルド・リマー(クリス・バリー)は、小うるさく、官僚的で神経症的な臆病者。彼はレッド・ドワーフ号で最後から2番目にランクされる乗組員でしたが、宇宙船内の放射能漏れによって死亡、ホログラムとなってよみがえりました。
その他の登場人物には、リスターのペットである妊娠中の猫・フランケンシュタインの子孫が進化したヒューマノイド・キャット、宇宙船のコンピュータ・ホリーがいます。シリーズ3以降はアンドロイドの召使・クライテンが、シリーズ7以降は、パラレル・ユニバースからやってきたリスターの恋人・コチャンスキーがメンバーに加わりました。

このコーナーでは『宇宙船レッド・ドワーフ号』のエピソードのなかからタイムトラベルや時間SFに関連した作品のみに絞ってご紹介します。
■シリーズ1第2話:未来は突然やってきた (1988年2月22日)

レッド・ドワーフ号が光速を越えた結果、乗組員たちは未来に起こるできごとのビジョンを見るようになる……。
■シリーズ2第10話:過去と未来がコンニチハ(1988年9月27日)
リマー、リスター、キャットは「スタティス・リーク」と呼ばれる時間のバリアを発見、300万年前のレッド・ドワーフ号にタイムトラベルして、仕事仲間に会う。リスターは恋人のコチャルスキーを口説こうとするが、彼女はすでに「もう一人のリスター」と結婚していた……。
■シリーズ3第13話:地球は逆に回っている(1989年11月14日)

スターバグ(レッド・ドワーフ号に搭載されている惑星探査船)に乗って宇宙を航行していたリマーとクライテンは、とある惑星に不時着する。ショッキングなことに、そこは地球だった。しかも、そこでは時間が逆行していた!
■シリーズ3第17話:過去をかえれば大富豪(1989年12月12日)

クライテンが古い写真を現像していたとき、現像液が突然変異し、写真は時空ポータルと化す。リスターは昔の写真の中に入って過去にタイムトラベルし、過去を変えて、レッド・ドワーフ号の乗組員になる運命を避けようとする。計画はうまくいくが、そこにリマーが現れた。リマーはリスターを連れ戻そうとしていた……。
■シリーズ5第26回:地獄の人生審判官(1992年2月27日)

サイバーネティックの審判官が時を越えてレッド・ドワーフ号にやってきた。この審判官は裁判長と陪審員と死刑執行官を兼ねており、価値のない人間を殺すことを務めとしていた。意外にも、無用者の判決を受けたのはリスターとクライテンだった。二人は処刑を免れるための計画を思いつく……。
■シリーズ6第36回:自分の未来と大戦争(1993年11月11日)
宇宙空間を航行していたスターバグは別の宇宙船から信号を受け取る。その信号は15年後のスターバグから発せられたものだった。なんと未来の自分が過去の自分を殺そうとしていたのだ。こうして二つのスターバグの間で戦争が勃発した……。
■シリーズ7第37回:カレーが変えた人類の歴史(1997年1月17日)
未来の自分と戦ったレッド・ドワーフ号の乗組員たちは、タイムパラドックスによって、死からよみがえった。だが、戦争によってカレーとビールが尽きたので、リスターは落ち込む。そこでリスターはタイムドライブを使って過去のリバプールにタイムトラベルし、カレーを調達してくることにする。ところが、間違って一行はダラスに到着する。おりしもその日はケネディ大統領が暗殺される日だった。一行がうっかり暗殺者を倒したために、大統領は命をとりとめ、歴史が変わってしまう……。
■シリーズ8第50回:オレたちに明日はある?(1999年3月11日)
廃棄された宇宙船を調査していたレッド・ドワーフ号の乗組員たちは、そこでカサンドラと名づけられたコンピュータを見つける。そのコンピュータは未来を予知することができた。そのコンピュータはリマーの死を予知した。リマーは自分の死を防ごうとするが……。

■『宇宙船レッド・ドワーフ号』のリハーサル・ビデオが公開(2011年12月10日)
イギリスのTVシリーズ『宇宙船レッド・ドワーフ号』のリハーサル・ビデオが公開されました。
このSFコメディは1988年に幕を開け、1999年にいったん打ち切られたものの、2009年に特番として復活、2012年にイギリスのケーブル・衛星チャンネル Dave でシーズン10が放送されることが決まりました。
今回公開されたビデオでは、キャット役のダニー・ジョン・ジュールズと、クライテン役のロバート・ルウェリンがメイキャップ・テストを受けている模様が映されています。
現在『宇宙船レッド・ドワーフ号』はイギリス・サリー州にあるシェパートン・スタジオで公開録画されており、2012年の後期にイギリスで放送される予定です。
■『宇宙船レッド・ドワーフ号』新シリーズの撮影が11月にスタート(2011年10月15日)
カルト的な人気を誇るイギリスのSFコメディ『宇宙船レッド・ドワーフ号』は、1999年にいったん打ち切られましたが、10年の年月を経た後、2009年に3本の新しいエピソードが放送されました。
そして2012年にイギリスで新シリーズが放送されることになりました。
このシリーズで進化した猫・キャットを演じているダニー・ジョン・ジュールが新シリーズについて次のように語っています。
「シリーズ10の撮影は11月末に始まります。1回あたり30分のエピソードを6本作ることになっています。つまり、この番組が始まったころのやり方に戻るわけです。この業界はこぞって基本に立ち返る必要があると思います」。
新シリーズはスタジオの観衆の前で撮影されるそうです。
「初期のころはスタジオの観衆の前でエピソードが収録されましたが、みんな当時のことを懐かしがっています。それは劇場とテレビスタジオを兼ねた場所で劇を演じるようなものですね」。
■『宇宙船レッド・ドワーフ号』の新シリーズが製作(2011年1月22日)
SFコメディ『宇宙船レッド・ドワーフ号』の新シリーズの撮影がこの秋からスタート、来年イギリスで放映されることが明らかになりました。
このドラマでリスターを演じているクレイグ・チャールズによると、2009年にイギリスのケーブル衛星チャンネル・デイヴで放映された『宇宙船レッド・ドワーフ号』の新作『バック・トゥ・アース(地球への帰還)』の成功が新シリーズ製作に結びついたとのこと。チャールズさんは次のように語っています。
「『バック・トゥ・アース(地球への帰還)』は高い視聴率を集めましたが、それはとても奇妙なことでした。なぜなら、私たちは冗談のつもりで作ったからです。地上波放送のBBC2とチャンネル4の視聴率を足しても、私たちの番組にはかないませんでした。新シリーズの撮影は11月末から始まり、1月まで続きます。」
「このシリーズを復活させる価値はあるか」との質問に対して、チャールズさんはこう答えています。「そうですね、価値はあると思います。ただし『最盛期と同じくらい面白ければ』という条件がつきますが。」
「この番組の最盛期はシリーズ5と6でしたが、あのころの勢いを取り戻さなければなりません。それができたら万々歳です。そこそこの出来だったら、新シリーズを作る意味はないと思います。」
■『宇宙船レッド・ドワーフ号』の新作が放映(2009年04月15日)
『宇宙船レッド・ドワーフ号』の新作が9年ぶりに放映されました。
『バック・トゥ・アース(地球への帰還)』と題されたこの作品、今回はBBCが関心を示さなかったので、イギリスのケーブル衛星チャンネル、「デイヴ」が制作と放映を肩代わりしました。
1999年に最後のエピソードが放映されて以来、9年の歳月が流れましたが、レッド・ドワーフ号の乗員たちは相変わらずの毎日を送っていました。そんなある日、宇宙船の貯水タンクに巨大なイカが出現、乗員たちに襲いかかります。幸い、それは次元間を行き来できるリバイアサン(海に住む巨大な怪獣)だったので、閃光と共にイカは消えうせます。
休む間もなく、そこにレッド・ドワーフ号のロシア人科学者、カテリーナ・バルティコフスキー(ソフィー・ウィンクルマン)がホログラムとして現れます。彼女は、人類を復興させるため、リスター(クレイグ・チャールズ)を過去の地球に帰すことを計画します。リバイアサンが残していった足の切れ端に次元をジャンプするパワーがあるため、彼女はその足と、採鉱用のレーザーを使って、次元の穴を開ける機械を作ります。その穴に乗員たちが吸い込まれ、2009年のロンドンに帰還しますが……。
三話完結のこの作品、一回あたり30分のエピソードが三夜連続で放映されました。テレビドラマ『CSI科学捜査班』や映画『ブレードランナー』といった人気作がパロられ、皮肉なギャグ満載の娯楽作に仕上がりました。初回のエピソードは206万人(10%)の人々が視聴し、ケーブル衛星チャンネルのデイヴとしては大ヒットとなりました。

日本語のDVDが発売されています。
宇宙船レッド・ドワーフ号 DVD-BOX[日本版]
