Alf's Button Afloat(アルフのボタンが浮かんでる)

製作国: イギリス
監督: マーク・ヴァーネル
出演者: アラステア・シム、バド・フラナガン、チェズニー・アレン
公開日(イギリス): 1938年10月17日
公開日(日本): 未公開
上映時間: 89分

6人の仲間たちが路上で怪しい商売に励んでいる時、知らないうちに英海軍に入隊させられる。彼らは制服を与えられるが、そのうち一つの制服には汚いボタンがついていた。誰もその制服を欲しがらず、結局アルフ(アルフレッドの略称)の手に渡ることに。

だが、それはいわくつきのボタンだった。アラジンが死の間際に魔法のランプを土の中に埋め、それが掘り起こされ、回りまわってイギリスに行きついたのだ。ランプは溶かされ、ボタンに加工されて、海軍の制服に縫いつけられることに。

そうとも知らず、アルフがボタンを磨いていたら、そこに魔神(アラステア・シム)が現れ、どんな願い事でも叶えてくれるという。そこからてんやわんやの大騒動が巻き起こる。

1938年のイギリスのコメディ映画! 当時イギリスで人気を博していたという「クレイジー・ギャング」という6人組みのコメディグループが主演しています。いわば「モンティ・パイソン」の前身といったところか。日本では「クレイジーキャッツ」や「ドリフターズ」に相当すると言えそうです。ただ、みんなが同じように見えて、誰が誰だか区別がつかず、混乱してしまいました!

30年代のイギリスのコメディは、テンポが速く、ジョークを機関銃のように連発するのが特色だったようです。ストーリーは荒唐無稽でバカバカしいが、陽気で、のんきで、気楽な作品です。中でも異彩を放っているのが、魔神を演じるアラステア・シム! 主役の座を奪うほどのコメディ演技を見せています。初めのうちは仰々しい言葉遣いだったが、主人公たちとつきあっているうちに、だんだんくだけた下町訛りになっていくところなど無性におかしい!

ただし、当時は人種差別意識が低かったようで、黒人を蔑視するような場面があります。現代では絶対に通用しないでしょう。

「時間」の要素については、映画終了間際のクライマックスの場面で出てきますが、詳しく述べるとネタバレになってしまうので、これ以上は申しません。

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