時間恐竜もの

このページでは、時間SFと恐竜を組み合わせた小説を年代順にご紹介しています。


午後の恐竜

1977年

星 新一(著)

現代社会に突然出現した巨大な恐竜の群れ。蜃気楼か?集団幻覚か?それとも立体テレビの放映でも始まったのか?―地球の運命をシニカルに描く表題作。ティーチング・マシンになった教育ママ、体中に極彩色の模様ができた前衛芸術家、核爆弾になった大臣―偏執と狂気の世界をユーモラスに描く『狂的体質』。ほかに、『戦う人』『契約時代』『理想的販売法』『幸運のベル』など全11編。

電子書籍版:午後の恐竜(新潮文庫)
書籍版:午後の恐竜 (新潮文庫)


ブルーホール

1991年

星野 之宣(著)

それは深海に存在する異次元へのトンネル。シーラカンスが現れ、それを追って中世代白亜紀の海棲爬虫類が泳ぎ回る。深海探査から6500万年前の太古、T・レックスの世界に迷い込んだ人類が体験したものは!

アフリカ南東沖、マダガスカル近海、コモロ島付近、3億年前に生息したシーラカンスが捕れる地域。海洋学者の調査によると、その海底には大きな穴があり、そこから古代の生物が浮上してくるという。

最新機器と原子力潜水艦を使用した探査はついに海底のブルーホールを発見し、そこを通じて人類は6500万年前の中生代白亜紀の地球にタイムスリップした。果たしてその世界は!? 人類は太古の地球に何を求めて行ったのか!?

書籍版:新装版 ブルーホール(1) (KCデラックス ) | 新装版 ブルーホール(2) <完> (KCデラックス )


ブルー・ワールド

1995年

星野 之宣(著)

時を越え、人類は再び恐竜と密林の世界へ足を踏み入れた!!
現代世界と太古をつなぐ場所、あるいは現象。異常磁場とされる「ブルー・ホール」の研究が進むにつれ、浮かびあがったのは驚くべき事実だった。科学者の本能、軍人の野心、大国のエゴ、様々な思惑が交じりあい、調査グループが動きだす。米英を中心とした軍人・科学者の混成チームがブルー・ホールを越えた時、そこは1億4000万年前のジュラ紀だった! 恐竜、密林、人間同士の駆け引き、そしてブルー・ホールそのものの変動。すべてが未知の恐竜世界で、サバイバルがはじまった!

電子書籍版:新装版 ブルー・ワールド(1) | 新装版 ブルー・ワールド(2) | 新装版 ブルー・ワールド(3)


さよならダイノサウルス

1996年

ロバート・J. ソウヤー(著)

恐竜はなぜ滅んだのか? この究極の謎を解明するために、二人の古生物学者がタイムマシンで六千五百万年のかなた、白亜紀末期へ赴いた。だが、着いた早々出くわしたのは、なんと言葉をしゃべる恐竜! どうやら恐竜の脳内に寄生するゼリー状の生物が言葉を発しているらしいのだが、まさかそれが「***」だとは…!? 次次に披露される奇抜なアイデア、先の読めない展開。実力派作家が描く、心躍るアドベンチャーSF。

書籍版:さよならダイノサウルス (ハヤカワ文庫SF)


恐竜キングがあらわれた (ダイナソー・パニック 1)

2008年

レックス・ストーン(著)

ひみつの洞窟を通って恐竜の世界に入り込んだジェイミーとトムは、友だちになった小型恐竜のワンナとともに恐竜ワールドの探検に出かけます。しかし、すぐに肉食恐竜のティラノザウルスに襲われ、逃げまわるはめに。……白亜紀の世界へのひみつの通路を見つけたジェイミーとトムの冒険の物語。パラパラマンガもついて読んで遊んで楽しさ2倍!

「恐竜だあ!」―ほんものの恐竜です。ジェイミーとトムは、ひみつのどうくつをとおって、大むかしの恐竜の世界へやってきたのです。ふたりは小さな恐竜と友だちになれました。でも、そのあとにあらわれた恐竜は……。

書籍版:ダイナソー・パニック (1) 恐竜キングがあらわれた


滅亡の星、来たる ダイノコンチネント

2009年

山元弘(著)

アメリカ国内を飛行中の旅客機が遭難した。たどり着いた先は、六千五百万年前、恐竜が生きていた白亜紀だった! タイムスリップ!? 五百年後、生き延びた乗客たちの子孫は、多くのコロニーを作り暮らしていた。そして、予言として語られていた“落ちてくる星”が現実味を帯びて来た頃。シャイニングコーストに住んでいたシロウとサユルの兄妹の生活にも変化が……。

書籍版:滅亡の星、来たる―ダイノコンチネント シェアード・ワールド・ノベルズ (徳間デュアル文庫)


夜の殺戮者―ダイノコンチネント シェアード・ワールド・ノベルズ

2009年

友野 詳、番棚 葵、田辺 あひる(著)

ボランティア活動を主とする国際的な組織「IVDS」。その訓練に参加していた日本の高校生たちがいきなり、白亜紀にタイムスリップしてしまった。そこには、絶滅したはずの恐竜だけでなく、彼らと同じようにタイムスリップした人たちの末裔がいた。丈流と恭介。楓とあやめ。祐介と仄香。バラバラの場所にたどり着いた彼ら三組。さまざまなカルチャーショックと数々の試練が待ちかまえていた……。

書籍版:夜の殺戮者―ダイノコンチネント シェアード・ワールド・ノベルズ (徳間デュアル文庫)


恐竜がくれた夏休み

2009年

はやみね かおる(著)

恐竜ロロが現代にタイムスリップ! 時空石にのってタイムスリップしたきた恐竜のロロと個性的な小学生の男の子と女の子のひと夏のファンタジー。なぜ、恐竜は滅びたのか?なぜ現代に現れたのか?

ねぇ、人類って、どれくらいまえに現れたの? 五日連続同じ夢を見た不思議な体験が、すべてのはじまり。学校にひそむ不思議なうわさの秘密を探ろうとするうちに夢で見た恐竜に遭遇! その恐竜が地球の未来を教えてくれた……。

書籍版:恐竜がくれた夏休み