『アウトランダー』シリーズ
著者ダイアナ・ガバルドン:アリゾナ州に生まれ育ち、現在も家族とともに住んでいる。動物学で学士号、海洋生物学で修士号、行動生態学で博士号を取得、大学教授として長年教鞭をとる。
時の旅人クレア〈1〉アウトランダー〈1〉
空前のロマンティック・アドベンチャー巨編いよいよ開幕! 「好きな本を一冊だけ挙げろと言われたら、迷うことなくアウトランダー・シリーズを選ぶわ/リンダハワード」第二次大戦終結直後、従軍看護婦だったクレアは夫とともにスコットランドのハイランド地方で休暇を過ごしていた。ある日、地元の人間に教えられてストーン・サークルを訪れた彼女は、突如異様な感覚に襲われ、意識が混濁する。
気がつくと、古めかしい衣装の戦士たちが眼前で戦いを繰り広げていた。逃げかけた彼女を捕らえた男の顔を見ると、夫にうりふたつ。こともあろうに、その男は夫の先祖だった。クレアは18世紀にタイムスリップしていたのだ!
世界中で人気沸騰のロマンティック・アドベンチャー巨編、いよいよ開幕!
書籍版:時の旅人クレア〈1〉―アウトランダー〈1〉 (ヴィレッジブックス)
時の旅人クレア〈2〉アウトランダー〈2〉
世界中で愛読される冒険とロマンスの娯楽巨編いよいよ佳境へ!極悪非道なランダル大尉の魔手がクレアに迫る!「・・・・・・死が二人を分かつまで」
クレアの誓いの言葉が静かなチャペルに響いた。奇しくも、そこは200年後に彼女とフランクが結婚式を挙げるチャペルだった。こうしてクレアは、18世紀のスコットランドで若き戦士ジェイミーの妻となった。極悪非道なイングランド軍大尉ランダルから逃れる手段としての結婚だったが、ジェイミーの魅力には抗しがたいものがあり、クレアにとっては心安らぐ日々が続いた。
だが、ある日ジェイミーの言いつけにそむいてストーン・サークルへ向かったばかりに、彼女はとうとうランダルの掌中に!
書籍版:時の旅人クレア〈2〉―アウトランダー〈2〉 (ヴィレッジブックス)
時の旅人クレア〈3〉アウトランダー〈3〉
ロマンティック・アドベンチャーの最高傑作『時の旅人クレア』興奮と感動の完結編!ついにクレアはジェイミーに真実を打ち明けた。自分が20世紀から来た人間だということを。ジェイミーは愛する彼女の言葉を信じてくれた。
やがて二人はジェイミーの故郷を訪れるが、そこで聞かされたのは彼の姉にまつわる意外な真実。それを知ったジェイミーは姉の手を握り締めた……。
しかし、平穏な暮らしは突如引き裂かれた。ジェイミーが敵に囚われたのだ。なんとか救出しようとするクレアに、ドゥーガルが言う……ジェイミーが助かる可能性はない! 非情な言葉がクレアの心に突き刺さる……。
書籍版:時の旅人クレア〈3〉アウトランダー〈3〉 (ヴィレッジブックス)
ジェイミーの墓標〈1〉―アウトランダー〈4〉
1968年、夫フランクと死別したクレアは、19歳になった愛娘のブリアナを連れてスコットランドのハイランド地方を訪れた。彼女がこの地に来た目的は二つ。一つは18世紀のジャコバイトの反乱で生き残ったハイランドの男たちの名前を調べること。もう一つの目的はブリアナに、彼女の真の父親はフランクではなく、18世紀に生きた戦士ジェイミー・フレイザーであると打ち明けることだった…。果たしてクレアはなぜジェイミーと別れ、20世紀に戻ってしまったのか?『時の旅人クレア』に続くロマンティック・アドベンチャー巨編ついに登場。
書籍版:ジェイミーの墓標 1 (ヴィレッジブックス F カ 3-4 アウトランダーシリーズ 4)
ジェイミーの墓標〈2〉―アウトランダー〈5〉
1744年、ジェイミーはクレアとともにハイランドを離れ、パリで暮らしていた。親戚の力添えがあったため、ワイン商として国王や貴族たちと交流できるほどの華やかな暮らしぶりだった。だが、ふたりには秘められた大きな目的があった。それは翌年45年に起きるはずのジャコバイトの反乱を未然に防ぐこと。しかし、やがて思いもよらぬ事件が勃発する。惨死したはずの暴虐非道な仇敵がジェイミーの前に立ちはだかったのだ。その結果もたらされるものは、二度とジェイミーに会いたくないとクレアに思わせるほどの苛酷な運命だった。
書籍版:ジェイミーの墓標 2 (ヴィレッジブックス F カ 3-5 アウトランダーシリーズ 5)
ジェイミーの墓標〈3〉―アウトランダー〈6〉
英国の王位僭称者チャールズ・スチュアートの奸計にはまり、ジェイミーはチャールズが企てた反乱に加わらざるをえなくなった。そうなった以上、1746年の虐殺を防ぐ道はただひとつ、反乱軍に勝利をおさめさせることだった。圧倒的多数のイングランド軍を相手に回し、ラリーブロッホの男たちを率いて獅子奮迅の活躍をするジェイミー。看護婦の経験を生かして献身的に負傷者の世話をするクレア。地獄のような戦場にいても、ふたりは一心同体だった。ある衝撃的な事実が判明するまでは…。『ジェイミーの墓標』堂々完結。
書籍版:ジェイミーの墓標 3 (ヴィレッジブックス F カ 3-6 アウトランダーシリーズ 6)
時の彼方の再会〈1〉―アウトランダー〈7〉
1746年、カローデンの戦いにおいてハイランド軍は壊滅的な打撃をこうむった。ジェイミーはその戦いで死ぬつもりだったが、辛くも生き長らえた。しかも、イングランド軍に捕まったものの、過去の行ないが幸いしてただひとり処刑を免れる。しかし、クレアと別れて孤独にさいなまれる彼をその後襲うのは、新たな試練の数々だった…。一方、20世紀に戻ったクレアはジェイミーの消息を調べつづけた結果、ついにある決断を下した!『時の旅人クレア』『ジェイミーの墓標』につづくアウトランダー・シリーズ第3弾いよいよ登場。
書籍版:時の彼方の再会 1 (ヴィレッジブックス F カ 3-7 アウトランダーシリーズ 7)
時の彼方の再会〈2〉―アウトランダー〈8〉
愛娘ブリアナと別れ、クレアはふたたび時空を超えた―かつて永遠の愛を誓ったジェイミーがいる18世紀のスコットランドへと。調査によれば、ジェイミーはA・マルコムという名前で印刷業を営んでいるはずだった。その名を掲げた看板を見つけ、クレアの胸は躍る。そしてふたりはついに20年ぶりの再会を果たした。強く抱き合い、熱い涙をとめどなく流すふたり。しかし、離れ離れだった歳月はあまりにも長く非情で、ふたりの前途にはさらなる苛酷な運命が待ち受けていた……。
書籍版:時の彼方の再会 2 (ヴィレッジブックス F カ 3-8 アウトランダーシリーズ 8)
時の彼方の再会〈3〉―アウトランダー〈9〉
アザラシの島へ宝物を取りにいったヤング・イアンは、海賊とおぼしき男たちに誘拐されてしまった。フランスに住むジェイミーのいとこジャレドの協力を得て彼らの船が西インド諸島へ向かったらしいことを知ったクレアたちは、ジャレドに船を提供してもらい、追跡を開始する。だが、一緒に乗船したジェイミーの仲間の中にはジェイミーの命を狙う裏切り者が潜んでいる上、新たな災厄に見舞われて、クレアは彼と離れ離れに…。果たして決死の航海の果てに待つものはなにか? スリルと感動に満ちた歴史冒険ロマンス巨編『時の彼方の再会』堂々完結。
書籍版:時の彼方の再会 3 (ヴィレッジブックス F カ 3-9 アウトランダーシリーズ 9)
妖精の丘にふたたび〈1〉―アウトランダー〈10〉
1767年、アメリカ大陸にたどり着いたクレアとジェイミーたちは、ノース・カロライナに住むジェイミーのおばのもとをめざすことにした。つらい旅路のあいだもジェイミーの愛は変わらず、ある日クレアに素晴らしい贈り物をして、こう言う―「24年前のきょう、おれはきみと結婚した。それをきみが後悔しないことを願っている」だが、そんな彼の他人に対する優しさが、やがて思いもよらぬ不運な事態を招くことに…。『時の旅人クレア』『ジェイミーの墓標』『時の彼方の再会』につづく感動のロマンティック・アドベンチャー巨編第4弾いよいよ登場。
書籍版:妖精の丘にふたたび 1 (ヴィレッジブックス F カ 3-11 アウトランダーシリーズ 10)
妖精の丘にふたたび〈2〉―アウトランダー〈11〉
1767年、クレアとジェイミーは新天地アメリカの山あいに定住の地を見つけ、開墾作業に追われていた。辛くとも、希望に満ちた日々だった。一方、20世紀で過去の資料を調べるロジャーはある日、1776年当時の小さな新聞記事を見つけ、慄然とした。そこに記されていたのは、クレアとジェイミーのあまりにも悲しい運命だった。しかし、誰も過去を変えることはできない―ロジャーはそう諦観するが、愛するブリアナがいつのまにか消息を絶ったことを知る。果たして彼女の行方は?それを突き止めるためには、ふたたび妖精の丘へ赴かねばならなかった……。
書籍版:妖精の丘にふたたび (2) (ヴィレッジブックス―アウトランダー (F-カ3-12))
妖精の丘にふたたび〈3〉―アウトランダー〈12〉
18世紀のアメリカでブリアナはとうとう母クレアに再会し、実の父親ジェイミーと初の対面を果たした。抱き合って喜びの涙を流す母と娘。一方、父と娘はためらい、はにかみつつも、少しずつ打ち解けていく。だが、愛するブリアナのあとを追ってきたロジャーは、ジェイミーの誤解のせいで、想像を絶する窮地に立たされてしまった。そして、ブリアナのほうも、誰にも言えぬ辛い秘密を胸に秘めていた…。アウトランダー・シリーズ第4弾『妖精の丘にふたたび』堂々完結。
書籍版:妖精の丘にふたたび 3 (ヴィレッジブックス F カ 3-13 アウトランダーシリーズ 12)
燃ゆる十字架のもとに〈1〉―アウトランダー〈13〉
1770年の秋、ノース・カロライナでは植民地のハイランダーが盛大な集会を催していた。最終日の今日は、結婚式や子供たちの洗礼式がとり行われる。愛息ジェミーを授かったブリアナ、二人のためにこの時代にとどまったロジャー。クレアとジェイミーは悲劇を乗り越え、婚礼の日を迎えた彼らの幸せを強く願わずにはいられなかった。しかし、折しもイギリス本国が頻発する植民地側の暴動の鎮圧に乗り出し、クレアたちはその渦中に呑み込まれていく…。『時の旅人クレア』『ジェイミーの墓標』『時の彼方の再会』『妖精の丘にふたたび』につづく待望のシリーズ、いよいよ登場。
書籍版:燃ゆる十字架のもとに〈1〉―アウトランダー〈13〉 (ヴィレッジブックス)
燃ゆる十字架のもとに〈2〉―アウトランダー〈14〉
反乱軍鎮圧のため、心ならずも民兵軍を組織したジェイミーは、クレア、ロジャーたちとともに愛する土地をあとにする。ある晩のこと、野営地に年若い猟師ジョサイアが突然、姿を見せる。どこか不審なその様子に、ジェイミーは隊をロジャーに任せ、クレアと二人でジョサイアが暮らしていたという農場へ向かう。が、そこで思いもかけぬ事態が!一方、留守をあずかるブリアナは、偶然にも父の密かな決意と悲愴な誓いを知ることに―そして、過去の秘密にかかわる新たな企みが、クレアたちのあずかり知らぬところで、着々と仕組まれていた。それも意外な人物に向けて……。
書籍版:燃ゆる十字架のもとに〈2〉―アウトランダー〈14〉 (ヴィレッジブックス)
燃ゆる十字架のもとに〈3〉―アウトランダー〈15〉
イギリス本国に対する暴動がいっそう激しさを増すなか、反乱軍制圧のため、ふたたび民兵軍が召集された。5月、川を挟んで両者のにらみ合いがつづくグレート・アラマンス野営地。ジェイミーはこの戦を思いとどまらせようと、反乱軍リーダーのひとりであるハズバンドを捜しだすよう、ロジャーに命じる。意気あがる反乱軍の只なかを向かうロジャー、そこで、彼は思いがけなくなつかしい顔を見つけるのだった―だが、この意外なめぐり合わせが、ブリアナを打ちのめす、まさかの事態を引き起こすことになろうとは……。
書籍版:燃ゆる十字架のもとにIII アウトランダー15 (ヴィレッジブックス F カ 3-16 アウトランダーシリーズ 15)
燃ゆる十字架のもとに〈4〉―アウトランダー〈16〉
晩秋のフレイザーズ・リッジ―クレアたちは、つかの間の穏やかな日々を送っていた。しかし、それも長くは続かなかった。あろうことかジェイミーが森で致命的な大怪我を負ってしまったのだ。放っておけば死に至りかねない深刻な症状は、彼から気力を奪ってしまう。そのただならぬ様子にクレアは動揺を隠せない。それでも家族が見守るなか、ある大きな決断を下すのだった。それは、愛する人の死をも覚悟した大きな賭けでもあった! 衝撃につぐ衝撃、アウトランダー・シリーズ第5弾『燃ゆる十字架のもとに』堂々完結。
書籍版:燃ゆる十字架のもとにIV アウトランダー16 (ヴィレッジブックス F カ 3-17 アウトランダーシリーズ 16)
炎の山稜を越えて〈1〉アウトランダー17
1773年春、独立戦争まであと2年。クレアたちが暮らす山深い地にも戦火の兆しが見えはじめていた。周辺の家々が何者かに襲われ全焼し、住人が死体で見つかるという痛ましい事件が起きていたのだ。その悲惨な光景にクレアは新聞記事に書かれていた自分たちの運命を重ね合わせずにはいられなかった。そして、ジェイミーは英国支配を認める王党派とも独立派とも等しく距離を保とうと苦慮するが、そんな彼に反感を抱く者たちに不穏な動きが……『時の旅人クレア』『ジェイミーの墓標』『時の彼方の再会』『妖精の丘にふたたび』『燃ゆる十字架のもとに』につづくシリーズ待望の第6弾。
書籍版:炎の山稜を越えてI アウトランダー17 (ヴィレッジブックス)
炎の山稜を越えて〈2〉アウトランダー18
秋、ウィスキー造りの季節になった。数週間ぶりにジェイミーとリッジのわが家に戻ったロジャーは家族の無事に安堵を覚えずにはいられなかった。行き道に遭遇した無残に奪われた幼い命のことがずっと頭から離れなかったのだ。何者かによる相次ぐ悪質な焼き打ち事件は、誰の心にも不穏な影を落としていた。そんななかリッジでも見過ごすことのできない気がかりな問題が…。ブリアナが打ち明けたマーサリについてのある心配事―。事情を聞き、真相を確かめるべく妊娠中の彼女に会いに向かったクレア。だがそこで、思いもよらぬ怖ろしい事態に巻き込まれてしまう……。
書籍版:炎の山稜を越えてII アウトランダー18 (ヴィレッジブックス)
炎の山稜を越えて〈3〉アウトランダー19
8月、ジェイミーのおばの邸ではボニー・プリンス・チャーリーの逃走を助けた“反乱のヒロイン”、フローラ・マクドナルド一家の移住を歓迎し、盛大なパーティーが催された。英国の植民地政策を支持するフローラの演説に聴き入るハイランダーを前に、ジェイミーの思いは複雑だった。独立派として英国に反旗を翻せば、国王に忠誠を誓わされた彼らと袂を分かつことになる。とその最中、いつになく取り乱したおばの姿が。ある男が訪れ、彼女の邸に隠された金塊の返還を求めたという。どうして今になって?そして、おばを案じて邸にとどまったクレアたちの元にも意外な人物が現れ……。
書籍版:炎の山稜を越えてIII アウトランダー19 (ヴィレッジブックス)
炎の山稜を越えて〈4〉アウトランダー20
春四月、夜のしじまを破る一発の銃声。ついにあの有名な戦いの火蓋が切られたのだ。ベッドで身を寄せ合うブリアナとロジャーは、自分たちの時代より二百年も前に起きた歴史的事件を、今まさに肌で感じていた。ジェイミーたちはできうる手を打ち、この戦いに備えてきた。いよいよ始まる―が、悪魔は意外なところから現れた。ある日、母屋にクリスティー一家が姿を見せた。マルヴァが妊娠したというのだ。そして、マルヴァの口から出た言葉はクレアを打ちのめし、正気を失わせるに充分だった。やがて最悪の事態が…新たなる事件、これまでの数々の謎が明かされる、急転直下の怒涛の展開、シリーズ第6弾ついに完結。
書籍版:炎の山稜を越えてIV アウトランダー20 (ヴィレッジブックス)
遥かなる時のこだま〈1〉アウトランダー21
「わたしたちは無事に…」1980年、スコットランド。ラリーブロッホで暮らすブリアナとロジャーのもとに200年の時を越えて両親の書き残した手紙が届いた。1776年12月、新聞記事のとおり母屋は焼け落ちたが家族は助かった。しかし戦争は始まったばかりだ。ジェイミーとクレアは春を待ってスコットランドに旅立つことを決める。印刷機を回収し、ペンを武器に戦うためだ。だが戦時の最中、乗せてくれる船が現れぬまま王党派の温床で足止めを食うことに。一方、英国軍将校として前線で戦う息子ウィリアムを案ずるジョン・グレイのもとに、フランスから招かれざる客が訪れていた―。待望のシリーズ第7弾。
遥かなる時のこだま〈2〉アウトランダー22
遠ざかってゆくノース・カロライナの浜辺。ようやくスコットランドまで乗せてくれる船を見つけたジェイミーとクレアだが、出航早々予期せぬアクシデントに見舞われる。やむなく行き先を変更し、英国軍迫る戦場の砦タイコンデローガへ向かうことに…。現代のスコットランドでは、ブリアナがエンジニアとして水力発電所で働きはじめ、ダムの地下トンネルでふしぎな体験をする。ロジャーは“時の旅”のことを子や孫に伝えようと備忘録を綴っていた。一方、各地で情報収集を続けるウィリアムは、人を寄せつけぬ広大な大湿地の奥にある村に向かう途中、思いもよらぬ人物に窮地を求われる―。シリーズ第6作『炎の山稜を越えて』につづく作品。
遥かなる時のこだま〈3〉アウトランダー23
1777年7月、独立宣言発布一周年をフィラデルフィアの反乱派が賑やかに祝うなか、町でボーシャンと再会したジョン・グレイは、彼がファーガスを執拗に追う思いがけない理由を知ることとなる。一方、ジェイミーたちは砦から撤退した大陸軍と行動をともにしていた。追走する英国軍には彼の実の息子ウィリアムの姿があった。彼らは幾度もすれ違うがやがて―。現代のスコットランドでは、子供たちが畏れる謎の男がついに姿を現した。男の正体に驚きを隠せないブリアナとロジャー、だがその衝撃もほどなく彼らを打ちのめす最悪の事態が迫りつつあった!! シリーズ第7弾、怒涛の終幕。
アウトランダー外伝 追憶の時の扉
第二次世界大戦中に両親を亡くしたロジャー。空軍パイロットだった父はイギリス海峡で撃墜されたと聞かされていたが、そこには思いがけない真実の物語があった―ロジャーの両親の物語をはじめ、ケベックとジャマイカを舞台にしたジョン・グレイの冒険譚2篇、“白衣の婦人”をめぐり、パリでジェイミーの甥と義理の娘が巻き込まれる謎の事件。本編とクロスオーバーする魅力的な4篇を収録した傑作オムニバス!
書籍版:アウトランダー外伝 追憶の時の扉 (ヴィレッジブックス)