時間SF&ファンタジー 洋もの


アーサー王宮廷のヤンキー

1889年

マーク・トウェイン(著)

コネチカット生まれのちゃきちゃきのヤンキー、ハンクが昏倒から目を覚ますと、そこは中世円卓の騎士たちの時代だった! 科学の知識で、魔術師マーリンに対抗し、石鹸や煙草作りに始まり、ついには新聞や電話網まで整備して、次第にお人好しのアーサー王の側近として地位を固めていくが…。奇想天外なストーリーでSF小説の元祖とも呼ばれ、ひとつの価値観に凝り固まる現代文明を痛烈に批判する幻の名作が改訂版で登場。

キンドル版:トウェイン完訳コレクション アーサー王宮廷のヤンキー (角川文庫)


タイム・マシン

1895年

H.G.ウェルズ(著)

タイムマシンに乗って80万年後の世界を大冒険!そのとき、人類は?風景は?いったいどうなっている?『透明人間』『宇宙戦争』で有名なウェルズの不滅のSF名作!未来へも過去へも自由に旅行ができるタイムマシンに乗って、タイムトラベラー(時間旅行者)が見てきた80万年後の驚異の世界!ふしぎな建物、地上に住むエロイ人と地下に住むモーロック人の謎の関係。おそわれるタイムトラベラー!そして大冒険の果てに見た3000万年後の地球は?「タイムマシン」の元祖となったウェルズの不滅の名作!

キンドル版:タイム・マシン ウェルズSF傑作集


夏への扉

1956年

ロバート・ハインライン(著)

ぼくが飼っている猫のピートは、冬になると“夏への扉”を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているからだ。そしてぼくもまた、ピートと同じように“夏への扉”を探していた。最愛の恋人と親友に裏切られ、仕事を失い、生命から二番目に大切な発明さえも奪われてしまったぼくの心が、真冬の空のように凍てついてしまったからだ。失意の日々を送っているぼくにも、ピートが信じる“夏への扉”は見つかるのだろうか。

キンドル版:夏への扉


輪廻の蛇

1959年

ロバート・A. ハインライン(著)

酒場を訪れた青年は、おもむろに身の上話を切りだした。「おれがまだ小さな娘だったころ―」。イーサン・ホーク主演で映画化されたタイム・パラドックスの傑作である表題作(映画化名『プリデスティネーション』)、自分を尾行するよう依頼してきた男ホーグ氏をめぐる謎に巻き込まれていく私立探偵の夫婦を描いた「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」など、巨匠ハインラインの精髄を味わえる全6篇を収録した傑作集。

書籍版:輪廻の蛇 (ハヤカワ文庫SF)


未来世界から来た男

1961年

フレドリック・ブラウン(著)

奇想天外な着想と巧妙な話術を身上とする、当代一流のストーリー・テラー、ブラウンがその真価を発揮する短編集。第一部SF編には「二十世紀発明奇譚」以下20数編、第二部悪夢編には「魔法のパンツ」「最後の恐竜」等二十編を収める。未来世界と大宇宙の戦慄、怪奇と幻想に彩られた悪夢の恐怖を綴るブラウンSFの第1弾!

書籍版:未来世界から来た男 (創元SF文庫 (605-1))


たんぽぽ娘 (奇想コレクション)

1961年

ロバート・F・ヤング(著)

たんぽぽ色の髪が風に舞う、未来から来た女はいった。「おとといは兎を見たわ、きのうは鹿、今すあなた」…SF作家ロバート・F・ヤングは、生涯で約二百作の短編を遺した。その魅力を日本で初めて紹介した名訳者・伊藤典夫の編集でおくる、甘く切なく美しいヤング傑作選。永遠の名作「たんぽぽ娘」改訳決定版の他、全十三編。

キンドル版:たんぽぽ娘 | 書籍版:たんぽぽ娘 (奇想コレクション)


時間線を遡って

1969年

ロバート・シルヴァーバーグ(著)

時間旅行を企画・実施する時間サーヴィス公社には、過去を監視し「復旧」することを任務とする時間パトロール隊と、時間観光客を過去に案内する随伴ガイド部がある。ガイドの青年ジャッドは数多の性遍歴の後、ビザンチン帝国で絶世の美女に出会うが……克明なセックス描写とタイム・パラドックスに正面から取り組んだ異色作。星雲賞受賞。この作品は絶版になったようですが、古本は販売されています。画像はアメリカの初版のものです。

書籍版:時間線を遡って (創元SF文庫)


ふりだしに戻る

1970年

ジャック・フィニー(著)

イラストレーターのサイモン・モーリーは、アメリカ政府のプロジェクトにリクルートされ、「過去」1882年へ旅立つ。当時のニューヨークには自動車も、飛行機も、パソコンも、テレビもなかった。辞書には「核」という単語が載っていなかった。鬼才の幻のファンタジー・ロマン。

書籍版:ふりだしに戻る〈上〉 (角川文庫) | ふりだしに戻る (下) (角川文庫)


故郷から10000光年

1973年

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(著)

粒子加速研究所の大惨事が、地球を壊滅させ、ひとりの男を時間の乱流へと押し流した。だが男の意志は強かった。彼はおのれの足で失われた“故郷”へと歩いて帰るべく、遥かなる旅に出立したのだ―。「故郷へ歩いた男」ほか、ティプトリーの華麗なるキャリアの出発点である「セールスマンの誕生」、最高傑作と名高い「そして目覚めると、わたしはこの肌寒い丘にいた」など、全15篇を収録するSFファン待望の第一短篇集。

書籍版:故郷から10000光年 (ハヤカワ文庫SF)


永遠の終り

1974年

アイザック・アシモフ(著)

アンドリュー・ハーランは航宙士……過去と現代の間を行き来し、時間の流れを監視することが彼の仕事である。必要に応じて現実を変え、原因と結果の法則に影響を与えることも許されている。したがって航宙士は感情に左右されてはならない。この仕事で感情的な性格は明らかなハンディキャップなのだ。そんな彼が恋に落ちてしまった。アンドリューは彼女と一緒になるため、時間をひねろうとするが……。

書籍版:永遠の終り (ハヤカワ文庫 SF 269)


創世記機械

1978年

ジェイムズ・P・ホーガン(著)

アメリカ西海岸で技術コンサルタント事務所を開いているマードック・ロスは、スコットランドの古城に住む引退した物理学者の祖父に招かれ、友人のリーとともにイギリスへ向かった。祖父が政府の助けもなく、独力でタイム・マシンを完成させたというのだ。タイム・マシン・テーマにいどんだJ・P・ホーガンのお手並みやいかに。

キンドル版:創世記機械 (創元SF文庫)


アヌビスの門

1983年

ティム・パワーズ(著)

さえない中年の英文学者ブレンダン・ドイルは、好事家として有名な大富豪ダロウの話に思わず耳を疑った。なんとダロウは時間旅行の方法を発見したというのだ。なんでも時の流れには〈孔〉が開いていて、そこを通れば過去へ行くのも未来へ行くのも思いのままらしい。19世紀に赴いてコールリッジの生の講演を聞くというダロウの計画にすっかり乗せられ、時間旅行に参加することに決めたドイルを待ち受けていたものは……。フィリップ・K・ディック記念賞受賞。

書籍版:アヌビスの門〈上〉 (ハヤカワ文庫FT) | アヌビスの門〈下〉 (ハヤカワ文庫FT)


宰相の二番目の娘

1985年

ロバート・F・ヤング(著)

過去にタイムトラベルして歴史上の重要人物を現代へ拉致、そっくりロボットを製作したあと本物は過去へ帰す。それが彼の任務だ。新しい展示企画“千夜一夜物語展”で語り聞かせ場面を再現するため、9世紀へ飛んでシェヘラザードを連れ帰るはずが、彼はまちがえて15歳の妹のほうをさらってしまう。追手を振り切り時間移動したが……ふたりが到着した先は見知らぬ世界だった!

書籍版:宰相の二番目の娘 (創元SF文庫)


タイム・トラベラー―時間SFコレクション

1987年

P.J. ファーマー(著)

流れるだけが時間じゃない! 強者SF作家たちが腕によりをかけた時間料理の数々…。朝、目をさますと4日先の新聞が配達されてきた―。ファーマーの異色作「わが内なる廃墟の断章」の他、ラジカセ片手に若きアマデウスが活躍する話題のサイバーパンク「ミラーグラスのモーツァルト」、失われたバビロンの都が未来に甦るワトスン「バビロンの記憶」など、きわめつきの時間SF全13編。

書籍版:タイム・トラベラー―時間SFコレクション (新潮文庫)


落日の彼方に向けて

1987年

ロバート・ハインライン(著)

目覚めると、ベッドには見知らぬ男の死体が。そして自分のいるのがどこで、いつの時代なのかさっぱりわからない。いったい何が起こったのだろう…。わたしはモーリン・ジョンソン・ロング。長命族の指導者ラザルス・ロングの母であり、その共同妻。植民星テラス・ターシャスにやってきてからというもの、自分の子孫に囲まれて優雅な生活を送っていたのに、昨夜からの記憶がない。わたしは必死になって記憶を探るが……。

書籍版:落日の彼方に向けて〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) | 落日の彼方に向けて〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)


テラプレーン

1988年

ジャック・ウォマック(著)

超大企業ドライコに支配されたアメリカ同様、ロシアも強制消費社会と化していた。ドライコの退役将軍ルーサーは、秘密任務を帯びてこの地を踏んだ。失踪した科学者が発明した画期的空間転移装置を、その科学者ごと奪取しようというのだ。だがルーサーはまだ知らなかった―。この装置が空間のみならず、時間の壁さえ飛びこえる驚異の転送能力をもっていることを。過去と未来をつなぐ悪夢を期待の新鋭が描く驚嘆の問題作。

書籍版:テラプレーン (ハヤカワ文庫SF)


ライトニング

1988年

ディーン・クーンツ(著)

次々と危難に襲われる孤児の美少女の前に現われて彼女の運命を変えようとする男は一体どこから来たのか?大胆な設定のスリラー。いまは流行作家としてときめくローラ・シェーン、かつては孤児院で辛酸をなめた薄倖の美少女だった。これまでの生涯、何度か人生の危機や事故に見舞われそうになったが、そのつど、どこからともなく立ち現われて危難から救ってくれた“騎士”がいた。そのたびに、空には閃光が……。ジャンルを超えた傑作スーパー・スリラー。

書籍版:ライトニング (文春文庫)


時間衝突

1989年

バリントン・J・ベイリー(著)

異星人が残した遺跡を調査していた考古学者ヘシュケのもとに、驚くべき資料がもたらされた。300年前に撮られた1枚の写真。そこには現在よりもはるかに古びた遺跡の姿が写っていた。これはなんらかの詐術か、それとも遺跡が除々に新しくなっているというのか?やがてタイムマシンで過去へと旅立った彼らが見たものは?未来から過去へ流れる時間というアイデアに真正面から挑んだ、波乱万丈、究極の時間SF。

書籍版:時間衝突 (創元推理文庫)


時間飛行士へのささやかな贈物

1991年

フィリップ・K. ディック(著)

アメリカで行なわれた国家的なタイム・トラベル実験で、タイム・トリップ中に爆発事故が起きた。ひとつの空間に同時に複数の物体は存在できないという原則を破ってしまったらしい。時間飛行士たちの運命は…。表題作。ある日チャールズは、ガレージにいる父親がふたりになっているのに気がついた…。「父さんに似たもの」など、読む者を現実と非現実のはざまへと引きずりこむ、名手ディックならではの悪夢にみちた9篇。

書籍版:ディック傑作集〈2〉時間飛行士へのささやかな贈物 (ハヤカワ文庫SF)


タウ・ゼロ

1992年

ポール・アンダースン(著)

50人の男女を乗せ、32光年彼方のおとめ座ベータ星第三惑星をめざして飛びたった恒星船。だが不測の事態が発生する。生まれたばかりの小星雲と衝突し、その衝撃でバサード・エンジンの減速システムが破壊されたのだ。亜光速の船を止めることもできず、彼らはもはや大宇宙を果てしなく飛び続けるしかないのだろうか……? 現代SF史上に一時代を画したハードSFの金字塔登場。

書籍版:タウ・ゼロ (創元SF文庫)


時間的無限大

1992年

スティーヴン・バクスター(著)

人類は、木星軌道上に設置したワームホールをタイムマシンに転換すべく奮闘していた。そんな時、そのワームホールから未来人の船が現れた。乗っていたのは〈ウィグナーの友人〉と名乗る人々で千五百年未来の地球を支配する異星種属クワックスを滅ぼすためにやって来たのだという。だが、その裏には途方もない意図が。ハードSFの新たな旗手が、千五百年の時に隔てられた二つの太陽系の抗争を壮大に描いた傑作長篇。

書籍版:時間的無限大 (ハヤカワ文庫SF)


ドゥームズデイ・ブック

1993年

コニー・ウィリス(著)

歴史研究者の長年の夢がついに実現した。過去への時間旅行が可能となり、研究者は専門とする時代を直接観察することができるようになったのだ。オックスフォード大学史学部の女子学生キヴリンは、実習の一環として前人未踏の14世紀に送られた。だが、彼女は中世に到着すると同時に病に倒れてしまった……はたして彼女は未来に無事に帰還できるのか?ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した、タイムトラベルSF。

キンドル版:ドゥームズデイ・ブック(上) | ドゥームズデイ・ブック(下)


タイム・シップ

1995年

スティーヴン・バクスター(著)

1891年、時間航行家はタイム・マシンに乗り、ふたたび未来へ旅立った。タイム・マシンを発明した時間航行家は、最初の時間旅行から帰還したものの、野蛮なモーロック族に拉致されたエロイ族の少女ウィーナを忘れられなかったのだ。彼女を救うべく時間航行家は西暦80万2701年の未来をめざすが……。英国SF協会賞、ジョン・W・キャンベル記念賞、P・K・ディック賞、クルト・ラスヴィッツ賞受賞。

書籍版:タイム・シップ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) | タイム・シップ〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)


時間旅行者は緑の海に漂う

1996年

パトリック・オリアリー(著)

1991年、ぼくはハリウッドでタイムマシンを燃やした。人生でいちばん狂気じみた、この一年の締めくくりとして。一年間でぼくはエイリアンと恋に落ち、忘れられた夢の秘密を発見し、地球を最終戦争から救い、時間旅行の能力を手に入れたのだ。すべてはあの時から、エイリアンの娘と名乗る女性ローラがぼくの診療所にやってきた時からはじまった……! 夢と現実が交錯するディック的世界を描き、英米で絶賛を浴びた話題作。

書籍版:時間旅行者は緑の海に漂う (ハヤカワ文庫SF)


フロム・タイム・トゥ・タイム 時の旅人

1996年

ジャック・フィニー(著)

過去のある場所にいると思い込むことによって時間旅行を行う能力を持つサイモン。彼の使命は、アメリカ大統領の命を受けてヨーロッパへと向かったまま、行方不明になっている「Z」という男の正体を探り出すことだった。Zはタイタニック号に乗船していた可能性があり、彼が任務を果たしていれば、第一次大戦は起こらなかったかもしれないのだ。かくして、サイモンは1912年のニューヨークへと旅立つ。果たしてサイモンはZの正体を突き止め、歴史を変えることができるのだろうか……。

書籍版:フロム・タイム・トゥ・タイム―時の旅人 (角川文庫)


犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

1997年

コニー・ウィリス(著)

オックスフォード大学史学部の学生ネッド・ヘンリーは、第二次大戦中のロンドン大空襲で焼失したコヴェントリー大聖堂の再建計画の資料集めの毎日を送っていた。だが、計画の責任者レイディ・シュラプネルの命令で、20世紀と21世紀を時間旅行で行ったり来たりさせられたネッドは、疲労困憊、ついには過労で倒れてしまった。シュラプネルから、大聖堂にあったはずの「主教の鳥株」という花瓶をぜひとも探し出せと言われていたのだ。二週間の絶対安静を言い渡されたものの、シュラプネルのいる現代にいては、ゆっくり休めるはずもない。史学部のダンワージー教授は、ネッドをのんびりできるにちがいない、19世紀のヴィクトリア朝へ派遣する。ところが、時間旅行ぼけでぼんやりしていたせいで、まさか自分が時空連続体の存亡を賭けた重要な任務をさずかっているとは夢にも思っていなかった……。

キンドル版:犬は勘定に入れません(上) | 犬は勘定に入れません(下)


レベル3

1998年

ジャック・フィニー(著)

たまたま行き着いた、その駅に存在しないはずの地下3階は、異世界への入口だったのか? 名作の誉れ高い表題作をはじめ、独特の温かさ、優しさ、ユーモアを内包するファンタジックな10篇を収録。

書籍版:レベル3 (異色作家短篇集)


時の扉をあけて

1998年

ピート・ハウトマン(著)

ここはどこだ? 冬はどこに行った? ある冬の夜、扉を開けた少年が見たものは、心地よい夏の夜の風景だった。隠されていた扉は、五十年前の世界への入口だったのだ。たったひとつの願いを胸に、過去へと旅立った少年が得たものは、哀しみに満ちた運命と、ささやかな青春のひととき。感動のタイムトラベル・ファンタジー。

書籍版:時の扉をあけて (創元SF文庫)


タイムライン

1999年

マイケル・クライトン(著)

フランスにある14世紀の遺跡で大学の歴史調査チームが発掘したのは、なんと現代製の眼鏡のレンズと助けを求めるメモだった。その直後、調査チームはスポンサーでもある巨大ハイテク企業ITCによって緊急に呼び出された。遺跡発掘の責任者であるジョンストン教授の救出に協力してほしいというのだ。リーダーのマレクをはじめ、チームのメンバーたちは耳を疑った。その行き先というのが、14世紀のフランスだったからだ。

書籍版:タイムライン〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) | タイムライン〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)


フラッシュフォワード

2001年

ロバート・J. ソウヤー(著)

全世界の人びとが自分の未来をかいま見たら、なにが起こるのか?2009年、ヨーロッパ素粒子研究所の科学者ロイドとテオは、ヒッグス粒子を発見すべく大規模な実験をおこなった。ところが、実験は失敗におわり、そのうえ、数十億の人びとの意識が数分間だけ21年後の未来に飛んでしまった!人びとは、自分が見た未来をもとに行動を起こすが、はたして未来は変更可能なのか…ソウヤーが時間テーマに大胆に挑戦する問題作。

書籍版:フラッシュフォワード (ハヤカワ文庫 SF ソ 1-12) (ハヤカワ文庫SF)


クロノリス−時の碑−

2001年

ロバート・チャールズ・ウィルスン(著)

20年先の未来から次々と送り込まれる巨石、クロノリス(時のモノリス)がその出現エネルギーで都市を破壊してゆく。空前の時間侵略戦争。『時間封鎖』の著者が贈る巨編。

2021年、タイ。とある夏の未明、天を衝くかのごとくに巨大な塔が轟音とともに出現した。それには20年先の未来の日付が刻まれていた。クロノリス(時の石)と名付けられた巨塔は、その後も続々と現代へ送り込まれ、出現エネルギーで世界各地の都市を破壊してゆく。アメリカの国家機関はついにその出現予知に成功するが…。物語は刻々と2041年へ迫りゆく。空前の時間侵略SF。キャンベル記念賞受賞作。

書籍版:クロノリス−時の碑− (創元SF文庫)


時限捜査

2004年

ジェイムズ・F・デイヴィッド(著)

幼い娘を失って以来、酒に依存する敏腕刑事カイル・ソマーズは、西海岸を震撼させる幼児連続殺人犯“クレイドルラバー”の特捜査班長に任命される。キャリア復活を賭けて捜査にあたるカイルは、子どもに関連する事件を調べるうちに、土壇場で被害者を救いだしていた“青い肌の男”の存在を知る。事件を予知したかのように現場に現われる謎の男と殺人犯、双方を追う捜査の行方は。

書籍版:時限捜査上 (創元推理文庫) | 時限捜査下 (創元推理文庫)


時間封鎖

2004年

ロバート・チャールズ ウィルスン(著)

ある夜、空から星々が消え、月も消えた。翌朝、太陽は昇ったが、それは贋物だった…。周回軌道上にいた宇宙船が帰還し、乗組員は証言した。地球が一瞬にして暗黒の界面に包まれたあと、彼らは1週間すごしたのだ、と。だがその宇宙船が再突入したのは異変発生の直後だった―地球の時間だけが1億分の1の速度になっていたのだ!ヒューゴー賞受賞、ゼロ年代最高の本格SF。

書籍版:時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫) | 時間封鎖〈下〉 (創元SF文庫)


タイムトラベラー 消えた反重力マシン

2006年

リンダ・バックリー・アーチャー(著)

ピーターはロンドンに住む12歳。両親は仕事でいそがしく、いつも約束を守らない父親とついに大げんかをしてしまう。見かねたお手伝いのマルグリットが知り合いの農場へピーターを連れ出すと、そこには物理学者のダイアー博士と6人の子供たちがいた。ひょんなことから、ダイアー博士の研究所へついていくピーター。そこで遊んでいるうちに、「反重力マシン」が動きだし、博士の長女ケイトとともに、時空を超えて18世紀へ。衝撃で気を失っているあいだに、ポケットのお金と反重力マシンを泥棒に盗まれて…。電話も車も警察もない、紳士も泥棒も殺人鬼もごちゃまぜの世界からピーターはぶじ戻ってこられるのか!? SF冒険ファンタジー。2007年ブランフォード・ボウズ賞特別推薦作品。

書籍版:タイムトラベラー 消えた反重力マシン | タイムトラベラー2 ふたつの反重力マシン | タイムトラベラー3 さらば反重力マシン


時の地図

2009年

フェリクス J.パルマ(著)

1896年ロンドン。恋人を切り裂きジャックに惨殺され、大富豪の息子アンドリューは、失意の底にあった。彼は、西暦2000年へのタイムトラベル・ツアーを催す時間旅行社を訪ねた。時間をさかのぼり、切り裂きジャックから恋人を救おうというのだ。だが旅行社は過去には行けず、彼は小説『タイム・マシン』を発表したH・G・ウエルズの力を借りることに。一方、上流階級の娘クレアは、2000年へのタイムトラベルに参加するが……

キンドル版:時の地図 (上) | 時の地図 (下)


13時間前の未来

2009年

リチャード・ドイッチ(著)

無惨に殺された妻ジュリアを救うことが出来るかもしれない。懐中時計を持っていれば、ニックは2時間前へと跳躍する。1時間が経てばその2時間前に。だが13時間目からは時空は通常に戻り、運命は固定される。過去は、そして現在は変えることが出来るのか? 時計を授けた初老の男とは? 必死に解決への手がかりを探るニックに、刻々とその瞬間が迫る。ジェットコースター・ノベル。

書籍版:13時間前の未来〈上〉 (新潮文庫) | 13時間前の未来〈下〉 (新潮文庫)


11/22/63

2011年

スティーヴン・キング(著)

巨匠がまたもや代表作を生み出してみせた! 過去へ旅することのできる「扉」の存在を知った男はケネディ暗殺阻止に挑む。キングにしか書けない壮大な物語。落涙保証の感動大作!!

小さな町の食堂、その倉庫の奥の「穴」。その先にあるのは50年以上も過去の世界、1958年9月19日。このタイムトンネルをつかえば、1963年11月22日に起きた「あの悲劇」を止められるかもしれない……ケネディ暗殺を阻止するためぼくは過去への旅に出る。世界最高のストーリーテラーが新たに放った最高傑作。

書籍版:11/22/63 上 | 11/22/63 下


ハヤブサが守る家

2011年

ランサム・リグズ(著)

大好きだった祖父の凄惨な死。祖父の最期のことばを果たすべく訪れた、ウェールズの小さな島で見つけたのは、廃墟となった屋敷と古い写真の数々…。50枚の古い写真が紡ぐ、奇妙な奇妙な物語。

書籍版:ハヤブサが守る家 (海外文学セレクション)