8.ありえない惑星 (2006年6月3日放送)
9.サタンの地獄 (2006年6月10日放送)
脚本:マット・ジョーンズ
監督:ジェームス・ストロング



二部作。ドクターとローズは深宇宙にある未来の宇宙基地にやってくる。この宇宙基地はブラックホールの近くにある惑星クロプ・トールの上に建てられていた。普通だったら惑星はブラックホールの重力に引き込まれてしまうはずなのだが、なぜか物理の法則に反してブラックホール周辺の軌道を公転していた。惑星の中心部に正体不明のパワー源があり、その力がブラックホールの重力を相殺していたのだ。調査チームは穿孔機で惑星に穴を掘り、惑星の中心部にあるパワー源の正体を突き止めようとしていた。また、この宇宙基地には「ウード」と呼ばれる従属エイリアン種がおり、調査員たちの面倒を見ていた。ウードは仕えることに存在意義を見出す奇特なエイリアンなのだった。その一方で、考古学者のトビーは惑星の古代遺跡から発見された古代文字を解読しようとしていた。そのとき、彼の耳元で不気味な声がささやかれた……。

これはシリーズ2の目玉ともいうべき力作です!イギリスの日刊紙『ガーディアン』は本作品を『エイリアン』+『マトリックス』÷『エクソシスト』と評しました。閉塞的な宇宙基地の中で展開するサスペンスは正に『エイリアン』に匹敵。CGの特殊効果もお見事!映画館で上映してもおかしくない大作です!
このエピソードに登場する「ウード」は口からたくさんの触手が伸びた、とても醜いエイリアン。彼らは「ビースト(和訳:獣)」と呼ばれる悪魔にとりつかれ、ビーストの意のままに動く軍団になります。ビーストは二本の角がはえた巨大な悪魔で、クロプ・トール星の中心部に閉じ込められています。ビーストは「光の信徒」たちによってクロプ・トール星の中心部に閉じ込められました。更に念を入れて、惑星はブラックホール「K37ジェム5」周辺の軌道に乗せられました。もしビーストが逃げ出そうとしたら、軌道が壊れて、惑星はブラックホールの中に吸い込まれるように配慮されたのです。この生き物はたくさんの名前を持っていますが、そのうちの一つはサタン。ドクターによると、世界中の様々な宗教に出てくる悪魔はこのビーストが元になっているとのことです。
なお、ウードについては、シリーズ4の『ウードの惑星』で彼らの秘密が明らかにされます。