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■FRINGE/フリンジ

原題: Fringe
放映年月日:2008年09月09日〜
製作国: アメリカ・カナダ
創案者:
J.J.エイブラムズ、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチ
主演者:
アナ・トーヴ ... オリヴィア・ダナム
ジョン・ノーブル ... ウォルター・ビショップ博士
ジョシュア・ジャクソン ... ピーター・ビショップ
ブレア・ブラウン ... ニーナ・シャープ
ジェシカ・ニコール ... アストリッド・ファーンズワース
放映時間:42分

バイオテロ集団、ZFTが現代科学では説明不可能な事件を起こし始めた。この問題に対処するため、FBIに「フリンジサイエンス(非主流派科学)部門」が設立された。この部門に配属されたFBIエージェント、オリヴィア・ダナムと、非主流派の科学者、ウォルター・ビショップ、ウォルターのひとり息子、ピーター・ビショップ、そして実験室の助手、アストリッドが奇怪な事件の数々を調査する。

■有名サイトの評価 (2011年8月6日現在)
インターネット映画データベース: 8.7
TV.com: 8.9 / 10(すばらしい)

フリンジは複雑に作りこまれたドラマなので、シーズン1で明らかにされた情報に基づき、要旨を以下にまとめました。

■パターン
FBIの「フリンジサイエンス部門」は「パターン」を調査するために設立された。パターンとは世界中で起こっている奇妙なできごとの総称である。これらのできごとは、飛行機に乗った人々が文字通り溶けてしまったり、子供が失踪して数年後に当時のままの姿で現れたりと多種多様。パターンは、全世界を研究室とみなして実施されている一連の実験と考えられている。調査を進めるうちに、パターンは謎の集団 "Zerstorung durch Fortschritte der Technologie(技術的進歩による破壊)"、略称ZFTと結びついていることが明らかになる。

■ZFT
シーズン1第7回のエピソードで、FBIエージェント・ミッチェル・ロウブの心臓に寄生虫が巻きついた際、その寄生虫のDNA配列を解読したら、ZFTになった。ZFTとは組織名で、ウィリアム・ベル(マッシヴ・ダイナミック社の設立者で、ウォルター・ビショップの元同僚)が資金提供をしているらしい。会員数は不明だが、会員は83カ国に散らばっていると見られている。ZFT会員は従来の意味でのテロリストではなく、麻薬や武器の代わりに、「科学的な進歩」を取引している。パターンに関連した事件は、科学的な理論や実験が機能していることの証明に過ぎないのかもしれない。

ZFTのメンバーは声明書の規則に従って活動している。この声明書にはふたつの重要な項目がある。ひとつは、我々の次元よりも科学的に発達した次元が存在すること。もうひとつは、来るべき次元間戦争で生き残れるのはひとつの次元のみだということである。ZFTは、この次元間戦争で戦う能力を持つスーパー兵士軍団を養成しようとしているのだ。だが、この声明書には欠けている章がある。それは倫理要綱を述べた章である。

■ウォルター・ビショップ
FBIエージェントのオリヴィア・ダナムは「パターン」の事件に、ウォルター・ビショップ博士が関わっていることを突き止める。ビショップ博士はかつて信望を集めるハーバード大学の生化学者だったが、アメリカ政府に雇われ、テレポーテーションや遺伝子工学といったフリンジサイエンスの技術を開発するようになった。ところが、研究室で事故が起こり、助手が命を失ったことから、彼の職業倫理が問われるようになった。そして彼は人体実験をおこなったことを非難され、精神病院に収容された。オリヴィアは事件の調査のためにウォルターの助力が必要と判断し、ウォルターの息子、ピーターの協力を得て、博士を精神病院から退院させた。

■ウィリアム・ベルとマッシヴ・ダイナミック
ウィリアム・ベルはハーバード時代、ウォルター・ビショップの研究パートナーだったが、ウォルターが精神病院に収容された後、マッシヴ・ダイナミックという複合企業を設立した。この企業の主任、ニーナ・シャープはパターンに関与しているようだ。

■監視者
各エピソードの背景に必ず現れる人物がいる。それは監視者と呼ばれるはげ頭の男である。彼はフリンジのチームが調査する様子をつぶさに観察し、記録している。監視者について知られていることはごく限られている。彼に味覚がないこと、そしてテレパシーで交信する能力を持つことだけはわかっている。また、彼は長年にわたりウォルターとピーターを観察している。ふたりが事故にあったとき、彼はふたりを救った経緯がある。

■絵文字
ドラマの合間に黒を背景にした画像が表示されるが、これは絵文字であり、各画像にはアルファベットの文字があてがわれている。この文字をつなぎ合わせると単語になる。また、ファンの推測によると、各画像には意味があるとのことである。たとえば、カエルはオリヴィアを象徴する。カエルが水中と陸上の両方で生息できるように、オリヴィアはふたつのパラレル・ユニバースで生きられるからだそうだ。また、タツノオトシゴはウォルターを象徴するらしい。タツノオトシゴはオスが受胎する習性があり、息子を男手で育てたウォルターの状況に似通っているからだそうだ(ウォルターの妻は自殺した)。→絵文字の詳細は
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■フリンジ:シーズン3最終回『私たちが死んだ日』

■どんでん返しの連続、衝撃的な結末 

このレビューにはネタバレを含めないよう努めました。ただし、ヒントのようなものは含まれています。

『FRINGE/フリンジ』シーズン3のフィナーレは3部構成になっており、最後の3回のエピソードで、青バース(こちら側の世界)と赤バース(あちら側の世界)の戦いがクライマックスに達し、その顛末が描かれた。

シーズン3の前半では、「こちら側の世界」と「あちら側の世界」の状況が一回ごとに代わり番こに描かれたが、「こちら側の世界」が描かれる回では、オープニング・タイトル(テーマ曲が流れる部分)の背景色が青になっていた。「あちら側の世界」が描かれる回では、背景色が赤になっていた。そのため、ファンは「こちら側」を青バースと呼び、「あちら側」を赤バースと呼んでいる。

熱心なファンは、この色分けがドラマの中で微妙な形で使われていると推測している。たとえば、扉の色が赤で、服の色が青だったら、そこに象徴的な意味を見出し、分析しているのである。製作者がそんな細かいところにまで配慮しているのか、私の知るところではないが、興味深い説ではある。

うれしいことに、最終回では、タイムトラベルがプロットの展開上、重要な役割を務め、これまでに提示された謎のいくつかがスッキリ解明された。フィナーレにふさわしく終始緊迫した雰囲気で、どんでん返しの連続に驚かされた。最後の最後にぜんぜん予想していなかった状況になり、「えー、これからどうなっちゃうのー?」と思ったところで幕が下ろされた。衝撃度はかなりのもので、その余韻が翌日まで後を引いたほどである。

ひとつだけがっかりさせられたことがある。最後から2回目のエピソード『最後のサム・ワイス』で、謎に満ちたサム・ワイスの正体が明らかにされたが、散々気を持たせられた割にはどうということもない謎解きで、「え?……たったそれだけなの?」と、はぐらかされたような気分になった。もっとも、それは偽の情報だったのかもしれない。そうであることを願っている。

余談だが、最終回でブラッド・ドゥリフがテロリストを演じたのだが、製作者はこのキャラクターを日本人に設定したかったのだそう。だが、それが叶わなかったので、ブラッド・ドゥリフにお鉢が回ったのだそう。


■シーズン2第8回:オーガスト
■シーズン2第18回:ホワイト・チューリップ
■シーズン3第1回:オリヴィア
■シーズン3第10回:ファイアーフライ

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kounan999さんのコメントです。
文句無く面白いが、次の流れがわかるネタバレの様な場面もある。

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