ふしぎな少年

制作国: 日本
放映日:1961年4月3日〜1962年3月31日
主演者
太田博之... 大西三郎(サブタン)
小山源喜... 大西和夫(サブタンの父)
ジュディ・オング... サブタンの姉?
忍節子... サブタンの母?
日下武史... サブタンの兄?

ふしぎな超能力を身につけた少年が大活躍! 四次元世界に迷い込んだサブタンが、もとの世界にもどった時……。時間の流れを自由に止める力を持った少年が、人命救助に悪人退治に大活躍する傑作SF。

NHKで1年にわたり放送された子供向けドラマ。手塚治虫原作の漫画を連続ドラマ化したものです。

当時、NHK演出部の辻真先が、手塚治虫の『新世界ルルー』に着目したことがきっかけとなって、このシリーズが生まれました。『新世界ルルー』で、主人公のロック少年は、4次元の世界をくぐりぬけ、思うように時間を止めたり、動かしたりする能力を持つようになりました。そこで、辻氏は「時間を止める」という部分をテーマにして、新しいお話を作ることを手塚氏に提案したのだそうです。

こうして、少年サブタンを主人公とする『ふしぎな少年』が誕生、テレビ放映と同時に、講談社の月刊雑誌『少年クラブ』で連載が始まりました。ところが、この雑誌が1962年12月に無期休刊になってしまったことから、『ふしぎな少年』の物語にも幕が引かれました。

TVドラマは生放送でしたが、様々な工夫を凝らして、時間の止まった状態を表現したそうです。人々が静止する場面については、この種のドラマでつきものの手法が用いられたそうです。サブタンが「時間よ、とまれ!」と言った瞬間、俳優の人たちが一斉に動きを停止したのです。無理な姿勢で静止した人は、次第に体がグラグラし始めたので、それがかえって面白がられ、当時話題になったとのこと。

主演は太田博之。手塚さんの話によると、当時彼は本当にかわいらしい坊やだったそうです。

ドラマの内容については、手塚さんは次のように述べておられます。

「子どもの番組にしては、わりと大がかりで、何よりも、あのNHKが、かなりふざけてるなーと思うくらい、内容がリラックスしたものでした。反響もそんなに悪くなかったときいています」。

そして、「時間よ、とまれ!」というサブタンのセリフは、当時大流行し、様々なドラマのセリフやタイトルで使われたとのことです。

生放送だったので、映像は残っておらず、今となっては誰も見ることができないのは残念なことです。パイロット版はフィルム撮影されたようですが、現在は所在不明とのことです。少なくとも手塚さんの漫画は残っているので、これを読んで当時の模様を想像するしかありません。

電子書籍版:ふしぎな少年 1 | ふしぎな少年 2

書籍版:ふしぎな少年 (手塚治虫文庫全集)

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小学生の頃 当時まだ珍しかった家のテレビで見ました。太田博之さんだったのですね。江木俊夫さんと勘違いしてました。月光仮面やハリマオーは動画がUPされているのにこれだけ見当たらないのは生放送ゆえにだったのですね。今でも「時間よ止まれ!」という声がまざまざとよみがえってきます。

サンさん(2016年6月25日)

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