
2055年、科学者のソニア・ランド(キャサリン・マコーミック)がタイムマシンを発明した。実業家のチャールズ・ハットン(ベン・キングズレー)がこの技術を利用して「タイム・サファリ」というビジネスを始めた。大金を積めば、太古の世界にタイムトラベルして恐竜を撃てるようになったのだ。
トラヴィス・ライアー博士(エドワード・バーンズ)に率いられたチームが顧客と共に先史時代にタイムトラベルし、宙に浮かぶ通路を通り、恐竜を見つけて射殺するのである。恐竜はむやみやたらに殺すわけではなく、調査の結果、死を目前に控えた恐竜のみを撃つことになっている(タイムラインを乱さないようにとの配慮)。参加者は宙に浮かぶ通路から足を踏み出してはならないという決まりになっている。
ところが、ある顧客が通路から足を踏み出し、蝶を踏みつけて殺してしまった。この些細な行為がタイムラインに甚大な影響を及ぼし、地球の気候が激変、進化の過程が大きく乱された。トラヴィスとソニアは人類が全滅する前に、タイムラインを元に戻さなければならない。

■有名サイトの評価(2011年8月21日現在)
インターネット映画データベース: 4.1 / 10
『腐ったトマト』のトマト新鮮度: 8%
|

・アイデアはよいのだが、映画化は不成功に終わった。主演のエド・バーンズは最善を尽くしているが。 - ヘレン・オハラ(エンパイア)
・この作品を見たら、知能指数が一桁に落ちるだろう。 - ポール・クリントン(CNN)
・50年代SFの特色(ばかばかしいプロット、お決まりの登場人物、安っぽい特撮映像、人類を救うために時間と競争)を装備して、見事なまでに鈍重なタイムトラベルが展開 - カーク・ハニーカット(ハリウッド・リポーター)
・この作品は準備不足の脚本と不十分な特撮映像を急いで取り繕ったような印象を受ける。だが、一途な熱意を込めて作られているので、波長が合ったらあなたの顔に微笑みが浮かぶだろう。 - ロジャー・イーバート(シカゴ・サンタイムズ)
・この映画で説得力のあるものは皆無に等しい。 - ケヴィン・トーマス(ロサンゼルス・タイムズ)

■私は楽しみました 




この作品はチェコ共和国で撮影したそうですが、撮影中、数回の洪水に襲われ、セットが大損害を受けたそうです。さらには、撮影後、製作会社が破産したため、映画を仕上げるお金がなく、2003年公開予定だったのが2005年に延びたとのこと。苦労の挙句、公開にこぎついたと思ったら、今度は評論家と観客からこっぴどく叩かれました。正に踏んだりけったり、不運を絵に描いたような作品です。
でも、これはそんなにひどい映画ですか?私は、悪い評判を耳にしていたので、時間とお金をどぶに捨てるつもりで見たのですが、予想していたよりも遙かにおもしろく、拍子抜けしてしまいました。特撮映像がひどいというけれど、恐竜や巨大ヒヒのCG映像は遜色ないと思いましたが……。
この映画の原作はレイ・ブラッドベリですが、小説のほうでは、蝶を踏みつけた結果、連鎖反応が生じ、政治体制が変わるという展開になっています。映画のほうでは、そのあたりに変更が加えられており、影響が及ぶのは気候と生態系のほうです。私は小説よりも映画のほうが説得力があるように思いました。
なぜみんながこの作品を「これでもか!」とばかりに罵倒するのか理解できません。私のほうで何か見落としている点があるのか……?

サウンド・オブ・サンダー デラックス版 [DVD]
サウンド・オブ・サンダー [DVD]

この映画に対するあなたのコメントや感想を下記に書き込んでください(Yahooかグーグルでアカウントをお持ちの方は、そのユーザーネームとパスワードでログインできます)。ログインするのが面倒な方は、こちらのページから投稿いただけます。
時間SF映画: 20〜40年代 | 50〜60年代 | 70年代 | 80年代 | 90〜94年 | 95〜99年 | 2000〜04年 | 2004〜09年 | 2010年〜