
ニューヨーク市警に勤めるサム・タイラー(ジェイソン・オマラ)とマヤ・ダニエルズ(リサ・ボネット)は公務でコンビを組んでいるのみならず、私生活でも恋人同士の関係にある。ふたりはコリン・レイムズという男を連続殺人の疑いで逮捕するが、レイムズにアリバイがあったため、釈放されてしまう。そのことに納得できないマヤはひとりでレイムズを尾行することにする。ところが、レイムズのアリバイはでっちあげだったことが判明、マヤは行方不明になってしまう。サムは必死で彼女を探し始めるが、その途中で車にはねられる。目が覚めたとき、そこは1973年のニューヨークだった!なぜ、どうしてサムはタイムスリップしたのか?そして彼は自分の時代に戻れるだろうか?

■有名サイトの評価 (2010年7月30日現在)
インターネット映画データベース: 7.3 / 10
TV.com: 8.3 / 10
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2008年秋にアメリカのABCネットワークで放送が始まった本作は、2006年から2007年にかけてイギリスのBBCで放映された同名のドラマをリメイクしたものです。当時の新番組の中で最も期待が持たれていた番組であり、放送開始時にはマスコミから高く評価されたのですが、残念ながら視聴率がもうひとつだったので、1シーズンでキャンセルされてしまいました。
■70年代を完璧に再現
このドラマは70年代のニューヨークが舞台になりましたが、この時代を再現するのは大変な作業だったようです。制作チームは、パンタロンに長髪といった70年代のパロディではなく、当時の模様を正確に再現することを心がけたそう。外でロケをしたときは、車をすべて当時のものと入れ替えたそうです。現代を舞台にしたドラマだったら、エキストラの人々に自分の服を着てくるよう指示すれば済みますが、このドラマの場合、通行人にいたるまで髪型や服の面倒を見なければなりませんでした。マンハッタンでは「スターバックス」や「ルイヴィトン」の看板がいたるところにあるので、それらをコンピュータでいちいち消す必要もありました。また、警察官のファッションについては、73年製の服で統一したわけではないそう。警察官が毎年新しい服を買うとは思えないので、ジャケットが68年製だとしたら、シャツは73年製で、ネクタイは70年製、というようにばらつきを持たせたそうです。
■こだわりぬいた音楽
このドラマのもうひとつの魅力は音楽です。BGMとして70年代の音楽が使われています。メジャーなヒット曲ではなく、アルバムの中からマイナーな曲を中心に選んだそう。中には誰も聴いたことのないような超マイナーな曲まで!しかも、エピソードの内容に合わせて選曲されています。たとえば、主人公のサムが若かりしころの母親に会うエピソードでは、ポール・サイモンの『母と子の絆』が流れました。
■時代のギャップ
タイムトラベルドラマの常で、時代のギャップを観察できるのも魅力です。当時の状況を見るにつけ、テクノロジーがいかに進歩したかがわかります。たとえば、犯罪捜査で指紋の照合をする場合、現代だったらコンピュータでたちどころに調べられますが、70年代は手作業でやるしかありませんでした。これは気の遠くなるような作業です!また、主人公のサムが妊婦に胎児の性別を尋ねたら、サムの同僚で婦人警官のアニーが「何をばかなことを言ってるの、サム。赤ちゃんの性別を知ることは不可能よ」と釘を刺します。

オリジナルのイギリス版『時空刑事1973ライフ・オン・マーズ』
スペインのリメイク版『昨日の女』

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