
森林警備員で男やもめのリック・マーシャルは、彼のふたりの子供、ウィルとホリーを連れ、ゴムボートで川くだりを楽しんでいた。そこで大地震が起こり、三人は滝に落ちてしまう。その際、地震のせいでタイムポータルが開いてしまい、一家は異次元の世界に行ってしまう。そこは恐竜と、類人猿と、爬虫類系のヒューマノイドが住む太古の世界だった!三人は無事に自分たちの世界に戻ることができるか?

■有名サイトの評価 (2010年7月30日現在)
インターネット映画データベース: 7.1 / 10
TV.com: 7.4 / 10
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一家はパクニ族の子供、チャカと友達になる |

爬虫類系のヒューマノイド、スリースタック |
70年代のアメリカで土曜日の朝に放映されていた子供向けのSF冒険シリーズです。日本では放映されなかった(?)ようですが、アメリカではかなり有名な作品で、大衆文化のアイコン的な地位を確立しているようです。
マーシャル一家が行き着いた世界では恐竜がのし歩いていますが、彼らは地球の古生代にタイムスリップしたわけではなく、異次元の世界に入ってしまったのです。それでも、このドラマにはタイムトラベルの要素がふんだんに取り入れられています。
この世界では三つの月が空に浮かんでおり、パクニ族と呼ばれる類人猿が生活しています。パクニ族は簡単な言葉を話しますが、この言語はカリフォルニア大学ロサンゼルス校の言語学の教授に頼んで、特別に作ってもらったというから本格的です。たとえば、パクニ語で「水」は「オス」といいます。この単語を聞くたびに、私は「あー、酸っぱそう!」と思ってしまいます(笑)。
恐竜とパクニ族のほかに、「スリースタク」と呼ばれる爬虫類系のヒューマノイドがいて、一家を餌食にすべく虎視眈々と狙っています。スリースタックは図体がでかいので、バスケットボールの選手たちがゴムのスーツを着て演じたそうです。
恐竜を動かす特撮はストップモーション・アニメーションが用いられました。現代人の肥えた目で見たらチャチですが、当時の水準からすると最先端の映像で、視聴者は感嘆しながら見ていたようです。
子供向け番組ではありますが、ストーリーがしっかりしているので、視聴者の30%は大人だったそう。シーズン1で脚本家の主任を務めたデイヴィッド・ジェロルドは『スタートレック 宇宙大作戦』の脚本家で、『自分を折った男』という題の時間SF小説も執筆しました。これはタイムトラベル小説のなかで古典的な作品と評価されています。『スタートレック』といえば、60年代に放映されたオリジナルシリーズでチェコフの役を演じたウォルター・コーニッグもこのドラマの脚本家のひとりとして名前を連ねています。彼には文才もあったのですね。

■このシリーズは91年に同名のタイトルでリメイクされました。
■2009年の6月に、このシリーズをリメイクした、ウィル・フェレル主演の映画『マーシャル博士の恐竜ランド』が公開されました。ただ、元の作品が子供向けだったにもかかわらず、映画版は大人向けのキワどいジョークが連発され、ひんしゅくを買い、ヒットには至りませんでした。

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