イギリスの大学で『ドクター・フー』が科目に

2015年6月3日

イギリスのTVシリーズ『ドクター・フー』が大学の科目になりました。

イギリスの町・ストックポートにあるアキナス大学の社会人向けクラスでは『ドクター・フー』が科目として提供されています。このクラスに参加することで、半世紀に渡る『ドクター・フー』の歴史を学ぶことができます。

この科目の講師であるマイケル・ハーバートさんは、イギリスのテレビ番組情報誌『ラジオ・タイムズ』のインタビューに応え、次のようにコメントしています。

「私は8歳半(8歳の時に半年は実に重みがあるのです)の時からこの番組を視聴しています。当時、『ドクター・フー』に関する雑誌の記事を切り抜いて、スクラップブックに貼り、保存していたことを覚えています。80年代にマーガレット・サッチャーが首相になってから、すたれた感はありますが、2005年に復活してからというもの、この番組の歴史に興味を持っています。実に多くの話が炭鉱を舞台にしていたんですよ……。」

「どのようにして番組が作られ、発展していったかを、歴史的な観点から検証します。この科目は11週間で完結しますが、その間に『ドクター・フー』の全歴史をカバーします。あまり学術的な内容ではありません。むしろ気楽なお勉強という感じです。試験はないし、卒業証書もありません。楽しみながら学ぶことを目的にした科目なんです。」

「一回の講義に二時間があてられ、各回で一人のドクターを取り上げます(ただし、6代目のコリン・ベイカーと8代目のポール・マギャンは、他のドクターよりも時間がかけられません)。11回の講義で12人のドクターについて学びます。プロデューサーは誰で、脚本家の主任は誰で、ドラマはどんな方向性をとったか、といったことについて学ぶんです。講義のあと、3〜4本のエピソードを視聴します。」

「最初の講義に参加した人は4人だけでした。次回から参加者が増えることを望んでいます。そのほかに私が直面した問題は、生徒が教師を出し抜こうとしたことです。」

「講義はうまくいきました。生徒は全員、すでにたくさんの知識を持っています。何人かは私と同じくらいの知識を持っていますが、それはそれで構いません。もっと深く掘り下げることができますから。あまり知識を持っていない人が参加することを望んでいます。ある若者はマット・スミス(11代目)の時代から番組を見ているそうです。」

「すべての生徒が十分に予習をしています。みんな、各話を表から裏まで知り尽くしています。」

「なぜこの講義に参加したのかを生徒に聞いてみたら、単にエピソードを見て話し合いたいのだと言っていました。というのも、番組が人気を博している今でさえ、時には孤立したような気持ちになることがあるからです。」

web拍手 by FC2

comments powered by Disqus