93.見えない敵
脚本:ボブ・ベイカー、デイヴ・マーティン
監督:デリック・グッドウィン
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第一話:1977年10月01日
第二話:1977年10月08日
第三話:1977年10月15日
第四話:1977年10月22日
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ミクロサイズになってドクターの体内に入る

紀元5000年、三人の宇宙飛行士を乗せたスペースシャトルがタイタン(土星の衛星のひとつ)の基地に向かって飛行していた。旅が最終段階にさしかかったとき、シャトルは奇妙な雲の中に入る。宇宙飛行士たちはタイタンに帰還するが、宇宙船から出てきた彼らの外見は不気味に変わっていた。彼らは知性を持つウイルスに感染し、体をのっとられたのだ。
タイタンからの救難信号をターディスが受信したので、ドクターとリーラは同星に向かうが、その途中でターディスも奇妙な雲の中に突入、ドクターもウイルスに感染してしまった。リーラはドクターを小惑星K4067にある医療施設に連れていく。そこでリーラは風変わりな科学者、マリウス教授と、犬の形をしたコンピューター、K9の支援を受けることになった。
ドクターから指示され、リーラは自分自身とドクターのクローンを作り、それらのクローンをミクロサイズに縮小した。マリウス教授はミニチュア化したクローンを注射器の中に入れ、ドクターの体に注射した。クローンたちの使命は、ドクターの体内に入り、彼の脳に寄生しているウイルスを倒すことである……。

人間の体をミニチュア化して体内に入れ、傷を治す……このテーマは往年のSF映画の名作『ミクロの決死圏(1966)』を思わせます。

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