
2029年。宇宙飛行士のレオ(ウォールバーグ)は、行方不明になったチンパンジーを探すため、一人乗りの小型宇宙船に乗って宇宙空間に飛び出していく。ところがそこで彼は時空ワームホールに入ってしまい、奇妙な惑星に到着する。そこでは人間が知的な猿によって支配されていた。レオは捕らえられるが、人間に同情的なチンパンジーの女性アリ(カーター)に助けられ、逃げ出すことに成功する。レオはゴリラ軍団の追撃をかわすため、アリと人間の反抗者を引き連れ、惑星の禁断の領域・聖なる神殿へと向かう。そこでは人類の過去に関するショッキングな事実がレオを待っていた……。

■有名サイトの評価(2010年10月8日現在)
インターネット映画データベース: 5.5 / 10
『腐ったトマト』のトマトメーター: 44%
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・ティム・バートンと『猿の惑星』の組み合わせは、紙の上では魅力的だが、スクリーンの上ではミスマッチになった。1968年に公開されたSFの人気作を大幅に作りなおした本作は、概して機知に欠け、気が抜けており、エキサイティングでもなければ、想像力に富んでもいない。最も驚いたのは、これが絶好の題材であるにもかかわらず、バートンの作品の中で、最も平凡で、面白みがないことだ。彼のトレードマークである詩的な異様さや想像力の飛躍が最も欠けている作品である。 - トッド・マッカーシー(ヴァラエティ)
・今から10年後、人々が借りるレンタルビデオは1968年版のほうだろう。 - ロジャー・イーバート(シカゴ・サンタイムズ)
・この映画は視覚的にびっくり仰天させられる。バートンの大胆なスタイルとユニークな視点が前面に押し出されている。にもかかわらず、この作品は「着飾ったはいいけど、行くところがない」の典型例である。 - ポール・クリントン(CNN)

1968年版『猿の惑星』は、その衝撃的なラストシーンが話題になったので、リメイク版で最後の場面がどのように処理されるのか、注目の的になっていました。結局、結末がまったく意味をなさないということで批判されただけで終わってしまいました。
でも、説明がつかないことはないと思います。主人公のレオは自分の時代(2029年)のワシントンDCに戻ってくることに成功しますが、リンカーン記念館で彼を見下ろしていたのは、リンカーンではなく、ゴリラのセイド将軍だったというオチでした。多分、セイド将軍もレオを追って過去の地球にタイムトラベルしたのでしょう。ただし、彼はレオよりも前の時代に到着し、人間を征服して、猿の支配する世界を作り出したのだと思われます。レオが到着したころには、地球は猿に支配されていた、ということではないでしょうか。
確かにリメイク版の結末はオリジナル版に比べると劣りますが、実はこの結末、ピエール・ブールの原作に従ったものなのです。作者はフランス人なので、原作で宇宙飛行士は、リンカーン記念館ではなく、エッフェル塔のそばに到着しました。宇宙飛行士は光速に近いスピードで飛行したので、地球に帰還したころには、何千年も経過しており、未来の地球では猿の支配する世界が実現していた、というわけ。ちなみに作者は、小説よりも映画(1968年版)の結末のほうが優れていると述べたそうです。

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