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時間旅行TV&映画ゾーンタイムトラベルTV(90年代)→スタートレック:ディープ・スペース・ナイン


■スタートレック:ディープ・スペース・ナイン

原題:Star Trek: Deep Space Nine
放映日:1993年1月3日〜1999年6月2日
製作国: アメリカ
放映時間: 45分(176エピソード)

惑星ベイジョーは長らくカーデシア連合に占領されていたが、2369年に独立を勝ち取った。ベイジョーの周りを運行するカーデシアの宇宙ステーションは惑星連合とベイジョーによって共同管理されることになり、「ディープ・スペース・ナイン(DS9)」と改名された。ベンジャミン・シスコ中佐は司令官として息子のジェイクとともにDS9に赴任してきた(シスコの妻は機械生命体ボーグとの戦いに巻き込まれ死去した)。

惑星ベイジョーの近くで、ガンマ宇宙区に通じる安定したワームホールが発見されたことで、それまで辺境の防衛基地に過ぎなかったDS9は、要衝に位置する宇宙ステーションとして、その重要性が高まった。ガンマ宇宙区は「ドミニオン」と呼ばれる悪意のある人種によって支配されていた。やがてカーデシアはドミニオンと同盟を結び、惑星連合とクリンゴンの同盟に戦いを挑み、全面戦争へと発展していった……。


ベンジャミン・シスコ司令官
(エイヴリー・ブルックス)

キラ副司令官
(ナナ・ヴィジター)

オドー保安主任
(ルネ・オーベルジョノワ)

ジャジア・ダックス科学士官
(テリー・ファレル)

ジュリアン・ベシア医療主任
(アレグザンダー・シディグ)

ウォーフ戦術主任
(マイケル・ドーン)

マイルス・オブライエン技術主任
(コルム・ミーニー)

クワーク
(アーミン・シマーマン)

ジェイク・シスコ
(シロック・ロフトン)

ガラック
(アンドリュー・ロビンソン)
   

■シディグがシスコを演じる予定だった

当初、制作総指揮者のリック・バーマンは、ベシア役のアレグザンダー・シディグにベンジャミン・シスコ司令官の役を与える予定だったそうです。しかし、当時シディグ氏は20代半ばで、司令官としては若すぎるので、結局エイヴリー・ブルックスに司令官の役が回り、シディグ氏は医療主任の役をもらった次第。驚いたことに、ベシアは視聴者の間で最も人気のないキャラクターで、TV局は彼を首にするよう頻繁にプレッシャーをかけてきたそうです。

■SF西部劇にする予定だった

企画の段階で、プロデューサーたちは『ディープ・スペース・ナイン』をSF西部劇的なシリーズにする予定でした。惑星ベイジョーの砂漠地帯に基地を設けるつもりだったそうです。ロサンゼルス北部にセットを築くことを検討したのですが、毎回屋外でロケをするのはお金がかかりすぎるということで、ボツになりました。

■ラクサナ・トロイは準レギュラーになる予定だった

『スター・トレック』の創案者ジーン・ロッデンベリーの奥さんメイジェル・バレットは、『スター・トレック』シリーズでコンピュータの音声を担当しましたが、そのほかにも『新スター・トレック』のディアナ・トロイ顧問官の母親ラクサナ・トロイを演じました。

ラクサナ・トロイは『ディープ・スペース・ナイン』で準レギュラーになる予定でした。彼女はオドー保安主任に惚れこんでいるので、何かと理由をつけてディープ・スペース・ナインに足を運び、彼をつけ回すはずだったそう。結局、その案はボツになり、ラクサナは3回しか出演しませんでした。

■オパカは男性にする予定だった

惑星ベイジョーの聖職者・精神的指導者であるオパカは女性ですが、元々は男性にする予定だったそうです。ベイジョー人は耳に霊的な「ツボ」がありますが、初めのうちは足に霊的なツボがあるという設定にする予定でした。そのため、ベイジョー人はオパカの前で裸になり、足のマッサージを受ける予定だったそうです!

■ミュージカル・エピソードを作る予定だった

プロデューサーの一人であるロナルド・D・ムーアはミュージカル・エピソードを作ることにご執心で、その案を何度となく持ちかけたそうです。「ディープ・スペース・ナインのスタッフが一種のウイルスに侵され、歌を歌わないと意志を通わせられない」というようなストーリーが検討されたそうです!

■最初にワームホールを通ったのは牛だった!

当時、CGは高額だったので、モデルを使うことが多かったそう。ワームホールはCGだったものの、ワームホールを通る宇宙船はモデルが使用されました。FXを担当した会社は、ワームホール内の照明を確認するため、試験撮影をしたのですが、その時に宇宙船のモデルがなかったので、牛に複葉機を取り付けて宇宙船の代わりにしたそうです!

DS9ではタイムトラベルに関するエピソードが9本作られましたが、現時点では5話のみご紹介しています。追って他のエピソードも取り上げる予定です。


■2024年暴動の夜

シーズン3第11&12話(1995年1月2日&9日放送)

シスコ、ベシア、ダックスの3人は、地球での会議のために、U.S.S.デフィアントから地球に転送降下した。ところが、その瞬間、転送装置が誤作動し、3人は過去にタイムスリップし、2024年のサンフランシスコに降り立ってしまった。折しもそのころは地球の歴史上、最も暗い時代であり、暴動が起きる前夜だった。3人は歴史を変えることなく、自分たちの時代に帰る方法を見つけなければならない。

このエピソードに関するちょっと不思議な話を「実話ゾーン」でどうぞ!


■DS9破壊工作

シーズン3第17話(1995年2月27日放送)

オブライエンは事故で放射能を浴び、短時間だけ近未来にジャンプしたあと、元の時間に戻ってくるようになってしまう。一方、ロミュラン人の派遣団が、ドミニオン(ガンマ宇宙域を広く支配する国家)に関する情報を聴取するために、ディープ・スペース・ナインにやってくるが、オブライエンはその件に関して、とんでもない未来を目撃してしまう。


■父と子

シーズン4第2話(1995年10月9日放送)

25世紀初めの嵐の夜。作家志望の若い女性・メラニーが、一人の老人の家を訪ねてきた。老人の名前はジェイク・シスコ。かつてディープ・スペース・ナインの司令官だったベンジャミン・シスコの息子である。作家として成功をおさめたジェイクは、40歳のころ、なぜか断筆した。メラニーはその理由を知りたかったのだ。

ジェイクが18歳の時、父親のベンジャミンは、ウォープ・コアから放たれた稲妻に打たれ、跡形もなく消え失せた。その後、ベンジャミンは時おりジェイクの前に姿を現したのだが、しばらくしてから彼は再び消滅してしまうのだった。父親が時空連続体の外部に捕らわれていることを知ったジェイクは、部分空間力学を学んで、父親を救い出すことを決意する……。

この話はファンの間で高く評価されています。ある人気投票によると、このエピソードは、『スター・トレック』シリーズの全エピソードの中で、堂々一位に輝いたそうです!


■フェレンギ人囚わる

シーズン4第8話(1995年11月13日放送)

艦隊アカデミーに入学することになったノーグを地球まで送り届けるため、クワークとロムはシャトルで地球に向かう。ところが、船が途中で故障し、三人は1947年の地球にタイムスリップしてしまう。場所はニューメキシコ州のロズウェルだった。異星人に遭遇した米軍はどんな行動をとるか?

このエピソードは笑いがたっぷりで、楽しみました。地球に不時着してから、しばらくの間、万能翻訳機が故障していたので、地球人とフェレンギ人は意志を通わせることができなかったのですが、その時にフェレンギ語を聞くことができます。地球人とフェレンギ人のトンチンカンなやり取りが楽しい!


■シーズン5第6回:伝説の時空へ(1996年11月4日放送)

DS9のチームがデファイアント号で「時間の発光体(オーブ)」を運んでいたところ、そこにアーン・ダーヴィンが現れ、発光体を使って、デファイアント号を乗組員もろとも100年前に送ってしまう。彼らの目の前に現れたのは、カーク艦長が率いるエンタープライズNCC-1701号だった。

ダーヴィンはカーク艦長と彼のチームに復讐を企んでいたのだ。ダーヴィンは元々クリンゴンなのだが、人間に変装してエンタープライズ号に侵入、運搬物のライ麦に毒を盛ったのだった。しかし、カークたちによって罪を暴かれたので、それ以来ダーヴィンはカークたちに恨みを抱いていた。そこで、今や老人になった彼は、過去に戻り、エンタープライズ号に爆弾を仕掛けて、歴史を変えようとしたのだ。デファイアント号の乗組員たちはこの爆弾を見つけ、事故を防がねばならない。

これは『宇宙大作戦』の人気エピソード『新種クアドロトリティケール』の続編です。このエピソードは「トリブル」という生物が登場したことで有名です。トリブルはフワフワの毛に包まれた小さな生物で、一見愛らしいのですが、繁殖力が強く、瞬く間に数が増えることで悪名高い。このエピソードが大好評を博したので、トリブルはおもちゃとして商品化され、トレック・ファンの間で人気を集めています。また、トリブルは『まんが宇宙大作戦』でも取り上げられました。

『伝説の時空へ』は『新種クアドロトリティケール』の映像を巧みに合成した、遊び心いっぱいの実に楽しいエピソードです。カークとDS9の面々がやりとりする場面はユーモアがたっぷりで本当に笑えます。


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