
惑星ベイジョーは長らくカーデシア連合に占領されていたが、2369年に独立を勝ち取った。ベイジョーの周りを運行するカーダシアの宇宙ステーションは惑星連合とベイジョーによって共同管理されることになり、「ディープ・スペース・ナイン(DS9)」と改名された。ベンジャミン・シスコ中佐は司令官として息子のジェイクとともにDS9に赴任してきた(シスコの妻は機械生命体ボーグとの戦いに巻き込まれ死去した)。
惑星ベイジョーの近くで、ガンマ宇宙区に通じる安定したワームホールが発見されたことで、それまで辺境の防衛基地に過ぎなかったDS9は、要衝に位置する宇宙ステーションとして、その重要性が高まった。ガンマ宇宙区は「ドミニオン」と呼ばれる悪意のある人種によって支配されていた。やがてカルダシアはドミニオンと同盟を結び、惑星連合とクリンゴンの同盟に戦いを挑み、全面戦争へと発展していった……。

■有名サイトの評価 (2011年11月27日現在)
インターネット映画データベース: 8.0 / 10
TV.com: 8.8 / 10(すばらしい)
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スタートレック・シリーズの第3弾。第2弾『新スタートレック』の成功に勢いを得て製作が決定しました。
このシリーズの放送が始まった時点で『新スタートレック』はまだ製作されていたので、創案者のリック・バーマンとマイケル・ピラーは、DS9の舞台を宇宙ステーションに定めることにしました。なぜなら、同じ時期に二つの宇宙船が宇宙空間を飛び回っているのはおかしいと考えたからです。
当初、惑星を物語の舞台にすることが検討されたのですが、最終的に宇宙ステーションが舞台として選ばれました。なぜなら、宇宙ステーションの方が視聴者にアピールするだろうし、製作費もかからないと判断されたからです。シーズン3から宇宙船「USSデファイアント」が導入されたものの、物語の主要な舞台は依然として宇宙ステーションでした。
『宇宙大作戦』と『新スタートレック』は、ほとんどのエピソードが一話完結式でしたが、『ディープ・スペース・ナイン』では途中から「続きもの」の形がとられるようになり、ドミニオン戦争にまつわるアーク(話の横糸)が複数のシーズンにまたがって展開しました。
スタートレックではすべてのシリーズで人種差別を否定する方針が貫かれていますが、DS9もその例外ではなく、主役の司令官にアフリカ系の俳優・エイヴリー・ブルックスが配役され、医療主任のドクター・バシア役として、アラブ系のアレグザンダー・シディグが採用されました。当初、彼は「シディグ・エル・ファディル」という名前で紹介されています。
このシリーズは放送中に毎年エミー賞にノミネートされましたが、最終的にメイクアップと主題曲の部門でエミー賞を受賞しました。ヒューゴ賞の最優秀ドラマ賞にもノミネートされましたが、それは『バビロン5』に奪われました。

DS9ではタイムトラベルに関するエピソードが9本作られましたが、現時点では1本のエピソードのみご紹介しています。追って他のエピソードも取り上げる予定です。
■シーズン5第6回:伝説の時空へ(1996年11月4日放送)

あらすじ:
DS9のチームがデファイアント号で「時間の発光体(オーブ)」を運んでいたところ、そこにアーン・ダーヴィンが現れ、発光体を使って、デファイアント号を乗組員もろとも100年前に送ってしまう。彼らの目の前に現れたのは、カーク艦長が率いるエンタープライズNCC-1701号だった。
ダーヴィンはカーク艦長と彼のチームに復讐を企んでいたのだ。ダーヴィンは元々クリンゴンなのだが、人間に変装してエンタープライズ号に侵入、運搬物のライ麦に毒を盛ったのだった。しかし、カークたちによって罪を暴かれたので、それ以来ダーヴィンはカークたちに恨みを抱いていた。そこで、今や老人になった彼は、過去に戻り、エンタープライズ号に爆弾を仕掛けて、歴史を変えようとしたのだ。デファイアント号の乗組員たちはこの爆弾を見つけ、事故を防がねばならない。
感想:
これは『宇宙大作戦』の人気エピソード『新種クアドロトリティケール』の続編です。このエピソードは「トリブル」という生物が登場したことで有名です。トリブルはフワフワの毛に包まれた小さな生物で、一見愛らしいのですが、繁殖力が強く、瞬く間に数が増えることで悪名高い。このエピソードが大好評を博したので、トリブルはおもちゃとして商品化され、トレック・ファンの間で人気を集めています。また、トリブルは『まんが宇宙大作戦』でも取り上げられました。
『伝説の時空へ』は『新種クアドロトリティケール』の映像を巧みに合成した、遊び心いっぱいの実に楽しいエピソードです。カークとDS9の面々がやりとりする場面はユーモアがたっぷりで本当に笑えます。