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■サマータイムマシン・ブルース

公開年:2005
製作国:日本
監督:本広克行
主演者:
瑛太 ... 河本琢磨
上野樹里 ... 柴田春香
上映時間: 107分

とある大学の夏休み。「SF研究会」の部室に取りつけてあるクーラーのリモコンが壊れてしまった。翌日、暑さでうだる部室になぜかタイムマシンが出現!部員たちは、これ幸いとばかりに、昨日にタイムスリップして、壊れる前のリモコンをとってくる。でも、過去を変えることによって、すべてが消滅してしまったらどうする?かくして、たった1個のリモコンのために、大騒動が巻き起こった。

■有名サイトの評価 (2011年8月21日現在)
インターネット映画データベース: 7.6 / 10

■タイムパラドックスのおもしろさを緻密にドラマ化 

SFというと、時空連続体がどうしたとか、ワームホールがどうのこうのとか、惑星間の戦争が勃発したとか、大掛かりで気張った作品が多いが、この作品は日常的な大学の部室を舞台にしているので、ほっと一息つける。それでいて、時間パラドックスのおもしろさを徹底的に追求したプロットは本格的。練りに練られたストーリーを楽しめる。最後にすべての筋がすっきりとまとめられ、説明されるので、気持ちいい。無駄な要素はなく、ワンころのヘチャでさえ、物語の展開上、重要な役割をになっている。校庭の片隅にある河童の石像も、伊達に置いてあるわけではなかったのだ。一回見ただけでは消化しきれないので、少なくとも二回は見る必要があるかも。撮影手法も革新的。特に、スクリーンを上下に分け、昨日と今日の状況を同時進行で見せるテクニックは、タイムトラベルものならではの楽しさだ。

しかも、この作品はSFコメディなので、緻密に構築されたプロットが豊富なお笑いによって彩られており、娯楽度がぐんとアップしている。ノリのいい主演者たちの演技を楽しめるが、脇役の人たちも実にいい味を出している。特に、大学の管理人のおじさんと、映画館の切符売りのお兄さんを演じた役者さんが気に入った。映画館といえば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のポスターを貼り、いたずら心を見せているところが楽しい。時間SFファンは必見!

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