
ニューオリンズでマルディグラの華やかなパレードが催されていた。この日、米軍艦ニミッツ号の乗員とその家族を乗せたフェリーが爆破された。米国財務省のダグ・カーリン(ワシントン)が捜査に借り出され、FBIの実験的な捜査部に配属される。ここでは空間折りたたみ技術を使って、4日前までの過去を見ることができた。犯人を突き止める過程で、カーリンの頭にある考えが浮かんだ。この技術を使うことで、爆発が起きた日以前にタイムトラベルし、爆破を防ぐことができないだろうか……?

■有名サイトの評価(2011年8月20日現在)
インターネット映画データベース: 7.0 / 10
『腐ったトマト』のトマト新鮮度: 55%
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・数多くの見事などんでん返しが用意されているので、映画を見ている最中に頭をひねったり、混乱したりすることがあるかもしれない。でも、最後にクレジットが流れるころ、すべては論理的に説明され、満足感を味わえるだろう。 - ビル・ズウェッカー(シカゴ・サンタイムズ)
・『デジャ・ヴ』はタイムトラベルを裏付ける「科学」を説明しようとしているが、当世風かつ現実的なドラマのなかでそれをやっているので、ばかばかしい作品に仕上がった。 - ワシントン・ポスト
・『デジャ・ヴ』はお金のかかった『CSI科学捜査班』のエピソードのような感じで始まるが、やがて娯楽性に富んだ、タイムトラベル絡みのロマンス映画に変化する。 - ルー・ルメニック(ニューヨーク・ポスト)
・不必要に複雑で混乱させられるスリラー。 - ルーズ・スタイン(サンフランシスコ・クロニクル)
・『デジャ・ヴ』は、曖昧な科学と、アクション映画の常套的手法と、ばかばかしい結末の重みから逃れることができない。 - スコット・バウルズ(USAトゥデイ)
・デンゼル・ワシントンが商業地区の交通の激しい道路を、ふたつの時間域を同時に見ながらカーチェイスに臨むシーンがある。この場面を見るだけでも、この映画を見る価値はある。 - デイヴィッド・ヒルトブランド(フィラデルフィア・インクワイラー)

『デジャヴ』はアメリカ政府のエージェントがタイムトラベルで過去にさかのぼり、フェリーの爆破を防ごうとする物語ですが、この映画を作るにあたり、プロデューサーのジェリー・ブラックハイマーと監督のトニー・スコットは、科学的な論拠のある映画を作るため、コロンビア大学の物理学および数学の教授、ブライアン・グリーン氏を顧問として招き、物理学やタイムトラベルについて講義を受けたそうです。
「タイムトラベルは可能か?」との質問に対して、グリーン教授は「その質問に答えるためには、未来へのタイムトラベルと過去へのタイムトラベルに分けて考えなければいけない」と述べています。未来にタイムトラベルする場合、宇宙船に乗り、光速に近い速度で一定期間飛行すればいいのだそう。その後、地球に帰還したら、そこは1万年後〜10万年後の未来になっているとのこと。現代の技術をもってしては光速に近い速度の宇宙船を作ることはできないものの、理論的に未来にタイムトラベルすることは十分に可能だそうです。
一方、過去にタイムトラベルするのはもっと厄介で、ワームホールを使う必要があるそうです。ワームホールの入り口を上手に操作することによって、空間のある点から別の点に移動できるのみならず、時間のある点から別の点に移動することができるそうです。『デジャヴ』のタイムトラベルはこの理論に基づいているそうです。映画は結局のところ娯楽作品なので、物理学の法則をいくつか曲げてはいるものの、ばかげたやり方で曲げてはいないそうです。

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