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このページでは、60年代のアメリカのテレビドラマ『タイムトンネル』のエピソードをご紹介しています。このドラマは1シーズンで終わってしまいましたが、全部で30のエピソードが作られました。このページでは後半の15話についてご紹介しています。放送年月日はアメリカのものであり、日本のものではありません。


16.ロビンフッドの復讐(1966年12月30日放送)


トニーとダグは中世のイギリスの城に到着する。時は1215年の6月。折りしもそこではジョン王とハンティングトン伯爵(通称ロビンフッド)との間で話し合いがおこなわれていた。伯爵はジョン王を説得してマグナカルタに署名させようとしていたのだ。マグナカルタとは臣民の自由と権利を認める勅許状である。怒った王は伯爵の投獄を命じる。伯爵は逃亡を図るが、そこに運悪く居合わせたダグにぶつかり、二人は捕らえられて監獄の壁につながれてしまう。トニーは逃げ出すことに成功するが、果たして彼はダグとロビンフッドを救い出し、王をしてマグナカルタに署名させることができるか?


17.生死を賭けたゲーム(1967年1月6日放送)


トニーとダグは第二次大戦中の太平洋の小島にタイムスリップする。時は1945年の2月17日。この島は日本軍によって見捨てられたのだが、二人の日本兵……年老いた五木軍曹と、若くて気性が激しい中村副官は島に残っていた。軍曹の反対にもかかわらず、副官はトニーとダグに私的な戦争を仕掛ける。かくして二対二の殺しのゲームが始まった……。


中村副官を演じたマコさんは日本生まれの日本人ですが、アメリカに帰化し、数多くのアメリカ映画や舞台に出演されました。アカデミー助演賞にノミネートされたこともあります。2006年にお亡くなりになりました。なお、マコという芸名は女性名のようですが、れっきとした男性です!


18.星からの侵略者(1967年1月13日放送)


トニーとダグはエイリアンの宇宙船内に到着する。エイリアンは地球への攻撃を企てていた。なぜなら、彼らの惑星でタンパク質源が尽きたので、地球から食料を奪おうとしたのだ。宇宙船は1885年のアリゾナの農場に着地する。エイリアンは町の食料をすべて持って来させるため、トニーを町に送る。ダグは農場主と協力して、エイリアンのパワー源を破壊しようとするが失敗し、農場主は殺され、ダグはマインド・コントロールされてエイリアンの意のままに動く奴隷になってしまう。一方、トニーは町の保安官にエイリアンの来襲を警告するが、保安官は取り合わず、トニーを監獄に入れてしまう……。


19.ネロの亡霊(1967年1月20日放送)


二人のタイムトラベラーはイタリア・アルプスにあるガルバ伯爵の別荘の外に到着する。時は1915年の10月23日、第一次大戦中のことである。折りしもこのとき、イタリア軍とドイツ軍が激しい戦いを繰り広げていた。二人は別荘の地下室に逃げ込むが、そこで爆発が起こり、暴君ネロの石棺が現れる。その石棺の中から剣がひとりでに舞い上がった。ネロの亡霊がガルバ一家に復讐しようとしていたのだ。なぜなら、ガルバ一族の祖先がネロから王位を奪ったからだ。トニーとダグはガルバ伯爵と共にドイツ軍を出し抜こうとするが、ネロの亡霊がドイツ兵に乗り移り、伯爵を襲い始める……。


20.ジェリコの城壁(1967年1月27日放送)


トニーとダグは中東の砂漠に到着する。時は紀元前16世紀。二人は直ちに捕らえられ、殺されそうになるが、あわやのところでイスラエル族の部隊長ヨシュアに助けられる。トニーとダグは自分たちが未来からやってきたタイムトラベラーだとヨシュアに告げる。ヨシュアは二人がジェリコの壁の破壊計画について豊富な知識を持っていることに感心し、トニーとダグをスパイとしてジェリコの町に送り込む。町の寺院では若い女性シャラが高層マレックによって生け贄にされそうになっていた。あわやのところで二人はシャラを救い出すが、その過程でダグは捕らえられ、地下牢につながれてしまう。逃げ出すことに成功したトニーはシャラの姉ラハブの協力を得て、ダグを救い出そうとするが……。


21.黄金のマスク(1967年2月3日放送)


二人のタイムトラベラーは16世紀のメキシコ東部にタイムスリップする。折りしもそこではスペインからやってきた征服者コルテスによって原住民が拷問されていた。征服者は黄金の仮面の隠し場所を聞き出そうとしていたのだ。この仮面は原住民によって敬われているため、それを手に入れることによって、征服が容易になるのだ。トニーとダグは拷問をやめさせるため介入し、捕らえられる。コルテスは二人を敵のスパイと決めつけ縄で縛るが、コルテスが他の件に関わっている間に原住民が二人に忍び寄り、二人は自由の身となる。トニーとダグは黄金の仮面がスペイン人の手に渡らないよう、原住民に加勢することを決意する……。


22.ビリー・ザ・キッド(1967年2月10日放送)


トニーとダグは1880年の米国ニューメキシコに到着する。ちょうどそのとき、西部のならず者、ウィリアム・ボニー……通称ビリー・ザ・キッドが脱獄しようとしていた。現場に居合わせた二人は関わってしまうことに。トニーの命が脅かされたので、ダグは銃を発砲、ビリーは倒れて身動きしなくなる。二人は馬に飛び乗って脱走する。二人はビリーが死んだとばかり思い込んでいたが、実のところ彼は死んでいなかった。弾丸がベルトのバックルに当たり、気絶したに過ぎなかったのだ。ビリーは復讐のため、トニーとダグを探し始める……。


23.海賊島(1967年2月17日放送)


トニーとダグは戦いの真っ最中にある海賊船の甲板にタイムスリップする。時は1805年の4月。トニーとダグは捕らえられ、非情なビール船長によって殺されそうになるが、少年アルマンドの仲介によって命を救われる。アルマンドはスペイン王の甥であった。二人はアルマンドを連れて脱走を試みるが、すぐに見つけられ、再び捕らえられてしまう。怒った船長は屈強な大男に二人を殺させようとするが、トニーとダグは空手の技によって大男を負かすことに成功する。そのとき、二隻のアメリカ船がこちらに向かっているという報告が入る。トニーとダグはそれがスティーブン・ディケーターの船であると推測する。この時期、ディケーターはバーバリー海岸沖の海賊を一掃したからである……。


24.スパイと怪獣(1967年2月24日放送)


破壊工作者がタイムトンネルのコントロール室に入り、勤務中の科学者を殺し、部品を取り替える。その結果タイムトンネルが誤作動し、トニーとダグは瀕死の苦しみにさらされる。スタッフはタイムトンネルの修理に成功するものの、破壊工作者のニモンはタイムトンネルに飛び込んで時の彼方に脱走する。しかも、ニモンが施設内のどこかに核爆弾を仕掛けたことが判明する。カーク将官は声のコンタクトによってトニーとダグにこのことを知らせ、ニモンを捕らえることを命令する。二人は紀元100万年の未来に飛ばされ、そこでニモンを見つけるが、またしても逃げられ、今度は恐竜がのし歩く紀元前100万年の太古世界にタイムトラベル!


25.死の商人(1967年3月3日放送)


トニーとダグは南北戦争の真っ最中にあるアメリカのゲティスバーグに到着する。トニーは流れ弾に当たり、死んだとみなされる。失意のダグは行きがかり上、北軍の少佐に味方することになる。少佐はマイケルという男を捜していた。マイケルは北軍の火薬を盗み、南軍に売りつけようとしていたのだ。実のところ、火薬を盗んだのはマキアベリ(イタリアの政治家・著述家)であった。マキアベリの信号がダグと同じだったので、16世紀のイタリアから19世紀のアメリカにタイムスリップしてしまったのだ。一方、タイムトンネルのチームはトニーを生き返らせるために電流を送り、そのショックによってトニーは息を吹き返す。だが彼は記憶を失っていた。南軍の使いと間違えられた彼は、自分が南軍の兵士だと思い込むようになる……。


26.土民の奇襲(1967年3月10日放送)


トニーとダグは13世紀のモンゴルにタイムスリップする。折りしもそこではクビライ・カンとバトゥ・カン(ジンギス・カンの孫)との間で戦いが繰り広げられていた。二人はバトゥ側の兵士によって捕らえられ、バトゥのテントに連れて行かれる。抵抗したダグは殴られ、意識を失ってしまう。バトゥはトニーに尋問し、敵軍の砦の情報を聞き出そうとする。だがトニーは知る由もないので答えることができない。そうこうしているうちにダグは意識を回復する。ダグはバトゥの目を盗んでトニーを解放し、逃走する。その途中で二人はマルコ・ポーロに遭遇する。この頃、マルコ・ポーロはクビライ・カンに仕えていたのだ。トニーとダグが味方であることを察したマルコは二人を連れて砦に向かう。トニーはそこで美しいサリット(クビライ・カンの娘)に出会い、二人は恋に落ちる。トニーはタイムトラベルをやめて、この時代に残ることを決意するのだった。しかし……。


27.魔術師マリーン(1967年3月17日放送)


二人のタイムトラベラーは中世のイギリスにタイムスリップする。時は紀元544年、場所はイングランドのコーンウォールである。二人はそこでアーサー王に出あう。当時イギリスではアーサー王がバイキングの侵略を阻止するため戦っていた。そこで王は二人に支援を要請する。二人がこの戦いに関わる筋合いはないので、二人は王の頼みを一旦は断るが、そこで魔法使いのマーリンが魔法をかけたため、トニーとダグは首を縦に振ってしまうのだった。果たして二人はアーサー王に協力してバイキングの侵略を阻止できるか?


このエピソードでは魔法使いマーリンが現れ、手をちょいちょいと振って奇跡の数々を起こし、科学者を圧倒します。タイムトラベルのドラマに魔法使いが出るというのはちょっと……。魔法で何でも解決できるのだったら苦労はないですよね。トニーとダグがアーサー王を助ける必要もないだろうし……。


28.植物性人間(1967年3月24日放送)


タイムトンネルの基地に銀色の肌のエイリアンが現れ、アン・マグレガー博士を拉致する。スウェイン博士はエイリアンが落としたデータ・カードから座標を割り出し、トニーとダグをその場所に送る。二人が到着したのは紀元8433年の未来で、場所は恒星キャノパス系にある惑星であった。エイリアンは地球の歴史に関する情報を集めており、三人を植物人間状態にして永遠に保管するつもりだという。三人はエイリアンの魔手から逃れることができるか?


最後の三回はエイリアンのオンパレードに!エイリアンはSFにつきものだが、これはタイムトラベルがテーマのドラマなので、筋違いなのでは?手抜きの感は否めません。


29.宇宙人の襲撃(1967年3月31日放送)


トニーとダグは中東の砂漠にタイムスリップする。時は1883年。この頃、イギリス軍とアラブ軍との間でカルトゥームの戦いが繰り広げられていた。二人はアラブ兵に襲われるが、攻撃をかわすことに成功する。だが一難さってまた一難、岩の陰から宇宙銃を持った二体のアンドロイドが現れ、トニーとダグを洞窟の中にあるエイリアンの基地に連れて行く。エイリアンは地球を征服するためにやってきたという。トニーとダグはタイムトンネルのスタッフと力を合わせ、エイリアンの地球侵略を阻止することができるか?


30.恐怖の町(1967年4月7日放送)


トニーとダグはアメリカの小さな田舎町にあるホテルにタイムスリップする。時は1978年の9月10日、場所はメイン州の町クリフポートである。二人はホテルの経営者である中年女性と話をするが、女性に触れられた途端、二人は身動きができなくなってしまう。その後、女性はエイリアンに姿を変えてかき消える。エイリアンは地球の大気圏から酸素を奪うためにやってきたのだった。タイムトンネルのスタッフの助けによって二人は意識を取り戻すが、果たしてトニーとダグはエイリアンのたくらみを阻止することができるか?


これで『タイムトンネル』は完結です。アメリカのテレビドラマは物語が終わらないうちにキャンセルされてしまう場合がありますが、このドラマの場合、一応完結しています。ネタバレになるので、最後にどうなるかお話するのは控えますが、うーん、これはちょっと……。鳴り物入りで華々しく始まった割りには、とってつけたような尻すぼみの結末になってしまいました。


■タイムトンネル最終回秘話

 ネタバレ警告!
このシリーズの結末が下に記されていますので、知りたくない方は読まないでください。

上記の最終エピソードの最後で、トニーとダグはタイタニック号にタイムスリップします。そこは一番最初にふたりが訪れた場所。つまり、ふたりはタイムループにはまってしまい、同じ体験を永遠に繰り返すことになってしまったのです!この結末は映画『タイムトラベラーズ』をパクったものだと思われますが、それにしても、あまりといえばあまりな結末。ふたりを晴れて自分たちの時代に帰し、ハッピーエンドで終わってほしかった!

この結末について、kuronosさんから貴重な情報をいただきました。下記のとおりです。どうもありがとうございました!

■LD,やDVDの最終回はネヴァーエンディング(初めに戻ってループになっていましたね)でしたが、NHK放映版では実は時空間漂流の部分でエンディングになっていたんです。リアルで見ていない判らないネタですね。今から考えるとNHKの判断のほうが夢の有る終わり方のように感じます。日本的に末広がりなエンディングと思います。(ループだとまるで悪夢ですからね)