◆決して君を忘れない(仮題)
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原題: I'll Never Forget You
公開年: 1951
制作国: イギリス
監督: ロイ・ウォード・ベイカー
主演者: タイロン・パワー、アン・ブライス
上映時間: 90分
カラー: 白黒&テクニカラー
日本未公開作品
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映画会社の倉庫に封印された幻の名作

原子力科学者のピーター(タイロン・パワー)は雷に打たれ、150年前……18世紀のロンドンにタイムスリップする。そこで彼は美しい女性ヘレン(アン・ブライス)に出会い、恋に落ちる。

1933年の『バークレー・スクエア(上記参照)』のリメイク。往年の大スター、タイロン・パワーが主演しています。版権の関係でテレビ放映やDVDのリリースが不可能とのことです。残念!
主人公のピーターは「18世紀は理性の時代」だといって昔に憧れていたのですが、いざタイムトラベルしてみたら、実情はまるっきり違いました。当時は下水道がなかったので、街では悪臭が漂い、子供たちは過酷な状況の下で強制労働をさせられていました。
そこでピーターは科学者の知識を生かし、電球や蒸気エンジンを作って文明の発達を早めようとします。ところが当時の人々は彼の発明に感心するどころか、むしろ怖がります。でも、一人だけ彼に理解を示した女性がいました。それがこの映画のヒロイン、ヘレンです。こうして彼女とピーターの間で恋が芽生えるのです。
当時はマッチさえありませんでした(マッチが発明されたのは19世紀初頭だそうです)。映画の中で、突然小さな棒から火が出たことに驚いた18世紀の人は、マッチを放り投げ、火事を起こしてしまいます。電球は悪魔の発明品とみなされました。主人公が外科手術でクロロホルムを使うことを提案したら、精神異常者と決めつけられてしまいました。
当時は文明がそれほど発達していなかったのですから、そんな反応をして当然なのでしょう。これは古風な恋愛映画ですが、ロマンスに加えて「時代のギャップ」を鋭く描いており、つくづく考えさせられました。