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このページでは1930〜50年代に公開された、タイムトラベルがテーマの映画をご紹介します。日本未公開作品については便宜上、原語のタイトルを邦訳しておきました。


◆バークレー・スクエア(仮題)

原題: Berkeley Square
公開年: 1933
制作国: アメリカ
監督: フランク・ロイド
主演者: レスリー・ハワード
上映時間: 84分
カラー: 白黒

世界初のタイムトラベル映画!


若いアメリカ人男性のピーター・スタンディッシュ(レスリー・ハワード)はロンドンのバークレー・スクエアに面した邸宅を遺産相続する。彼は祖先に魅了されたあまり、時間旅行の能力を身につけ、18世紀にタイムスリップする。そこで彼は祖先のひとりであるヘレン(ヘザー・エンジェル)に出会い、ふたりは恋に落ちる。果たして時を隔てた二人の恋は実るのか?


これは世界初のタイムトラベル映画として記念すべき作品です。元々この作品は舞台劇としてロンドンとニューヨークで上演され、ヒットしたため、20世紀フォックスが映画化に踏み切りました。この作品のタイムトラベルの手法は中々おもしろい。主人公の祖先の中に彼とそっくりの人物がいます。彼の名前もピーター・スタンディッシュで同じ。二人の魂が入れ替わり、現代のピーターは過去に行き、過去のピーターは現代に行くわけです。ところが過去に行った主人公は会話の端々で口をすべらせ、うっかり未来に起こるできごとを予言してしまいます。そんなできごとが重なるうちに、やがて周りの人々は彼を気味悪がりはじめ、主人公は窮地に立たされます。主演のレスリー・ハワードはこの作品でアカデミー主演男優賞にノミネートされました。また、この作品は1951年にタイロン・パワーの主演でリメイクされました(リメイク版の詳細は下記参照)。


◆時計を戻して(仮題)

原題: Turn Back the Clock
公開年: 1933
制作国: アメリカ
監督: エドガー・セルウィン
主演者: リー・トレイシー、メイ・クラーク
上映時間: 79分
カラー: 白黒
日本未公開作品

もう一度、人生をやり直せたら……


ジョー(リー・トレイシー)とメリー(メイ・クラーク)はタバコ店を細々と営み生計をたてている。ある日のこと、旧友のテッドが訪ねてくる。テッドはお金持ちの女性エルヴァイラと結婚し、銀行の頭取に出世していた。もしジョーがエルヴァイラと結婚していたら、テッドの立場になっていたはずなのだが……。メリーと喧嘩し、家を飛び出したジョーは車にはねられる。意識を取り戻したとき、ジョーはタイムトラベルして20歳若返っていた。果たして彼は前と違う選択をして、お金持ちになる夢を叶えるか?


「もう一度人生をやり直せたら……」とか「あのとき別の決断をしていたら……」と思うことは誰にもあるはず。そんな願いを映画にしたのがこれ。同じテーマのドラマが後世、何本も作られていますが、この映画がその走りとなりました。脚本が秀逸で、喜劇ながら見ごたえは十分!主人公は未来に何が起こるか知っているので、その知識を利用し、投資に励んで財を築いていきます。有名なコメディトリオ「三ばか大将」がちょい役で顔を見せています。


◆光陰矢のごとし(仮題)

原題: Time Flies
公開年: 1944
制作国: イギリス
監督: ウォルター・フォード
主演者: トミー・ハンドリー
上映時間: 88分
カラー: 白黒
日本未公開作品

詐欺師がエリザベス女王の時代にタイムスリップ!


マクアンドリュー教授がタイムマシンを発明する。詐欺師のトミー(トミー・ハンドリー)は相棒ビルの新妻スージーを言いくるめ、このタイムマシンに投資させることに成功する。だがトミーはこのタイムマシンが本当に機能することを知らなかった。そして四人は17世紀のイギリスへ!だが教授は元の時代に戻る方法を発明していない。転んでも起きない性格のトミーは、これを機会に、エリザベス女王の宮廷で北アメリカの土地を競売にかけたり、インチキのゲームで女王の宝石をまんまとせしめたりして、やりたい放題!トミーが歴史をめちゃくちゃにしてしまう前に、教授は四人を元の時代に戻すことができるか?


とにかく陽気で軽い!あまり有名な俳優さんは出てきませんが、どの人も芸達者です。ジョークやギャグが豊富で、大いに笑わせてくれます。歌や踊りもところどころで披露され、戦時中に作られたとは思えない楽しさです。というか、戦争で落ち込み気味だった当時の人々の意気を上げる目的で作られたのかもしれません。球形のタイムマシンは壮観!これが宙に浮かんで飛び去っていく場面は思わず見とれてしまうほどでした。この時代にこれだけの映像を撮るとは大したもんだ!これはめっけもん。隠れたコメディの名作です!


◆三人のいたずら者(仮題)

原題:Fiddlers Three
公開年: 1944
制作国: イギリス
監督: ハリー・ワット
主演者: トミー・トリンダー、フランシス・デイ
上映時間: 88分
カラー: 白黒
日本未公開作品

三人の水兵さんがローマ時代にタイムスリップ!楽しいミュージカル・コメディ


イギリス海兵隊の男性二人組みが上陸許可を得て、女性の船員を誘ってストーンヘンジへ物見遊山に出かける。ところが暴風雨となり、三人はストーンヘンジの巨石の下で雨宿り。そこに雷が落ち、三人はタイムウォープし、行き着いた先は古代ローマ!


戦時中に作られたSFコメディ。ストーンヘンジが実はタイムマシンだったという発想が面白い。上記の作品(光陰矢のごとし)と共に、同じ年にイギリスでタイムトラベルをテーマにしたコメディ映画が二本作られたというのは興味深いですね。苦しい時代だったので、笑いを誘うコメディと、一時的に現実逃避できるタイムトラベルの物語がウケたということなのかもしれません。


◆デッド・オブ・ナイト

原題:Dead of Night
公開年: 1945
制作国: イギリス
監督: アルベルト・カヴァルカンティ、チャールズ・クライトン、バジル・ディアデン、ロバート・ハマー
主演者: マーヴィン・ジョンズ
上映時間: 102分
カラー: 白黒
日本未公開作品

田舎の屋敷に集まった客人たちが怖い話を語るホラー・アンソロジー


建築家のウォルター・クレイグは田舎にある屋敷の主人から改築の仕事を持ち込まれ、その家におもむく。そこではパーティーが催されていた。客人に会ったクレイグは呆然とする。なぜなら、以前どこかで彼らに会った記憶があったからだ。彼は夢の中で彼らに会っていたのだった。やがてクレイグが夢で見たとおりのできごとが起こり始める。彼の話に触発され、客たちは一人一人、自分が体験した奇怪な話を語り始める……
 第一話 霊柩車の運転手: レーシングカーの運転手がレースの最中、事故に遭い、入院する。病院の窓から外を見たところ、そこには霊柩車が停まっており、運転手がニヤリと笑って「もう一人分、余裕がありますよ」と言った。それは夢だったのだが、退院した彼がバスに乗ろうとしたところ……。
 第二話 クリスマス・パーティー: クリスマス・パーティーの遊びでかくれんぼをしていた少女が隠し階段を見つける。階段の先にある部屋では男の子が一人、泣きじゃくっていた……。
 第三話 とりつかれた鏡: 結婚を間近に控えた女性がフィアンセへのプレゼントとして骨董品の壁鏡をプレゼントする。フィアンセが鏡を見たところ、見覚えのない部屋に立つ自分が見返していた……。
 第四話 ゴルフ物語: 二人の男が同じ女性に恋をする。女性は二人とも同じくらい愛しているので、心を決めることができない。そこで二人はゴルフでカタをつけることにする。勝者が女性と結婚し、敗者は自殺しなければならない……。ヒッチコックの『バルカン超特急』で人気者になったお笑いコンビ、バジル・ラッドフォードとノートン・ウェインが主演したコミカル・ホラー。
 第五話 腹話術師の人形: 腹話術の人形に命が宿り、腹話術師との主従関係を逆転させようとする……。五話の中でこの話が最も評判が高いです。ラストシーンは衝撃的!人形に魂が宿り、人をのっとったり、襲ったりする映画やテレビドラマは何本か作られていますが、この作品がその先駆けとなりました。


これは世界最古の映画制作会社といわれるイギリスの「イーリング・スタジオ」社の作品です。派手なCGで観客を怖がらせようとする最近のホラーと違い、グロテスクな描写は一切ありません。心理的なサスペンスに主眼を置いた上質なホラーとなっています。「タイムトラベルの話がぜんぜん出てこないじゃないか」とお考えかもしれませんが、最後のほうでちゃんと出てきます。ストーリー全体に面白い仕掛けがほどこされているのです。ネタバレの恐れがあるので、これ以上は申し上げませんが……。


この作品は日本語版DVDが発売されていません。イギリスのアマゾンでこの作品を買う。


◆リピート・パフォーマンス(仮題)

原題:Repeat Performance
公開年: 1947
制作国: アメリカ
監督: アルフレッド・ワーカー
主演者: ジョーン・レズリー
上映時間: 91分
カラー: 白黒
日本未公開作品

人気女優が過ちを正すため一年前にタイムスリップ


大晦日の夜、ブロードウェイのスター、シーラ・ページ(ジョーン・レズリー)は、アル中で浮気者のボーイフレンド(ルイ・ヘイウォード)に脅迫され、彼を誤って射殺してしまう。彼女は助けを求めて、友達のプロデューサー、ジョン・フライデー(トム・コンウェイ)のマンションに向かう。到着後、彼女の身に不思議なことが起きる。なんと一年前の元旦に戻ってしまったのだ。彼女は過ぎ去った一年間をもう一度やり直し、過ちを正すチャンスを与えられたのだった。果たして彼女は悲劇を回避することができるか?


フィルム・ノワール(光と影の映像を強調した犯罪映画)は現実的な物語のものがほとんどですが、この映画はSFのタイムスリップの要素が取り入れられた珍しいフィルム・ノワールとなっています。この作品は本国アメリカでさえほとんど忘れ去られた感がありますが、時の彼方に埋もれさせてしまうのには惜しすぎる、上質のドラマに仕上がっています。特に「彼女は彼を射殺するか、しないか?」の疑問がクライマックスに達するラストシーンは画面に釘付けでした。ヒロインの華麗なファッションには目を奪われました。一目で仕立てがいいとわかる服や、念入りに結われたエレガントなヘアスタイルは目を楽しませてくれました。


◆ブリック・ブラッドフォード

原題: Brick Brackford
公開年: 1947
制作国: アメリカ
監督: スペンサー・ゴードン・ベネット、トーマス・カー
主演者: ケイン・リッチモンド
上映時間: 約300分
カラー: 白黒
日本未公開作品

雇い兵が18世紀にタイムトラベルして大冒険!


雇い兵のブリック・ブラックフォード(ケイン・リッチモンド)はタイマック博士から雇われ、インターセプター・レイ(誘導ミサイルに対抗する武器)を守る仕事を請け負う。ギャング団がこの武器を盗み、どこかの国に売りつけて、ぼろ儲けすることを企んでいたからだ。任務を遂行する過程で、ブリックは月の裏側に行って、カナ女王の捕虜になったり、タイムトップというタイムマシンで18世紀に行き、そこで海賊や原住民と戦うなど、大冒険の数々を繰り広げる。


これは連続活劇です。連続活劇とは20年代から40年代にかけて人気を博した映画の形態で、テレビが家庭に普及する前に、連続ドラマが映画館で上映されていたようなものです。これは本編の映画の前に上映され、一回の上映時間は20分程度。それが12回前後で完結するように作られていました。

内容は「血沸き肉踊る」冒険ものがほとんど。プロットはいい加減で、突っ込みを入れ始めたらキリがありませんが、その辺のアバウトさも連続活劇の楽しみになっているようです。その意味でこの『ブリック・ブラックフォード』も例外ではありません。月の裏側に旅する件については、地球のゲートと月のゲートがワームホールのようなもので結ばれており、こちら側のゲートをくぐるとあちら側の世界に出るという設定になっています。このあたりの発想は連続テレビドラマ『スターゲート』を彷彿とさせます。ひょっとして『スターゲート』の原型はここにあった?


◆ジェニーの肖像

原題: Portrait of Jennie
公開年: 1948
制作国: アメリカ
監督: ウィリアム・ディターレ
主演者: ジョセフ・コットン、ジェニファー・ジョーンズ
上映時間: 86分
カラー: 白黒&テクニカラー

「時間が私たちにいたずらをしたの」恋愛ファンタジーの古典的名作!


大恐慌時代のニューヨークに住むエベン・アダムズ(ジョセフ・コットン)は売れない画家であった。ある日のこと、彼はジェニー・アップルトン(ジェニファー・ジョーンズ)という名の少女と出会い、ふたりの間で不思議な友情が生まれる。エベンが描いたジェニーのスケッチ画は画商によって高く評価される。次に会ったとき、ジェニーは見違えるほど成長していた。そして彼女は会うたびに美しさを増していった。エベンはジェニーの肖像画を描くことを決意する。


1949年のアカデミー特撮賞を受賞!えっ?恋愛映画で特撮賞?……この作品は幻想的な雰囲気を出すため、数々の面白い撮影技法が用いられています。主人公が画家なので、風景の場面がキャンバス画風に加工されています。また、クライマックスの場面で、それまで白黒だった映像が緑やセピア色に色づけされ、最後に色鮮やかなテクニカラーに!また、逆光や月光など、光を効果的に使った映像が美しい!この作品は『風と共に去りぬ』のプロデューサーであるデイヴィッド・セルズニックが製作しました。当時、セルズニックは主演女優のジェニファー・ジョーンズに深く恋をしていたそうで、この映画は彼が彼女に捧げた作品といわれています。


この作品は日本語版DVDが発売されています。
アマゾンでこの作品を買う。


◆夢の宮廷

原題: A Connecticut Yankee in King Arthur's Court
公開年: 1949
制作国: アメリカ
監督: テイ・ガーネット
主演者: ビング・クロスビー、ロンダ・フレミング
上映時間: 106分
カラー: テクニカラー

マーク・トウェインの世界初のタイムトラベル小説を映画化


時は1912年、アメリカのコネチカット州に住む機械工のハンク・マーティン(ビング・クロスビー)は雷に打たれ、アーサー王時代のイギリス……528年にタイムスリップしてしまう。彼は騎士に捕まり、宮廷に連れていかれた末、アーサー王から死刑を命じられるが、持ち前の知恵で一命をとりとめる。ハンクはアーサー王の美しい姪、アリサンド姫に恋をするが、彼女にはランスロットという名の婚約者がいた……。


これは世界初のタイムトラベル小説である、マーク・トウェインの『アーサー王の宮廷にやってきたコネチカットのアメリカ人(1889)』を映画化した作品です。私は原作を読んだことがないのですが、読んだ人によると、映画は原作に比較的忠実に作ってあるそうです。当時ドル箱スターだったビング・クロスビーが主演、美貌のミュージカル女優、ロンダ・フレミングと共に自慢の喉を披露しています。


この作品は日本語版DVDが発売されていません。
アメリカのアマゾンでこの作品を買う。


◆決して君を忘れない(仮題)

原題: I'll Never Forget You
公開年: 1951
制作国: イギリス
監督: ロイ・ウォード・ベイカー
主演者: タイロン・パワー、アン・ブライス
上映時間: 90分
カラー: 白黒&テクニカラー
日本未公開作品

映画会社の倉庫に封印された幻の名作


原子力科学者のピーター(タイロン・パワー)は雷に打たれ、150年前……18世紀のロンドンにタイムスリップする。そこで彼は美しい女性ヘレン(アン・ブライス)に出会い、恋に落ちる。


1933年の『バークレー・スクエア(上記参照)』のリメイク。往年の大スター、タイロン・パワーが主演しています。版権の関係でテレビ放映やDVDのリリースが不可能とのことです。残念!

主人公のピーターは「18世紀は理性の時代」だといって昔に憧れていたのですが、いざタイムトラベルしてみたら、実情はまるっきり違いました。当時は下水道がなかったので、街では悪臭が漂い、子供たちは過酷な状況の下で強制労働をさせられていました。

 そこでピーターは科学者の知識を生かし、電球や蒸気エンジンを作って文明の発達を早めようとします。ところが当時の人々は彼の発明に感心するどころか、むしろ怖がります。でも、一人だけ彼に理解を示した女性がいました。それがこの映画のヒロイン、ヘレンです。こうして彼女とピーターの間で恋が芽生えるのです。

 当時はマッチさえありませんでした(マッチが発明されたのは19世紀初頭だそうです)。映画の中で、突然小さな棒から火が出たことに驚いた18世紀の人は、マッチを放り投げ、火事を起こしてしまいます。電球は悪魔の発明品とみなされました。主人公が外科手術でクロロホルムを使うことを提案したら、精神異常者と決めつけられてしまいました。

 当時は文明がそれほど発達していなかったのですから、そんな反応をして当然なのでしょう。これは古風な恋愛映画ですが、ロマンスに加えて「時代のギャップ」を鋭く描いており、つくづく考えさせられました。


◆終わりなき世界(仮題)

原題: World Without End
公開年: 1956
制作国: アメリカ
監督: エドワード・バーンズ
主演者: ヒュー・マーロー、ナンシー・ゲイツ、ロッド・テイラー
上映時間: 80分
カラー: テクニカラー
日本未公開作品

4人の宇宙飛行士が26世紀の地球にタイムウォープ


人類初の火星探査に出かけた4人の宇宙飛行士が地球に帰還する途中タイムウォープし、2508年の地球に到着する。未来の地球は核戦争で破壊されており、突然変異した原始人や巨大な蜘蛛が徘徊していた。そして弱体化した人類は洞窟内の保護区域に住んでいた……。


タイムマシン(1960)』で主演したロッド・テイラーは、その前にもこんなタイムトラベル映画に出演していました。当時は冷戦の真っ最中で、核戦争によって地球が滅びる可能性が恐れられていたので、SFもそんなパラノイアを反映した作品が多く作られました。これもそんな作品の一つです。こちらは将来に希望を託した、明るい幕切れになっています。


この映画は本国アメリカですらDVD化されていません。


◆タイムスリップ

原題: Timeslip (aka The Atomic Man)
公開年: 1956
制作国: イギリス
監督: ケン・ヒューズ
主演者: ジーン・ネルソン
上映時間: 76分
カラー: 白黒
日本未公開作品

7秒半先の未来にタイムスリップ!ユニークな発想のスパイスリラー


ロンドンのテームズ川で、背中を銃で撃たれた男が浮いているのが見つかり、病院に送られる。この男は有名な原始物理学者のレイナー博士だった。手術の結果、博士は命をとりとめるが、質問しても意味不明の答えが返ってくるばかり。なんと彼は7秒半先の未来を生きていたのである。質問に対する答えが意味を成さなかったのは、ひとつ先の質問に答えていたからだった!新聞記者のマイク・ディレイニー(ジーン・ネルソン)が調査を開始するが、不可解な事実が判明する。レイナー博士は事故にあうこともなく、研究所で無事に働いているというのだ。それでは病院にいる男は誰なのか……?


『タイムスリップ』というタイトルからSF映画を想像なさるかもしれませんが、実はこれ、基本的に産業スパイ映画です。「7秒半先の未来にタイムスリップ」の件については、プロットを進めるための材料に過ぎず、簡単にカタがついてしまいます。昔の映画とは思えない先鋭的なアイデアだけに残念!それでも映画自体はかなり面白い。


この作品は英語版がアメリカの会社で発売されています。ここをクリック



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