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時間旅行実話ゾーン→裸足の少女

これはアメリカのサンディエゴにお住まいのサンディーさんの体験談です。


これは私が20代のころに起こったできごとです。

私は近くに住んでいる友達の家を訪ねることにしました。自宅から彼の家までは約1.6キロの道のりだったので、歩いていくことにしました。今にして思えば、とんでもない長旅になってしまったのですが(笑)!

その日の天気は11月にふさわしいものでした。空にはどんよりと雲が立ち込め、時おり小雨が降っていました。樹木からは葉がすっかり落ちていました。太陽が私の背後で沈みかけていたので、時間的には午後4時ごろだったと思います。

郊外の住宅街をてくてくと歩いていく内に、曲がり角にさしかかったので、左折しようとしました。

次の瞬間、突然太陽の光が私の体に降り注ぎ、熱せられたような気持ちになりました。私は空き地のど真ん中に立っていました。空は真っ青で、木々には新緑の葉が生い茂り、季節的には晩春のようでした。空気はすがすがしく、早朝のような感じがしました。住宅は消え失せていました。

足の裏で砂利や泥が感じられたので、足元を見降ろしたら、私は裸足で、こげ茶の長いスカートをはいていました。そのスカートは地面に届きそうになるほど長かったです。そして私は自分の胸が平らになっていることに気づきました。手を見たら、11〜12歳の手のように見えました。髪はおさげにしてありました。

「一体何が起こったの? ここはどこ? 今はいつ? 私は誰?」

これらの質問が頭の中を渦巻いていたとき、ほんの一瞬、少女の名前がひらめきましたが、それを認識する前に、名前はアッと言う間に記憶から消されてしまいました。私は気を楽に持てば名前を思い出すかもしれないと考え、できるだけリラックスするよう努めました。私は自分が何者なのかを知りたくてたまらなかったのです。

あたりの風景が美しかったので、うっとりと眺めていたら、馬のひづめの音が近づいてくることに気づきました。奇妙なことに、砂利道の曲がり具合は、それまで歩いていたアスファルト道路のものと似通っていました。でも、馬は見えませんでした。なぜなら、道の先は森になっていたからです。

私は「これはチャンスだ」と思いました。近づいてくる人に尋ねれば、自分の身元がわかるかもしれないと思ったのです。そうこうしている内に、馬が森の中から出てきました。馬は荷馬車を引いており、そこには男性が乗っていました。私はその男性の服装や荷馬車に積み込まれた器具を見て、時代を推測しようとしたのですが、チンプンカンプンでした。

私は近づいてくる男性に向かって手を振り、「こんにちは、○○さん」と声をかけました。驚いたことに私はその人の名前を知っていたのです(今となっては忘れてしまったのですが)。男性が私に名前で呼びかけてくれることを期待していたのですが、彼はうるさそうに私を見て「よう」と言っただけでした。

私は彼に少女の名前を尋ねようとしたのですが、それは思いとどまりました。「きっとこの時代は精神異常者が手荒に扱われているのだろう」と思ったからです。精神病院に入院させられた日には、たまったものではありません。その男性が優しそうな人だったら質問したかもしれませんが、いかにも意地悪そうに見えたので、質問することを思いとどまりました。

彼が通り過ぎたあとで、私はサバイバル・モードになりました。「これからどうする? どこへ行く?」という質問が心の中にわきあがりました。「ひょっとしたら21世紀に戻れなくなってしまうかもしれない」という不安が胸をかすめました。

私は少女だったので、とにかく安全な場所に行かなければならないと思いました。「町に行けば私のことを認識する人がいるかもしれない。それに、新聞を見たら今がいつの時代で、どの町にいるかがわかるだろう。もし現代に戻れたら調査したいし」と思いました。

でも、町がどの方角にあるかわかりませんでした。ひょっとしたら私は自宅の近くにいたのかもしれません。でも、自分が誰だかわからない以上、自宅を見分けることはできません。そのとき私は馬車が出てきた森に向かっていたので、その方角に歩いていくことにしました。時間は朝だったので、少なくとも一日の余裕があるし、歩いていけば少なくとも農家に行きあたるだろうと思ったのです。

 次の瞬間、私は元の場所に戻っていました。空気はひんやりとしていて、小雨が降っていました。道はアスファルトで舗装されており、周りには手入れの行き届いた芝生と住宅街がありました。太陽の位置はさっきとほとんど変わっていないように見えました。

私は前世を思い出したのでしょうか? それとも少女の体に乗り移ったのでしょうか? いずれにせよ、体は少女でも、私の心は大人でした。スカートの丈から判断するに、1800年ごろの時代だったと思います。

以前、自分の未来を垣間見たことはあるのですが、過去にさかのぼったのはこれが最初で最後のことです。

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