前ページのお話の舞台になったアメリカのメアリー・ハーディン・ベイラー大学で、別の不思議現象が起こっていたことが明らかになりました。上の画像は同大学のものです。
前のページで、アメリカの大学生ジョシーさんが体験した不思議現象についてお伝えしました。
ジョシーさんの体験談がキャンパス中に広まったあとで、彼女は同大学の卒業生であるジーンさんから連絡を受けました。ジョシーさんがジーンさんに連絡したところ、ジーンさんは次のような話を聞かせてくれました。
約10年前、ジーンさんはメアリー・ハーディン・ベイラー大学の学生でした。彼女は、前ページのお話の舞台となった、科学ビルの廊下にいました。彼女がその廊下に立っていた時、頭上の灯りが突然消えました。次の瞬間、ジーンさんは、タイルが敷かれた床の上に立っていることに気づきました。しかし、その床にはカーペットが敷かれているはずだったのです。
「いつ床にタイルを敷いたの?」 ジーンさんは近くにいた人に尋ねました。相手は信じられないといった面持ちでジーンさんを見ました。相手の話では、最近カーペットがはがされて、タイルが敷かれた、とのことでした。
この会話が交わされていた時、ジーンさんは、男子学生が独りごとをつぶやいていることに気づき、「変な人」と思いました。そのあと、彼女は階下に行きました。
しばらくしてから、彼女が階上に戻ったら、驚いたことに、廊下にはカーペットが敷かれており、天井の電灯はついていました。
ジーンさんはこの体験を誰にも話しませんでした。それから月日が流れ、ジョシーさんの話を耳にした時、自分の体験談を共有することを決意したのです。
ジョシーさんの話によると、彼女が大学に入った時、問題の廊下にはすでにタイルが敷かれていたそうです。カーペットからタイルに替えられたのは、ジーンさんが卒業してから、ずっとあとのことでした。
昨今では携帯電話が普及していますが、それを知らない人にとって、携帯電話で話をしている人は「独り言をつぶやいている」ように見えたのかもしれません。
ジーンさんが少しの間、未来にタイムスリップしたことは疑いないようです。
