これはスウェーデン系アメリカ人の男性、ボー・オースジョさんの体験談です。

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霧に包まれた山を登っていたら、壮麗な建物が現れ……

アメリカ・カリフォルニア州南部・ロサンゼルス北東に隣接する高級住宅街・パサデナ。この街の郊外に、サンガブリエル山脈がそびえています。かつてここに山岳鉄道が通っていました。

パサデナが設立されてら、間もない時期の市民は、サンガブリエル山脈の頂上に至る、見晴らしの良い山岳鉄道の夢を持っていました。

その夢を二人の男性が実現しました。富豪の発明家、サデウス・ロー教授と、土木技師、デイビッド・マクファーソンです。マクファーソンが立案した鉄道の基本計画に、ロー教授が莫大な資金を投資することになったのです。


サデウス・ローとマクファーソン

1893年、海抜970メートルのエコー山の頂上に至るケーブルカーが開通しました。このケーブルカーは歯車式鉄道で、路面電車を電気モーターで牽引(けんいん)することにより、急こう配の山を昇り降りするようになっていました。

ロー教授は、エコー山の頂に、客室70室の高級ホテル「エコー・マウンテン・ハウス」を建設しました。このホテルのほかに、天文台、動物園、ダンスホール、ボーリング場、テニスコート、40室のシャレーが建設され、豪華な山岳リゾートが誕生しました。すべての建物は、南カリフォルニアの日光を反射するよう、純白で塗装されました。かくして、このリゾートは「白亜の空中都市」と呼ばれるようになりました。


エコー・マウンテン・ハウス

1896年には、エコー山から、海抜1,738メートルのロー山に至る、山岳鉄道が開通しました。この列車から望む渓谷やパサデナは絶景でした。

二人の男性の夢と情熱がつぎ込まれたこのリゾートは、一躍有名になり、アメリカ国内の新婚旅行者の間で人気ナンバーワンの目的地となりました。そして、日本を含む世界中から旅行者がやってきました。

しかし、その栄光は長く続きませんでした。1900年に、エコー・マウンテン・ハウスの台所が出火し、ホテルは焼け落ちてしまったのです。それに追い打ちをかけるかのように、山火事、洪水、地震、地すべり、大恐慌などが重なった結果、客足は落ちていき、すべての建築物は崩壊しました。最後には線路までもが、鉄砲水によって押し流され、この山岳鉄道は40年にわたる華やかな歴史を閉じたのでした。


1974年6月のことです。スウェーデンからアメリカに移住した男性、ボー・オースジョさんが、エコー山へハイキングに出かけました。

何時間も霧の中を歩いた末、オースジョさんの目の前に、大きな建物が忽然と姿を現しました。それはホテルのように見えましたが、閑散としており、人影は見当たりませんでした。メイドが一人、ホテルに至る階段をほうきで掃く姿が認められました。オースジョ氏は、オフシーズンのためホテルが閉鎖されているのだと推測しました。彼は食料と飲み物を持参していたので、外で食事をすませ、ホテルに入ることなくハイキングを続けました。

下山後、オースジョ氏が友達にこの話をしたところ、彼らはロウ教授に関する本を持ち出してきました。その本によると、同教授は山の頂上に高級ホテルを建設したと記してありました。ホテルの写真を見たオースジョ氏は、それが山で見た建物と一致することを確認しました。

後日、オースジョ氏は友達と一緒にこの場所を再訪しました。ところが、そこにあったのはホテルの残骸だけでした。ホテルは1900年に火災で焼け落ちていたのです。それ以降、この地にホテルが建てられることはありませんでした。つまり、ボー・オースジョは何らかの方法で過去に旅をし、絶頂期にあったホテルを目にしたのです!


世界中の人々の夢を乗せて走ったロー山景観鉄道。本当にすべては過去に葬り去られてしまったのでしょうか? パサデナの住人の話によると、山が霧に包まれ、静寂があたりを支配した時、急こう配を登っていくケーブルカーの音と、乗客のざわめきや歓声が聞こえるといいます。それは過ぎ去りし日々のこだまなのでしょうか?

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アイシタイさん

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