これはアメリカのパール・ネスターさんの体験談です。


あれは1962年のことでした。当時、私は5歳、弟は4歳で、二人は寝室を共有していました。私たちはウィスコンシン州・ブリリオン市(下の画像参照)で、寝室が二つあるハウストレーラー(移動住宅)に住んでいました。

これは決して夢ではありません。当時、私は幼かったですが、それでも夢と現実の違いを区別することができました。たとえそれがどれほど奇妙なできごとであったとしても……。

その日、私は午前5時に目覚めました。外では雨が降り出していました。私はベッドの上でつま先立ちになり、窓外を見ようとしました。そして振り返った時、私のベッドの真ん中に穴ができつつあったのです!

そのころ私は幼かったので、怖いとは感じず、ただ好奇心をそそられました。初めのうち、その穴は一種のボルテックスのように渦を描いていたのですが、やがてそれは穴に変わりました。本物の穴だったんです!

興味をそそられた私は穴の中を覗いてみました。中は真っ暗ではなく、内側から照らされていました。それはマンホールと同じくらいの大きさで、昇降用のはしごさえ取り付けられていました。

穴の下から複数の機械が作動しているような雑音が聞こえました。その音は私のベッドを少し振動させました。私は穴の中に入り、降りてみることにしました。20歩ぐらい降りたころ、雑音は耳をつんざかんばかりの騒音になりました。さらに降りていったら、巨大な工場が見えてきました。

私は倉庫というか工場のような場所の天井から下を見ていました。何人かの男性がエンジンのような機械を作っていました。作業員はすべて男性で、濃い青のシャツを着ていました。何人かの男性は青のつなぎの作業服を着ていました。工場の壁はコンクリートのブロックでできており、緑色に塗装されていました。壁の上部には横に細長い窓がありました。

音量が大きかったので、みんな叫ぶように話をしていました。騒音に耐えかねた私は、1分ほどそこにいたあと、はしごを上っていきました。穴から出たあと、弟を起こそうとしたのですが、目を覚まさせることはできませんでした。私は自分が穴を降りていくところを弟に見せたかったのです。

穴は依然としてそこにありましたが、私はそれが普通の体験でないことを分かっていました。それで私は、つじつまを合わせるために、再び穴の中に入ってみることにしました。

そこには前と同じ光景がありました。青の作業服を着た工員たちが巨大なエンジンを作っていたのです。今回、私はできる限りそこにとどまることにしました。男たちが働く姿を見ながら、3分かそこら、そこにいたでしょうか。その間、誰も私がいることに気づきませんでした。

そのうちに私は怖くなってきました。「穴がふさがれたら、元に戻れない」という恐怖心に襲われたのです。私ははしごを上っていきました。そしてギリギリセーフで穴から出ることができました。というのも、寝室に出たとたん、穴が消え失せたからです。

消える時に音はしませんでした。穴が形成されている時に見たようなボルテックスもできませんでした。穴は単にあっけなく消えてしまったのです。

私はちょっとがっかりしました。というのは、私の見たのが、つまらないエンジンを作っている作業員だったからです。ベッドの真ん中に穴ができたら、もっと興味深いものを見ることを期待しますよね!

もちろん私はそのことを母に話しましたが、母は「夢を見たのよ」と言うだけで、真剣に取り合ってくれませんでした。でも私はそれが夢でなかったことを確信しています。ベッドの真ん中に現れた穴、雑音、はしごを下りていったこと、15分の間、眼下の光景をじっくり観察したこと……それらは決して夢ではありませんでした。

あの体験が何だったのか、そしてそれが何を意味するのか、私には知る由(よし)もありません。現在私は53歳ですが、いまだにこの体験を昨日のことのように覚えています。ひょっとしたらタイムスリップのようなものだったのでしょうか? それは私が子供の時に体験した、説明のつかない奇妙な現象の一つなのです。

ヒーリングスキンケア

・名作『ゼイリブ』のワンシーンのようなお話が素敵です。

ケン・ソゴルさん(2013年7月5日)

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