イタリアの画家である
ヴェンチュラ・サリンベーニが描いた祭壇画は、歴史上、最も謎に満ちたものの一つです。
16世紀に描かれたこの絵画には『ユーカリスト(聖餐)の賛美』という題がつけられています。
この絵画は三つに分かれています。下部の二つの絵画は比較的普通のものです。そこには何人かの宗教指導者が描かれています。
不可解なのは一番上の絵です。そこでは三位一体(父、子、聖霊を表す鳩)が……人工衛星のようなものを手にしています。その物体は大型の球で、表面はメタリック仕上げになっています。伸縮式のアンテナのようなものが付いており、奇妙な光を放っています。実のところ、それはソ連が1957年に打ち上げた人工衛星・スプートニックを思わせます。
専門家はそのような見解をただちに否定しました。専門家の意見によれば、球は宇宙を表しているとのことです。当時、宗教芸術ではその種の手法がよく用いられたのだそうです。奇妙な光は太陽と月の象徴であり、アンテナのように見えるものは「父」と「子」の権利を象徴する杖(つえ)とのこと。
人工衛星なのか、ごく普通の宗教画なのか? あなたはどう思いますか?