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時間旅行実話ゾーン→緑の光に照らされた寮


これは日本のシュガースペクターさん♂の体験談です。ご投稿をありがとうございました!


現在2013年です。今から20年以上前の事です。これは実際に自分が体験した事です。

大学生だった頃、自宅と大学が離れていたため、その中間地点に寮のある病院があって、夜間の仕事をしていました。そこに泊まれば大学の一限に出るのがとても楽でした。終戦前に建てられた古い木造の建物で(15年くらい前に取り壊された)、かなり年季の入った病院でした。

二人一組で仕事をするのでいつも誰かと一緒に寮に泊まるのですが、その晩は一番の古株の先輩と一緒の出番でした。仮眠時間中は夜食とったり、ちょっとビール飲んだりしてました。その日も勤務時間が終わり、仮眠タイムとなって二人とも寮に戻りました。

先輩はビールとつまみを買ってくるので、帰って来たらドアの鍵を開けてくれと言ってバイクでコンビニに行きました。不審者侵入を防ぐため、寮の入り口は本来鍵を掛けっぱなしにしないといけないのですが、時折こうやって買い物をするので一人は部屋の中で鍵をかけて待っていなくてはいけませんでした。

鍵を掛けて部屋にある2段ベッドの上の方に寝転がると、ほどなく睡魔が襲ってきました。ついウトウトとしていると先輩の声が自分を呼んでいました。

『おい、シュガー君、シュガー君、開けてくれよ!』

その声で目が覚めたので起きてベッドを降りようとした時の事でした。目を開くとそこは全ての光が緑色でベッドの柱が歪んで見えました。めまいでもしたのかと思い、落ち着いて良くみてみると2段ベッドのはずがなぜか3段ベッドになっていました。ベッドの様子もどことなくいつもと違っていました。なんというか少し古いというか。

なぜか先輩の声はもう止んでいて、自分は慌てて階段を降りました。すると寮の部屋の中の様子が少しだけ違うのです。テレビの置いてある場所が、窓エアコンのある方からそうでない壁の方に移っていました。冷蔵庫もこころなしかいつもの物より少し大きいような気がしました。

周りを見渡して、この少しの変化に疑問を持ちながらドアに近づこうとしたその瞬間でした。いきなり床がグルグルと回る感覚になり、立っていられなくなりました。

相変わらず光は緑色のみでした。直感で『ここは自分が居た世界とは違う場所だ!このままだと戻れなくなる!』と思い、必死で3段になったベッドの一番上まで昇ろうとしました。思う様に昇れず、ようやくの事で一番上に辿り着くとそのまま気を失いました。

どのくらい経ったのかわかりません。遠くの方で先輩の声が聞こえます。『おい、シュガー君、開けてくれよ!』

その声で目が覚めて起きました。今度は蛍光灯も点いたままのいつもの部屋の風景でした。テレビも冷蔵庫も見慣れた場所にありました。急いで降りてドアを開けると先輩がコンビニの袋を持って立っていました。

先輩に今あった出来事を話すと、

『その緑の光とかは分からないけど、自分がバイト始めた頃、もう10年くらい前だけど、3段ベッドだったんだよ。テレビもこっちの壁側にあったんだ。冷蔵庫も大きいのが入ってて、シュガー君が来る前に新しいのと入れ替えたんだよ。』

と言われました。どうも話をまとめると、自分が緑色の光の中で見たのは10年くらい前の寮だったのです。今でも、あの時階段を昇らずにドアを開けていたらどうなっていたのだろうと思いますね。

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