これは日本の
丘の上の杉さんの体験談です。ご投稿をありがとうございました!
あれは、私がまだ社会人になってから3年あまりほどの時でした。
会社帰りで家から程近い町外れの片側2車線の車道沿いに自転車をとろとろと漕いでいました。
町外れとは言いましても、大小の商店が民家に混じって建ち並ぶ場所で、そんな中にある一軒の小さいラーメン屋もあり、いつものようにその前を通り過ぎようとしてました。
その時そのラーメン屋の引き戸が開いていて中に若い女性が店主らしき人と話をしてるのが良く見えました。ややこちらに体を向けるように立っていたので顔立ちもよく把握できたのと真夏なのに長袖を着ていたのが不思議に思い今でも強く印象に残ってます。私との距離は5,6メートルくらいっだと記憶しています。
まあ、それだけなら別に何でもない日常の光景で終わるところでしたが、おや?と思ったのがその直後です。前を再び見るとその女性が今度はすぐ前をこちらに背を向けて連れの男性と一緒に歩いているではないですか(その女性も長袖の同じ服を着ていました。)!>
私はというと自転車をゆっくりながらも漕いでる最中でしたし、横を見ていたのはほんの1,2秒でしたので一瞬にしてその女性(と連れの男性)が前に来れる筈がありません。車道を横切ろうとしていたのか「今がチャンスだ!」と言ってたのもはっきり記憶してます(声も同じでした)。
何故かその時は不思議に感じなかったのですが今想うと私の時間がその間止まってたのかもしれないという気がしてなりません。
