下記のお話はアメリカ人男性ニックさんの体験談です。上の写真はイメージ画像で、この体験談とは関係がありません。
1997年の8月末、私は本当に不思議な体験をしました。私は昼休みに友達のラリーとテニスを楽しむため、マサチューセッツ州のケンブリッジで会いました。この場所でテニスをするのは初めてだったので、私たちはテニスコートを探すため、車で町の中をさまよっていました。そのうち警察官が目に留まったので、彼のところまで車を運転していきました。その付近で小規模の工事がおこなわれていたので、警察官は交通整理をしていたのです。私は「この近くにテニスコートはありませんか」と尋ねました。警察官はちょっと考えてから、ハッキリと道順を教えてくれました。そこまでは100メートルにも満たない距離でした。
私は警察官の指示に従い、右折して自動車道に入りました。そのうち、前方にテニスコートが見えてきました。テニスコートは三つありましたが、どれも使用中でした。プレーヤーの人たちは一様に白の服を着ていたので、私たちは奇異に感じました。右手のコートでは、白のテニス服に身を固めた非常に美しい女性がサーブしようとしていました。私たちはどれかのテニスコートが空くまで待つことにしました。それで私たちは車を右手にある小さな駐車場に移動しました。
私たちが車から出てきたとき、今まで目にしていた光景はありませんでした!テニスコートはもはやそこになかったのです。左手にあった小さな野原も消えうせていました。その代わり、そこにはコンクリートのビルが建っていたのです。車を止めたとき、二人ともそのビルを目にしませんでした。まるでそれまでどこか別の場所にいたような感じでした。奇妙なことに、その時点ではラリーも私も特に狼狽しなかったのです。なぜか私はとてもイライラした気持ちでした。二人とも目にした光景が「異様すぎる」ということで合意し、別の場所でテニスをすることにしました。私たちがこのことについて話し合ったのは、しばらくしてからでした。
その後、私はこの地域について調査しました。果たして、かつてその場所にテニスコートがあったことが判明しました。でもそれは1954年に取り壊されたのです!私たちは時間をさかのぼったのでしょうか?ラリーも私もこの体験について一点の疑いも抱いていません。時々私は思います。テニスプレーヤーたちも私たちの姿を見たのだろうかと……。答えは永遠に謎のままです。