行けども行けども、同じ場所をぐるぐる回って目的地に着くことができない……日本ではそんな現象を「狐(または狸)にばかされる」と言います。

でも、「狐にばかされる」のは日本人に限られないようです。これはアメリカのさんの体験談です。


私はこのできごとを誰にも話したことがありません。頭がおかしいと思われたらいやだからです。もし私の身にこのできごとが起こっていなかったら、きっとこの種の話を一笑に付していたでしょう。

ある寒い日のことです。私は大学から職場に向かって歩いていました。私は、大学を卒業後、いったん社会に出たのですが、また大学に戻って勉強を続けています。ただ、仕事を辞めたわけではありません。学問と仕事を両立させています。ですから、言うまでもなく、私は疲れていました。

私は歩いている時、ボーっとした状態になります。その状態は目的地に着くまで続きます。半分ほど歩いたところで、犬が激しく吠えかかってきたので、私はハッと我に返りました。幸い、犬は鎖につながれていました。

私は犬にびびる方なので、歩を早めました。200メートルほど歩いたところで、私はまたボーっとした状態になりました。それからほどなくして、またもや犬が私に吠えかかってきたのです。私は「なぜ今日、犬はこんなに騒ぐのだろう?」と思ったのですが、次の瞬間に気づいたのです。犬にしろ、家にしろ、周りの光景にしろ、さっきと同じものであることに!

私は「一体どうなっちゃってるんだろう? ここからずっと離れた場所にいるはずなのに」と思ったのですが、「きっとボーっとしている間に、道を間違え、さっきの場所に戻ってしまったのだ」と理屈づけました。

そして私はまた歩き出しました。ところが、またもや私は同じ場所に戻ってきてしまったのです! 今回は、問題の家から遠ざかるよう、注意しながら歩いたにもかかわらず……。

職場に着いた時、私は遅刻を覚悟していました。なにしろ、道のりの半分を二度も歩き直したのですから。大学から職場までは徒歩で約一時間の道のりです。3時に大学を出て、4時少し前に着くのが常です。ところがその日、私は3時半に職場に到着しました。

私はいまだにこのできごとにびびっています。何らかのタイムループにはまってしまったのでしょうか? 私は麻薬をやらないし、当日、酒に酔っていたわけでもありません。睡眠不足で幻覚が起こったと仮定しても、30分も早く職場に着いた理由が説明できません。

これと似た話: 狸にばかされた? | 歩いても、歩いても

ご飯炊き、にがり水、お料理に「天海のにがり」

コメントをどうぞ

お名前

メール(省略可)

あなたのサイト(省略可)

コメント

Powered by CGI RESCUE®

時間にまつわる不思議体験をしたことがありますか? お話を聞かせてください!