これはアメリカの女性 TI さんの体験談です。


私が幼児だったころ、家族は曾祖母の家に引っ越しました。曾祖母が90歳を超え、老人ホームに入ったので、家族が空いた家に入居することになったのです。私たちはその家で13年を過ごしました。

その家は幽霊屋敷で、何人かの霊がとりついていました。そのうちの一人は女性の幽霊で、私たちは彼女を「人目を忍ぶ婦人」と呼んでいました。毎夜、彼女は二階のトイレから姿を現し、階段を下りて、地下室に通じる扉に消えていきました。しばらくしてから彼女は地下室に通じる扉から再び姿を現し、階段を上って、二階のトイレに戻っていったのでした。

当時、私は二人の兄弟姉妹と一つの寝室を共有していたのですが、三人のうち誰かが夜中にトイレに行く必要に迫られた時は、「人目を忍ぶ婦人」に出くわさないよう万全の注意を払いました。彼女が地下室に行った時を見計らい、兄弟姉妹を起こして、トイレまで同行してもらう手はずになっていました。用を足したあと、急いで部屋に戻り、ベッドにもぐりこんだものです。

夜寝る時は、手をベッドから出さないよう心がけていました。というのも、手がベッドから出ていると、幽霊に手をなでられたからです。また、横向きで背を外に向けて寝ていると、ヒヤリとした感触の手が背中をなでるので、そんな寝方をしないよう心がけていました。

このようにいろいろなことがありましたが、特に怖いとは感じませんでした。それは私にとって単に「直面しなければならない現実」だったのです。


私が7歳か8歳のころ、姉と寝室を共有することになりました。ベッドの向かいにはウォークイン・クロゼット(人が出入りできる洋服収納室)がありました。

ある夜のことです。私は真夜中に目を覚ましました。その時、家族は全員寝静まっており、私の隣で寝ていた姉もスースーと寝息を立てていました。

その時、クロゼットのドアの取っ手がゆっくりと回り始めました。掛け金がはずれ、ドアがギーッと音を立てながらゆっくりと開きました。私はいったんそこから目をそむけたのですが、好奇心に負けて、クロゼットの中に目をやってしまいました。

そこには男が立っていました。彼はとても背が高く、顔には大きなもみあげがありました。長めの上着を着ており、膝から下は見えませんでした。足がなかったということです。

窓外の街灯が部屋に差し込んでいたので、彼の目を見ることができました。その目から感じられたのは重苦しいまでの絶望と悲しみでした。当時、私は子供だったので、絶望という感情など知るよしもなかったのですが、なぜかそれを感じ取ることができたのです。

その時、私の耳元で女性が私の名前をささやきました。でも、それは邪悪な感じのする声ではなく、むしろ私を安心させるような優しい口調でした。声の主は「目を閉じて」とささやきました。

体中にぬくもりが広がり、私は誰かに抱きあげられました。それはまるで乗用車の後部座席で眠っている時、父親に優しく抱きあげられるような感じでした。そして私は自分の体の上で浮揚していました。私は幽体離脱をしたのです。

次の瞬間、私は玄関先に立っていました。そこでは家の前庭や街灯を見ることができました。私は見知らぬ「誰か」ににそっと背中を押され、宙に舞い上がりました。そして私は自宅の玄関先でしばし空中遊泳を楽しみました。

しばらくしてから私は自分の体に戻り、安心感に包まれながら熟睡しました。翌朝目覚めた時、クロゼットのドアが開いていたので、私はベッドから飛び出て、ドアをバタンと閉め、一階に駈け下りていきました。

その後、絶望的な目をした男の幽霊が現れることはありませんでした。

それから数夜に渡り、毎晩「誰か」が現れ、私を優しく抱き上げて、幽体離脱の仕方を手ほどきしてくれました。私は家の内外で空中遊泳をして、たくさんの時間を過ごしました。でも当時は幽体離脱という言葉すら知らなかったのです。その言葉を知ったのは大人になってからでした。

私は目に見えないその女性を自分のガーディアン・エンジェル(守護天使)だと思うようになりました。

子供のころ幽体離脱の仕方を覚えたことは、その後の私の人生で大いに役立ちました。13歳の時、私は病気になり、慢性的な痛みに悩まされるようになりました。そして私はたくさんの手術を受けました。でも、痛みが耐えられなくなったら、幽体離脱をすることで、自分自身を苦しみから解放することができたのです。


月日が流れ、私は大人になりました。

ある夏のことです。私たちは子供のころ住んでいた家(幽霊屋敷)を訪ねてみることにしました。当時、その家には別の家族が住んでいたのですが、彼らは快く私たちを迎え入れてくれました。私たちは幽霊に関する情報を交換しあって、会話に興じ、楽しい午後のひと時を過ごしました。

それから1、2カ月が経ち、私はその家をもう一度訪ねてみることにしました。ただし、今度は幽体離脱をして訪ねることにしたのです。

玄関先に着いたら、そこは1、2カ月前とは違う状態になっていました。家の中に入ったら、そこには私の家族がいました。そして私は子供のころの自分自身を目にしました。そう、私は過去にタイムトラベルしたのです。

私はそこで半日を過ごし、過ぎ去りし日の自分の家族の生活ぶりを見聞きしました。その日に私が着ていた服から、夕食の内容に至るまで、一部始終を目にしました。母がとても若々しかったのが印象深かったです。

夜のとばりが下りたあと、子供時代の「私」と姉はベッドにもぐりこみました。私はベッドのわきに立って自分自身と姉を見守ることにしました。

夜中になり家族が寝静まったあと、子供時代の「私」が目を覚まし、ベッドの中で起き上がりました。その時、クロゼットの取っ手が回りだし、掛け金がはずれて、ドアがギーッと音を立てながらゆっくりと開きました。クロゼットの中には例の足のない男がいました。

私は子供のころの自分の耳元に口を近づけ、「目を閉じて」とささやきました。私は「彼女」を抱き上げ、玄関先に連れていって、そっと背中を押してあげました。「彼女」は宙に舞い上がり、壁に当たってテニスボールのように跳ね返り、空中遊泳を始めました。

私は寝室に戻りました。魂が抜け出て空っぽになった「彼女」の体を守ってあげなければなりません。うかうかしていたら、幽霊に乗っ取られてしまうかもしれません。

私は両手を突き出して、クロゼットの中にいる男を後ろに押しやり、「ここから立ち去りなさい。彼女に近寄らないで!」と強くたしなめました。


体から抜け出た魂は時を超越することができるのかもしれません。未来の私が過去にタイムトラベルして、子供時代の自分自身に幽体離脱の仕方を教えたということです。その技術は、その後の私の人生で、私を痛みと苦しみから救ってくれました。

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TI さんが体験したもう一つの驚くべき実話:壁画の中の人々

・彗星探索家 木内鶴彦氏の幽体離脱のケースと似ていますね。幼い自分に警告を発したのが未来の自分自身だったという話はとても面白いです。

柴犬はかわいいさん(2014年4月7日)


・肝心の幽体離脱の方法が書かれてないのが何でなんだろう。知りたいんですが(笑)
誰かに抱きかかえあげられるように感じればいいんですかね?(2014年3月28日)

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