これはアメリカの男性ノエル さんの体験談です。


私はずっと超常現象の存在を信じていなかったし、不思議な体験をしたこともありませんでした。15年前に、あのできごとが起こるまでは……。

私はこのできごとを妻と家族にしか話したことがありません。妻はこの手の話を信じる方なのですが、その他の家族は私の話に疑念を抱いているように感じられました。呆れたような表情を見せることこそなかったものの、私の体験談を論理的に説明しようとしたのです。それ以来、私はこのできごとを胸の奥にしまっておくことにしました。今回、初めてその話を公開します。


あれは寒い朝のことでした。夜勤を終えた私は、工場から出て、自分の車に向かって歩いていました。ポケットから車の鍵を取り出し、買ったばかりのトラックのドアを開けて、運転席に乗り込みました。車の鍵をイグニションに差し込もうとした、まさにその時、聞き覚えのない声が耳に飛びこんできました。

「気をつけろ。」

私は凍りつき、バックミラーに目をやりました。そこには誰も映っていませんでした。振り返って後部座席と荷台を見たのですが、やはりそこには誰もいません。自分の正気を疑った私は、神経質に笑いながら、顔を前に向けました。

「働き過ぎなのかもしれない。休暇をとった方がいいのかな。」

そんな思いが心をよぎりました。その時、またしても「もう一度言う。気をつけろ」という声が聞こえたのです。体中にアドレナリンが駈けめぐり、私は再び後部座席に目をやったのですが、やはりそこには誰もいませんでした。自分の正気がいよいよ心配になってきましたが、不安を振り払い、鍵をイグニションに差し込んで、エンジンをかけ、ギアを入れました。

その時、私はビジョンを見ました。見知らぬ車が運転席のドアめがけて突進してきたのです。衝突の直前にそのビジョンは終わりました。

私は駐車場の出口に向かって慎重に運転していきました。そのころまでに私は謎の声のメッセージをすっかり信じていました。それに、安全運転をするに越したことはありません。駐車場の出口に達した私は、道が空いていることを確認した上で、道路に出て、ドライブを始めました。

ある時点で、道は急カーブを描き、東向きから南向きになります。曲がり角にさしかかった時、前方の車を認識しました。その車は、制御を失い、私の方に向かって突進してきました!

「方向転換をしろ。方向転換をしろ」と心の中でマントラのように唱えたのですが、一向に向きを変える気配はありません。すべてはビジョンで見たとおりでした。

それ以降、時間の経過はゆっくりになりました。私は衝突を避けようとして、ハンドルを右に大きく切りました。車は運転席のドアに衝突、私のトラックの前タイヤが曲がり角に当たって、トラックは転倒し、私は運転席から転がり落ちました。その時、私はシートベルトを締めていなかったのです。例の声を聞いた時、気が動転し、シートベルトを締め忘れたのです。

トラックはひっくり返り、私は布張りをした車の天井に身を置くことになりました。トラックから這いでたら、二台の車ともめちゃめちゃになっていました。それよりも重要なことは、事故を起こした運転手も私も無事だったということです。

病院で検査を受けるよう勧められたのですが、その申し出を断りました。私は妻に電話を入れ、迎えにきてくれるよう頼みました。それ以降、例の声を聞くことはありませんでした。


それから5年が経ちました。

その日、私は自宅でフットボールの試合を見ていました。そこに妻がやってきて、「ちょっとショッピングセンターに行ってくるわ。返すものがあるの」と言いました。私は「分かった。じゃあね!」と答えました。その時、忘れていたあの声がまた聞こえたのです。

「彼女が出かけたら、二度と会うことはできないぞ。」

私は飛び上がり、妻に向かってこう言いました。

「ねえ、僕が事故に遭った時、不思議な声を聞いた話を覚えてる?」

「ええ。もちろん覚えているわよ。」

「またあの声を聞いたんだ。今日、君が外出したら、二度と会うことはできないって。頼むから今日は外出しないでくれ。僕と一緒に家で過ごしてくれないか。ショッピングセンターへは明日行けばいい。」

一瞬の沈黙のあと、妻はこう答えました。

「分かったわ。じゃあ、今日は何をする?」


それから10年が経ちましたが、二人とも健在です。

あの声が誰のものだったのか、いまだに私には分かりません。私が何か重要な使命を背負っているとか、そういうことではないと思います。ハリウッド映画のように大げさなものではないと思うんです。単に通りがかりの霊が親切心から私を助けてくれただけなのかもしれません。

一つ確かなことは、またあの声が聞こえたら、万全の注意を払うということです。

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・この声の主は、他人じゃなく、天国にいるお爺さんやお婆さんかも知れませんね。

さぶろうさん(2014年4月8日)


・何か、運命のようなものを感じますね。私が思うのは。新しい道が開かれて、楽しくて安全な道になるように、人生をナビゲートしてくれる声が聞こえたらいいなと思います。(2014年3月29日)

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