これはアメリカ・アリゾナ州にお住まいの女性エヴリンさんの体験談です。


あれは6月14日のことでした。主人と私はお隣のご夫婦から夕食に招待され、隣人の運転する車に乗って地元のレストランに行き、楽しいひと時を過ごしました。

夕食のあと、隣人のお宅に招かれ、そこでデザートをいただきました。その日はとても暑かったので、熱い飲み物はいただく気にはなれず、ケーキと氷水をいただきました。会話もはずみ、すべてはうまくいきました。

時計が8時45分を指したころ、暇(いとま)を告げることにしました。というのも、主人の寝る時間が近づいていたからです。翌日、主人は仕事の関係で早起きする必要があったのです。

隣人が玄関の扉を開けたら、その夜は月が出ていなくて、外は真っ暗闇でした。自宅までは約60メートルの道のりです。私たちは徒歩で帰宅することにしていました。隣人が懐中電灯を貸してくれると言ったのですが、私のキーホルダーには小型の懐中電灯がついていたので、それで十分だろうと思い、お断りしました。

私たちは懐中電灯で前を照らしながら歩いていきました。アスファルト道路から砂利道に入ったところで、右手の方からカサカサ、カサカサという音が聞こえるようになりました。右手に巨大な牧場があったのですが、その夜、あたりに牛はいませんでした。なので、牛が音を立てていたわけではないと思います。

その音を出している者は私たちと並んで移動しているようでした。というのも、立ち止ったら、その音も止み、歩きだしたらまたその音が聞こえたからです。懐中電灯で牧場を照らしてみたのですが、そこには人っ子一人いませんでした。

私は恐怖におののき、主人に抱きつきました。そうしたら主人は「あの音が怖いと思うのなら、地面を見てみろ」と言いました。地面に目をやったら、石がネオンのような緑の蛍光色を発していました。緑の道が自宅に向かって伸びていたのです。そんなものは今までついぞ見たことがありませんでした。私たちはとにかく自宅に戻ることに意識を集中して、慎重に歩を進めていきました。

念のために申し上げますが、その夜、私たちはアルコールを一切口にしませんでした。夕食の時にザクロのアイスティーを飲んだだけなのです。二人とも麻薬はやらないし、薬物も使用していません。

そうこうするうちに、自宅が見えてきました。我が家の外壁には動作感知照明器具が取り付けてあります。それは常時ぼんやりした弱い光を放っているのですが、何かが家に近づいたら、光が自動的に明るくなるような作りになっていました。ところが、その夜、灯りはついていませんでした。というか、その夜を限りに、照明は壊れてしまったのです。

私たちは無事に我が家に帰りつくことができたので、喜びもひとしおでした。しかし、何者が私たちと並んで歩いていたのか、そして、なぜ石が緑色になっていたのかは、まったく分かりませんでした。

私たちの友人の中に、神秘系の店を運営している女性がいます。そこで、彼女にこのできごとについて尋ねてみました。

「あなたがたは妖精の炎に遭遇したのです」とその人は言いました。

私たちは顔を見合わせ、「妖精の炎って何のことですか?」と尋ねました。

彼女の話によると、それはスコットランドの民間伝承で、異次元に住む者なのだそうです。その者は疲れた旅人を自分たちの次元に引き込もうとするのだそうです。もしその夜、私たちが緑の石をつかみ上げていたら、もしくは音の出所を確かめるために道をはずしていたら、異次元に引き込まれていただろう、と彼女は言いました。

でも、私たちは家に戻ることに意識を集中していたので、私たちのエネルギーがその者を圧倒したのだろう、とのことでした。

彼女自身、同じような体験したそうです。ある日、彼女はご主人と一緒にニューメキシコ州にある友人の家を訪ねたあと、帰宅の途につきました。運転中、お腹がすいたので、ダイナー(道路沿いにある軽食レストラン)に立ちよることにしました。

午前5時だったにもかかわらず、外には多数の車が停められ、ダイナーは客で賑わっていたので、彼女たちは奇異に思ったそうです。内装は50年代風のもので、ウェイターも、料理人も、全員タバコをふかしていたのでビックリしたそうです。でも、食事はおいしかったし、サービスもよかったので、彼女たちは機会があったら再びこの店を訪れることにしました。

それから1〜2年後、彼女たちは再び友達の家を訪ねたので、帰りがけにそのダイナーに寄ることにしました。でも、ダイナーはありませんでした。そこから少し走ったところにモーテル(自動車旅行者用ホテル)があったので、そこに立ちより、ダイナーについて聞いてみました。モーテルの人の話によると、その道には、ダイナーはおろか、何もないとのことでした。その日、二人は異世界に行ったのだ、と彼女は話しています。

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