これはアメリカにお住まいの女性デビーさんの体験談です。


当時、私は8歳で、弟は5歳でした。そのころ大叔母が亡くなったので、私たち一家はコロラド山中にある彼女の家を訪れました。親戚一同がそこに集まり、家具を分けあうことになったのです。

大人たちが話し合っている間、子供はどこかに行っているよう親から言われました。でも、あまり遠くに行かないよう注意されました。

その家は人里離れたところに位置していました。とても美しい家でしたが、1〜2年の間そこには人が住んでいませんでした。すべての家具にはシーツがかけられ、ホコリがそこら中につもっていました。

二階建ての大きな家で、たくさんの部屋がありました。私は弟と一緒にすべての部屋を見て回りました。電気は通っていなくて、灯りもついていませんでした。そして、冬のコロラドの例にもれず、寒かったことを覚えています。

その時、二階の方から音楽が聞こえてきました。私たちは音楽を追って二階に上がり、ある部屋に入りました。そこでは老婦人がピアノを弾いていました。彼女は白髪で、目は青く、黒いドレスを着ていました。部屋は明るく、美しく装飾されており、家具にはシーツがかかっていませんでした。私たちはピアノのそばに立って名演奏に耳を傾けました。

曲を弾き終えた彼女は、立ちあがって、キャンディの入ったボールを私たちに差し出しました。私たちはいつになく礼儀正しく、それぞれ「ありがとう」と言って、キャンディを一つだけ取りました。そのあと、私たちは振り返って、部屋をあとにしました。

弟と私はみんなが集まっているところに戻りました。私たちが何かを食べていることを見てとった父が、どこでその食べ物を手に入れたのか尋ねました。私が事の次第を説明したら、大人たちの動きがピタッと止まりました。父は私の腕をつかみ、その部屋に連れていくよう言いました。

全員がその部屋に向かいました。扉を開けたら、中は薄暗く、家具にはシーツがかけられていました。ピアノはありましたが、キャンディの入ったボールはどこにもありませんでした。

請われるまま曲のメロディーを口ずさんだたら、それは大叔母が生前に何度も何度も弾いていた曲であることが判明しました。そして、私たちが食べていたキャンディは大叔母のお気に入りとのことでした。

大人たちはそのできごとについて話すことをかたくなに拒否して、そそくさと家をあとにしました。それ以降、誰もそこに戻っていません。今や私は62歳になりました。またかの地を訪れてみたい気もします。今ではすっかり様子が変わっているのでしょうね。

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