このお話はイギリス女性、イディス・セイジさんの体験談です。上の写真はイメージ画像で、このお話とは関係ありません。
1980年の8月4日、ある晴れた暑い午後のことでした。三人の子供の母親であるイディスさんはエンドウ豆を買うために近所の店に向かって歩いていました。その日の買い物はすでに済ませたのですが、エンドウ豆だけ買うことを忘れてしまったのです。午後4時50分、彼女が小道を歩いていると、驚くべき光景が目に飛び込んできました。空で煙の輪のようなものがグルグル回っていたのです。輪の端からは火花のようなものが飛び散っていました。
その煙の背後に未来的なヘリコプターが姿を現し始めました。それは基本的に透明の巨大な球状操縦室で、軍隊のカモフラージュのような緑と茶の模様が描かれていました。操縦室にはジャンプスーツを着た二人の人間が乗り込んでいました。二人とも普通の人で、特に変わった点は見られませんでした。セイジさんは歩きながら、その光景を見つめていました。そのとき、すべての音が弱まったような感じがしたといいます。まるで何かの内部にいるような感じでした。
道の端に立てられた柵の周りには不可解なもやのようなものが漂っていました。奇妙な匂いがしたので、彼女はフラフラしてきました。その次に起こったできごとが事実だという確証はありません。まるで夢を見ているような感じでした。それは特殊なエネルギー場によって起こった幻聴だったのかもしれません。ともかく、彼女は頭の中でヘリコプターの中にいる二人の男の会話を聞いたのです。
「大丈夫だと言ったじゃないか」と一人の男が言いました。
「わかってるって」ともう一人の男が言いました。「大丈夫だよ。彼女は僕たちが軍隊だと思っている。」
どうやらセイジさんはたまたま、ある種の実験に出くわしてしまい、彼女の存在が危険と見なされたようです。
彼女はボーっとした状態で、ヘリコプターを横目に見ながら店に入り、エンドウ豆を買って、店主と世間話をしたあと、何事もなかったかのようにその日の活動を続けました。時が経過するうちに彼女はこのできごとをすっかり忘れてしまいました。
それから数週間にわたり、イディスさんは不眠症になりました。さらに彼女は、例の店に向かう小道でありえない変化が起こったことに気づきました。それはちょっとした変化でした。たとえば、階段の幅が狭くなったり、今までなかった小道ができていたり、煙の輪が現れたところに突然、木が出現したり、といったような変化でした。これらのできごとが引き金となって、彼女はヘリコプターのことを思い出したのです。