これはイギリスで起きた有名な話です。これは一般に幽霊話と見なされているようですが、時間に関する異常現象という説もあります。


イギリス北部のヨークシャー州。1953年の朝のことです。

見習いの配管工であるハリー・マーティンデールさん(当時18歳)は、トレジャラーズ・ハウス(12世紀以降の歴史的遺物を収めている博物館)の地下室で、セントラル・ヒーティング(集中暖房)装置を取り付けていました。

その時、遠くの方からラッパの音が聞こえました。ハリーさんは地下の奥深くまで地上の音が届いたことを変だと思いましたが、気を取り直し、梯子に上って作業を続けました。そうこうしているうちに、ラッパの音がだんだん近づいてきました。

次の瞬間、巨大な馬車が地下室の壁から出現しました! ハリーさんは驚いたあまり、梯子から転げ落ちました。彼はよろめきながら部屋の隅に行き、床の上に腰をおろしました。彼が目にしたのは、馬に乗ったローマ兵の姿でした。彼のあとについて、少なくとも20人の兵士たちがゆっくり行進しながら現れました。彼らは緑色のチュニック(横を縫いつけた2枚の長方形の布を肩で結び、ウエストでベルトをしたゆったりした内衣)をまとい、頭には羽飾りのついたヘルメットをかぶっていました。そして短刀と剣を携えていました。どの兵士も意気消沈した様子で、うつむいていました。奇妙なことに、兵士たちの膝から下は床に埋もれて見えませんでした。

ハリーさんは死に物狂いで階段を駆け上がり、地階に出て、そこで博物館の学芸員に鉢合わせしました。学芸員は、慌てふためくハリーさんを見て、「ローマ兵を見たのでしょう?」と言いました。ローマ兵の姿はこれまでにも何回か目撃されていたのです。

ハリーさんは、あまりにもショックを受けたので、二週間の休みをとりました。しかし、人々は彼の話を真に受けず、バカにして笑うばかりでした。それで、ハリーさんはこの体験についてずっと口をつぐんでいました。しかし、1970年代になって、彼はテレビ番組で何人かの学者から、この体験について質問を受けることになりました。こうして、この話はイギリス中に広まりました。

その後の調査の結果、博物館が建っているところにローマ街道があったことが判明しました。また、博物館の地下室の床は、その街道よりも約40センチメートル上に位置していることが分かりました。これでローマ兵の膝から下が見えなかった理由が明らかになりました。

その後、ハリーさんは配管工を辞職し、警察官になって30年余り勤続しました。同氏は2014年に79歳で亡くなりました。


この話は、イギリスの民放テレビ局ITVの子供向け番組“It's a Mystery(直訳:それは謎です)” でドラマ化されました。下の動画の9分15秒〜13分30秒でそれを見ることができます。

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