これはアメリカ人の男性・ジョンさんの体験談です。

この話に出てくる「オークデール自然保護区」は、アメリカ・イリノイ州北部に位置する公園で、54ヘクタールの区域に森、小川、松林、プレーリー(大草原)などが広がっています。来訪者は約7qのハイキング道を散策しながら自然を満喫できます。


私は2001年から2013年にかけてオークデール自然保護区の近くに住んでいたので、よくハイキングに出かけました。

ある日没前の夕方のことです。私は自然保護区でハイキングを楽しんでいました。木立を抜けたら、眼前に小さな牧草地が開けました。あたりに人影はなく、長さ200メートルほどの道が牧草地の真ん中にまっすぐ伸びていました。

その時、突如として錆(さび)だらけの旧式の白いトラックが飛び出してきて、牧草地の道を反対方向に走り始めました。トラックはヒヤヒヤするほど猛スピードで飛ばしていました。やがてトラックは木立の陰に隠れて見えなくなりました。

そのオンボロ車はライトをつけて走行していたことを覚えています。そして音はまったく聞こえませんでした。エンジン音も聞こえなければ、サスペンション(緩衝装置)がギシギシ音を立てることもありませんでした。

まず頭に浮かんだのは、公園の管理者が向う見ずな行動をとっているということでした。でも、そこで私は気づきました。この公園には警備員がいないし、パトロールも行われていないのです。それに、市役所が所有している作業車は新型のものです。私はどこかの愚か者が羽目をはずして安っぽいスリルを楽しんでいるのだろうと推測しました。

トラックが見えなくなったところに達したら、道はそこで行き止まりになっており、あたりの牧草がトラックのタイヤに押しつぶされた形跡はありませんでした。牧草地の周辺には木が密生しているので、トラックは行き場がなく、逆戻りするしかなかったはずです。トラックはどこへともなくかき消えたとしか思えませんでした。

私は立ち止って思いを巡らせました。「自分は幽霊車を見たのだろうか? それとも、昔まだ木が少なかったころの光景を覗き見たのだろうか……?」と。なお、この体験をした時、私は完全にシラフであったことを付け加えます。

ご飯がふっくら炊ける「天海のにがり」

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