これは1958年にアメリカ・ペンシルバニア州で起きたできごとです。


12月24日の午前10時ごろ。ヘイゼル・ランバート婦人は、会社の同僚を家に送り届けたあと、近くの店で食料品をいくつか買って帰ることにしました。

店に向かって運転する途中、彼女は突然アクセルを踏み、フランクリン通りに向かう強い衝動に駆られました。それまで彼女はその通りに行ったことが一度もなかったのに……。

なぜそのような奇妙な衝動に駆られたのでしょう? 答えは分からずじまいでした。彼女が後に新聞記者に語ったところによると、とにかくその強い感情に従わなければならないと確信したのだそうです。

ヘイゼルさんはヒルサイド通りまで車を走らせました。彼女が近くの運河で目にしたのは子供の手でした。赤の手袋をはめたその手は、凍りついた水面にできた穴の端をつかんでいました。

交差点を猛スピードで走り抜け、運河の端まで来た時、車は氷河の中に滑り落ちました。そこでヘイゼルさんはクラクションを鳴らして助けを求めました。

その音を聞きつけたジョージ・テイラーという名の男性と、彼の10代の息子が事故現場に駆けつけました。少年は棒を使って氷河の上を歩いていき、2歳の少女・キャロルちゃんを助け出しました。そして父親はヘイゼルさんを救出しました。

もしヘイゼルさんが奇妙な衝動に従わなかったら、キャロルちゃんは確実に命を落としていたでしょう。

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