これはイギリスに在住の女性・クラウディアさんの体験談です。

夜になったら、森に行っちゃいけない

このできごとは2008年の夏に起きました。当時、私は7歳でした。私が住んでいたハイ・ウィカムという街は人口が多かったので、同じ年ごろの子供たちが近所にたくさんいました。

どの子も母親から「夜になったら、絶対に森に行ってはいけませんよ」と言いつけられていました。でも、その理由を教えてくれなかったので、私たちは母親の言いつけに背き、何時間も森の中を歩き回ったものです。

森の中で特に変わったことは起きませんでした。ただ、時おり木をひっかくような音が聞こえることがありました。そのときは思わず背後を振り返ったものです。誰かがあとをつけているような気がしたんです。

でも、一度だけ不可解なできごとが起きたことがあります。おそらく私はこのできごとを一生忘れられないでしょう。12人の子供たちが集まり、一緒に森に行くことにしました。その時点で私は何とも思っていませんでした。それはごくありふれたことだったからです。

20分ほど森の中を歩き回ったあと、人数が減っていることが明らかになりました。出がけには12人の子がいたのに、改めて数えてみたら8人しかいなかったんです。

混乱した私たちは、きっと何人かの子がふざけているのだと思いました(それは6〜9歳の子の典型的な行動パターンです)。

15分ほど探し回っていたら、片方の子供靴が見つかりました。そこから5メートルほど離れたところに一人の女の子が不自然な姿勢で木にもたれかかっていました。「なぜはぐれたの? ほかの子たちはどこにいるの?」と尋ねたのですが、彼女は気が抜け、ぼんやりしていて、まともに返事しませんでした。

靴を返したら、彼女は「これは私の靴。誰かが私の靴をとっちゃったの……」と言って泣き出しました。

彼女の奇妙な態度にギョッとなった私たちは、森の中を走り回り、ほかの子たちを探しました。結局全員見つかったのですが、どの子も最初の子と同じように不格好な姿勢で、茫然自失の状態でした。森から出て初めて普通の状態に戻りました。

その翌日、はぐれた4人の子たちは全員このできごとを一切覚えていませんでした。そのとき一緒だった子のうち、いまだにつきあっている二人は、あの日森の中で何が起きたのか、いまだに説明することができません。

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