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時間旅行実話ゾーン→謎の旅行代理店


このお話はアメリカのチェリーさんが体験した実話です。


私は友達の子供のために飛行機の切符を買ってあげる約束をしました。ところが、そのことをすっかり忘れてしまったのです。ある日のこと、買い物をしている最中にその約束を思い出しました。期日までに切符を入手するためには、どうしても今日中に買わなければなりません。そのとき時刻はすでに午後4時半を回っていました。空港まで行って切符を買う時間の余裕はありません。

そこで私は公衆電話のブースに行き、電話番号簿で旅行代理店を探すことにしました。「メイシー旅行代理店」という名前の会社が見つかりました。住所を見たところ、私がいる通りの向かいにありました。その番号にかけたところ、男性が電話に出て「メイシー旅行代理店です」と応答しました。何時に閉店するか尋ねたところ、5時という答えが返ってきました。そこで私はその店がメイシー・デパートの中に位置しているのか、それともショッピング・プラザの中に位置しているのか尋ねました。すると彼は次のような道順を教えてくれました。

「メイシーデパートの中に入ってください。デパートの中央にエスカレーターがありますので、それに乗って3階まで行ってください。エスカレーターから降りたら、正面に小さな事務所が見えます。そこは照明によって明るく照らされています。受付のデスクまで行ったら、右に曲がり、小さな廊下を進んでいってください。右手の二番目の扉が当店です。」

私は電話を切り、通りを小走りで横切りました。デパートに入り、エスカレーターに乗って三階まで上るに連れ、照明で明るく照らされた区域などないことに気づきました。その階にあるのは工事道具ばかりで、「ホコリをご容赦ください」という看板が出ていました。

そこで私はエスカレーターから降りたらすぐに向かい側に走っていき、下りのエスカレーターに乗ることにしました。ところが、エスカレーターから降りたところ、正面に小さな事務所が確かにあったのです。そこは照明で照らされていました。私は勇気を振り絞り、受付のデスクまで歩いていきました。

右手に廊下があることに気づきましたが、どの扉が旅行代理店のものか忘れてしまいました。そこでベルを鳴らしたところ、若い女性が姿を現しました。旅行代理店について尋ねたところ、彼女は混乱したような表情になり、「ここに旅行代理店はないと思いますが……」と言いました。私はイライラしていたので、彼女とそれ以上話をする気になれず、上司に会わせてほしいと頼みました。

男性が出てきたので、彼に同じ質問をしました。彼は頭を振り、「旅行代理店は確かにありましたが、閉店しました。かれこれ3年以上も前のことになります」と言いました。そこで私は「2、3分前にその旅行代理店の人と話をしたのです。その男性から道順を教えられ、ここまでやってきたのです」と言いました。

どこでその番号を知ったか聞かれたので、「電話番号簿です」と答えました。彼はデスクをぐるっと回り、私のいる側までやってきて、壁に設置してある公衆電話を指差しました。彼は私に電話番号簿を手渡し、その店を見つけるよう指示しました。そこで私はページをめくってその店を探し出し、彼に番号を指差しました。彼は私に25セント硬貨を差し出し、その番号にかけるよう言いました。私は彼の指示に従いました。

呼び鈴が一回鳴ったあと、大きな音が響き、録音メッセージが流れ始めました。「あなたがおかけになった番号は現在使われていません……」私は振り返って彼を見ました。私は電話を保留にしていたので、彼もそのメッセージを聞くことができたのです。彼はニヤリと笑い、「ルルルル……」とテレビドラマ『トワイライト・ゾーン』のテーマ音楽を口ずさみ始めました。私は受話器を落とし、エスカレーターまで疾走しました。なんとかこのできごとを論理的に説明しようとしましたが、それは無理でした。あの日以来、私はメイシー・デパートに足を踏み入れていません。

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