これはアメリカ・コロラド州の都市・デンバーに在住の女性・キムさんの体験談です。

アパートに引っ越した女性。その建物の地下は荒れ果てていた。ところが二日後……

2003年のことです。私はデンバーのミッドタウン(住宅地区と商業地区の中間地帯)にある古いアパートに引っ越しました。その建物は管理が行き届いておらず、あちこちが破損していました。

私のアパートは4階にあったのですが、個人用の洗濯機が取り付けられていなかったので、地下の洗濯室に行って洗濯しなければなりませんでした。しかし、古い建物なのでエレベーターはなく、階段で上り下りしなければなりませんでした。そのため、洗濯するのが一苦労なので、一週間ほど洗濯物をためていました。

ある夜、私は洗濯室の下見をしてみることにしました。地下まで降りていったら、洗濯室はどこにでもあるようなごく普通の部屋だったのですが、その横に廊下が伸びていたのです。私は好奇心に駆られ、廊下を歩いて向こう側まで行ってみることにしました。

そこは廃棄された保管場所のように見えました。廊下に沿っていくつか保管室があったのですが、ドアの蝶番(ちょうつがい)が外れていたり、ささくれだった板が無造作に打ち付けられていたり、天井からむき出しの電線が垂れ下がっていたりして、荒廃していました。天井からぶる下がった裸電球があたりを照らしていました。

廊下の突き当りに部屋があり、ドアの下の隙間から灯りが漏れていました。そのドアを押した瞬間、私は圧倒されるような不快感に襲われました。「ここは私の来るところじゃない!」という思いが頭をよぎりました。

部屋の中はレンガの壁がむき出しになっており、床は土間でした。そして床の真ん中に大きな穴が掘られていました。それを見るなり、私は怖くなり、自分のアパートに駆け戻りました。

私はこの不気味な地下室のことをブログに記し、友達にしゃべりまくりました。

二日後、何人かの友達が訪ねてきたので、この話をしたら、地下を見てみたいという話になりました。私は、みんなで行けば怖くないだろうと思い、友達をそこに連れていくことにしました。

地下に降りていったら、あたりの様子が少し変わっていることに気づきました。壁にはペンキが塗られ、外れていたドアは修理され、いくつかの保管室のドアに南京錠がかけられていたんです。前回来た時は、材木に白アリが群れていたりして、目も当てられない状況でした。

二日の間に誰かが手を入れたということなのでしょう。……とはいうものの、腑(ふ)に落ちない点がありました。ペンキが塗りたてのように見えなかったのです。塗ってからかなり時間が経っているように見えたんです。

歩を進めていくうちに、例の部屋が近づいてきたので、私はそこを指さしながら、「あれが問題の部屋よ。開けて中を見てみて。私は二度と見たくないからここにいるわ」と、友達に促しました。

友達はドアを押し開け、中を見て、あきれ顔になりました。そして「おー怖い。ただのボイラー室じゃない」と言いました。

私は意外な反応に驚き、部屋まで歩いていって中を見ました。確かにそこにはボイラーが設置してありました。言うまでもなく、それはアパートの住人に暖房を供給するためのものです。とても大きなボイラーで、部屋の大半を占めていました。私は開いた口がふさがりませんでした。前回来た時、床は土間で、穴が掘ってあったのです。

私が「タイムスリップ」という言葉を知ったのは、それから少し経ってからのことです。あの日、私は過去に行ったのでしょうか……?

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