

私の夫は並行世界で7年間を過ごした?
これは私の夫が体験したできごとです。
夫が高校二年生の時、彼にはある女友達がいました。仮に彼女の名前をサムとしておきましょう。
ある日、夫は自宅で眠りにつき、翌朝いつも通り目覚めました。彼は高校に行き、同級生のサムと意気投合して、つきあうようになりました。
高校を卒業後、夫とサムは結婚し、二子を設けました。男の子と女の子でした。
ある夜、夫とサムは二人の子供を寝かしつけ、眠りにつきました。翌朝目覚めたら、彼は高校二年生に戻っていました! すべては夢だったのです。
夫は夢の中で妻子と七年間の時を過ごしたといいます。すべては実時間で進行したそうです。
目覚めた時点で、夫はサムに強い愛情を抱いていました。しかし、サムにそのことを話したら、彼女にはまったく心当たりがなく、相手にされませんでした。結局、夫は彼女に対する思いを断ち切るしかありませんでした。
夫はサムの実家で過去にどんなできごとが起きたかを知っていたし、サムの体のどこに母斑(ぼはん:生まれつきのあざ)があるかも知っていました。もちろん、あざのことは彼女に話さなかったそうです。そんなことをしたら、変態の覗き魔だと思われますものね(笑)!
現実の世界で二人は一度もデートをしませんでした。二人が結婚しなくてよかったです。だって今や彼は私のものなんですもの(笑)!
夢の中の世界はとてもリアルに感じられ、現実の世界とはまったく区別がつかなかったそうです。夫はその衝撃から立ち直るまでに数か月を要しました。
ちなみに、夢の中でも同時多発テロといった大事件は起きたそうですが、現実の事件とは少し違う展開になったそうです。
・なんとなく、夢の中で違う人間関係で生活しているようなものを見ますね。目覚めたあとも不思議な感じを持って考え込んでしまう時もあります。
私たちは、ちがう世界にも住んでいるんでしょうか。
こおろぎさん(2017年4月12日)