

茶色い女の人
これはあるアメリカ人女性の体験談です。
私が4歳だったころ、父はアメリカ海軍に勤めており、私たち一家は日本に駐在していました。当時、赤ちゃんだった私の妹がこんな話をしたことを覚えています。「眠っている時、茶色い女の人がきた」と。
それから時が流れ、私は29歳になりました。ある夜、就眠中に夢の中で、私は過去に戻り、日本で開かれた自分の誕生日パーティーに行きました。当時、私は4歳だったのですが、それでもそのパーティーのことを覚えていたのです。
私はひざまずき、4歳だった自分自身の肩に手を置いて、彼女がいかに家族から愛されているかを伝えました。その後、私は妹の幼児用寝台の中を覗き込みました。うちの家系では、その妹も含めて全員が金髪で、ブルネット(こげ茶色の髪)は私一人だけなんです。
妹が話した「茶色い女の人」は、他ならぬ私だったのです!
夢の中で日本に住んだ男
これはあるイギリス人男性の体験談です。
昨年、僕は日本に住んでいる夢を見ました。僕は22歳のイギリス人で、アジア地域に旅行したことはないし、旅行の計画を立てたこともありません。
夢の中で、僕はとても現代的な都市に住んでいました。ただし、住んでいた家は伝統的な日本の家屋で、紙の扉(障子やふすま)などがありました。
僕は日本で仕事についていました。友達もいたし、土地の人々とも話をしました。
それは非常に鮮明な夢で、自分が日本に滞在していたことを100%確信するほど、夢の内容を逐一(ちくいち)覚えていました。
一週間を通してこの夢を繰り返し見ました。夢を見るようになってから三日目か四日目のある日、自宅で友達とユーチューブの動画を見ていました。その時、突如として日本に関するオススメ動画が現れたのです。僕はそれを見て、「ここは僕が日本で住んでいた場所にそっくりだ」と言いました。
友達はあきれたような表情で「だってお前、日本に行ったことないじゃないか。」
僕はひどく場違いな気持ちになりました。日本に行ったことがないことは分かっていたのですが、それと同時に日本に住んでいたことを確信していたのです。
友達から「お前は日本に行ったことがない」と指摘された時、自分の知っている地球が存在しないような気持ちになりました。そして、「時間や記憶を書き換えることは可能だ」というような思いにとらわれたのです。