バス停の女

これは20年ほど前に起きたできごとです。当時、私は11歳でした。

ある夏の夕方、私は母と一緒に近所の店に向かって歩いていました。家から店までは徒歩で10分かかり、その途中にバス停がありました。

この日、バス停のところに女性が立っており、手を上げて運転手に合図をしたのですが、バスは停まることなく走り去ってしまいました。

そんな中、私たちがバス停のそばを通り過ぎようとした時、女性が母の方を見て、「運転手さんは私の姿が見えたのかしら?」と尋ねました。

母は奇妙な質問をされて、ちょっとショックを受け、「分かりません。見えなかったのでしょう」ときまり悪そうに応えました。

それから三歩ほど歩き、母と私は後ろを振り返りました。彼女はいませんでした。

当初のショックが治まってから、私たちは歩を速めました。一刻も早く不気味な状況から遠ざかりたかったのです。どのようにして彼女が消えうせたのか、つじつまを合わせようとしたのですが、彼女が角を曲がったり、家に入ったり、車に乗って走り去ったりする時間はまったくありませんでした。

今日に至るまで、このできごとを思い出すたびに背筋が寒くなります。


テレポートした猫

僕が飼っている猫は、別の猫に攻撃された時、家の中にテレポートしたことがあります。

ある日、自分の部屋でパソコンをやっていた時、外で騒音が聞こえました。テラスに面した引き戸まで走っていったら、胸に傷を負った猫が家の中にいるのが目に入りました。

この時、すべての扉には鍵がかかっていました。引き戸の外面は血で汚れていたのですが、その戸には鍵がかかっていたのです。


ロシアの旅客機の墜落事故に関する予知夢

2018年2月11日午後2時(日本時間の午後8時)すぎ、ロシアの航空会社、サラトフ航空のアントノフ148型機がモスクワ郊外にあるドモジェドボ国際空港からロシア南部の都市、オルスクに向けて離陸したあと墜落した。

私は以前にも予知夢を見たことがあるのですが、ほとんどの夢は取るに足らない日常生活に関するものでした。でも、今回の夢には震撼しています。

2月10日、土曜日の夜のことです。夢の中で私は野原の真ん中に立っていました。そんな中、遠くの空から飛行機が私の方に向かって落ちてきました。その飛行機は私の近くに衝突し、乗客が息絶える様子を目にしました。

一人の女性が座席ベルトを締めたまま座っていたので、「あーよかった。あの人は生きている」と思ったのですが、ほどなくして彼女がすでに気を失っていることに気づきました。

それは不穏な夢だったのですが、目を覚ましてから深く考えるようなことはありませんでした。

ところが、日曜日の朝にネットでニュースを見ていたら、ロシアの旅客機が墜落したという記事が目に留まったのです。その記事によると、すべての乗客や乗員が亡くなったとのこと。

監視カメラがとらえた映像は私の見た夢の光景にそっくりでした。唯一の違いは、私の夢は夏に起きたということです。


鏡の中の自分

先日、浴室の鏡まで歩いていって、自分自身の姿をチェックしました。その後、視線を下げてカウンターに目をやり、また顔を上げて自分の鏡像を見ました。そして、「なるほど、下を見ている時、自分はこんな風に見えるのだな」と思いました。

ちょっと待てよ。

そんなことはありえない。

自分自身を見ている姿が鏡に映っているはずじゃないか。鏡が複数あったら、いろいろな角度から自分の姿を見ることができるだろうけど、我が家の浴室にある鏡は一つだけなのです。なぜ他の方向を見ている自分が鏡に映っているのでしょう?

ひょっとして視覚的な錯覚? 浴室の照明の関係でそんな風に見えたのでしょうか?

ともかく、不気味だけど面白い体験だったので、投稿した次第です。


神出鬼没の腕時計

今日はいつも通り、ボーイフレンドからもらった腕時計をはめて学校に行きました。最初の授業のあと、少し時間が空いたので、キャンパスの店に行ってスナック菓子を買うことにしました。店に着いて、ふと左手首に目をやったら、時計がありません!

私はパニックに陥りました。その腕時計はボーイフレンドが二年前に誕生日プレゼントとしてくれたものです。高価な品物であることを分かっていました。

時々授業中にその時計を外すことがあるので、教室に置き忘れたのかもしれません。そこで私は全速力で教室に走っていきました。幸い、授業はやっていなかったのですが、時計はどこにも見当たりませんでした。

ロビーにいる子に尋ねたり、同級生に携帯メッセージを送ったり、挙句の果てに教授にメールを送ったりして、時計を見かけなかったかどうか尋ねました。

ついに私はサジを投げ、遺失物取扱所に落とし物を報告しました。でも、私は涙ぐんでいました。二度とあの時計を見ることはできないだろう。ボーイフレンドに知らせたら怒るだろうな……そんな思いが胸中に渦巻いていました。

その後、最後の授業に出席して、自宅に向かって車を走らせました。ドライブ中、ダッシュボードの時計が狂っていることに気づきました。それで、本能的に左手首に目をやったら……失くしたはずの時計がそこにあるではありませんか!

私は驚きのあまり時計を二度見して狂喜しました。この時計は私の手首にぴったりフィットするので、腕の後方にずれるようなことはありません。その日は半そでを着ていたので、時計を見逃したということは絶対にありえません。

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