

予知能力を持つカーナビ
これはあるオーストラリアの男性の体験談です。このできごとは2、3日前に起きました。この日、僕はメルボルンから自宅に向かって車を走らせていました。
カーナビには「32分で自宅に着く」と表示されていました。その時、ちょっと急いでいたので、制限速度(時速80キロメートル)を超え、90キロで走ることにしました。
すると、なぜか突然、残りの走行時間が32分から48分に跳ね上がったのです。ということは、午前10時43分に自宅に着くということになります。空いた道を飛ばしていたので、なぜ走行時間が延びたのか解せませんでした。
ともかく、時速90キロで走り続けたのですが、カーナビに表示されている時間は一定しており、時間が短縮されるようなことはありませんでした。この先で交通が渋滞しているのかもしれないと推測し、そのまま走り続けました。
そんな中、サイレンの音が耳に入りました。スピード違反で車を停めるよう促されたのです。警官がやってきて、おなじみのお説教を聞かされ、300豪ドル(約25,000円)の罰金を請求されたのみならず、2点減らされ、へこんでしまいました。
警官から解放された後、カーナビに注意を払うことなく車を走らせ、自宅に着いたら……時刻はきっかり午前10時43分でした。
単なる偶然の一致だとは思うのですが、納得のいく説明が見つからず、頭をかしげています。
同じ女性が二度建物に入ってきた
僕はとあるマンションに住んでいます。ある日、そのマンションの地階の廊下で友達と話をしていました。その時、4階に住んでいる中年女性が駐車場から歩いてきて、マンションの建物に足を踏み入れました。
それから一分も経たないうちに、同じ女性がさっきと同じように駐車場から歩いてきて、建物に入ってきたのです!
彼女が建物から出ていったということは絶対にありえません。この建物には裏口がなく、僕たちは入り口付近に立っていたので、彼女が出ていったら必ず目に留まっていたはずです。
僕たちは彼女を止めて、今さっき建物に入らなかったかと尋ねたのですが、彼女は否定し、歩み去りました。
個人的マンデラ・エフェクト
これはアメリカの女性・エイミーさんの体験談です。二週間ほど前に、女友達の母親が亡くなりました。その友達とは一緒に学校に通った仲です。新聞の死亡記事欄には、友達のお兄さんが遺族として掲載されていました。
実は、この男性の死亡記事を10年ほど前に読んだことを明確に覚えているのです。彼には発育障害があり、生まれつき心臓が弱かったので、ハッキリと記憶に残ったのです。
言うまでもなく、新聞のアーカイブで彼の死亡記事を探したら、それは消えていました。
夢で見た女性
僕は19歳なのですが、16歳か17歳の時に奇妙な夢を見ました。夢の中で女性を見たのです。その女性は黒髪で、赤の上着と青のジーンズを身に着けていました。目覚めた時、その夢を覚えていたのですが、重要性は低かったので、特に気に留めるようなことはありませんでした。
その日の午後、学校から徒歩で帰宅の途にあった時、工事現場に行き当たりました。出し抜けに、1メートルほど前のところに女性が現れ、視線が合ったのですが、その時僕は思わずチビりそうになりました。なぜなら、彼女は夢で見た女性だったからです。顔も、髪も、洋服も、すべてが同じ!
とても変な気持ちになりました。その日は一日中、このできごとのことが頭から離れませんでした。
ピカチュウのぬいぐるみ
2000年代の初めごろ、ボクはピカチュウのぬいぐるみを持っていました。大のお気に入りで、どこへ行くにもそれを手放しませんでした。ところが、小学校で誰かに盗まれてしまったのです。
それから10年近くが経ちました。数年の間、そのぬいぐるみのことは記憶の片隅に追いやられていました。そんな中、とても現実的な夢を見ました。その夢の中で、ボクはなくしたピカチュウのぬいぐるみを見つけ、再び手に入れました。夢があまりにも真に迫っていたので、現実と見まがうほどでした。
夢から覚めたあと、インターネットをしていたら、ピカチュウの画像が目に留まりました。それはボクが失くしたのとまったく同じピカチュウで、頬にはボタンが留めてあり、ぽっちゃりしていました。
その画像を投稿した人にどこで手に入れたか尋ねたら、販売先のリンクを送ってくれました。それは90年代後半に作られたもので、何年も探し回ったのですが、どうしても見つけることができなかったのです。
それなのに、ピカチュウのおもちゃを買う夢を見た後、目覚めたら、失くしたものとまったく同じピカチュウが見つかったというわけです。言うまでもなく、そのおもちゃは手に入れました。