これはコスタリカに在住のある男性の体験談です。

コスタリカの遺跡で考古学者が体験した不可解なできごととは……?

私はコスタリカの考古学者です。この仕事について以来、石球の調査に重点的に取り組んでいます。私の国では、何十年にもわたり、大小様々な石の球が何千個も見つかっているのです。こぶし程度の大きさのものから、家と同じくらいの大きさのものまで、密林の中で発見されています。

10年前のこと。オサ半島のキャンプ場で仕事をする機会を得ました。ここはコスタリカの中で最も調査の進んでいない未開の地です。一部の地域は人類が足を踏み入れたことすらなく、地図も作られていません。なぜなら、そこに入ることが実質的に不可能だからです。どの道、このあたりの密林に分け入ることを試みた人は多くいません。しかも、コスタリカ政府は自然保護を極めて重視しており、人の立ち入りは最低限にとどめられているのです。アクセスを許可されたのは数人の生物学者や地理学者のみ。

そんな中、政府官吏の指揮の下、この地域にキャンプ場が設置されました。いくつかの人工遺物が発掘されたので、私の勤める大学の教授に連絡が入り、それらの人工遺物を特定し、付近を調査するよう依頼を受けたのです。同教授はジャングル内の空き地に9つの石球が配置されているのを発見しました。石球は私の専門なので、教授から連絡を受け、調査するよう依頼されたというわけです。

指定された場所にやってきた時、何かがおかしいと感じました。というのも、石球が見つかった場所の付近に住居や遺跡がなかったからです。通常、石球の付近には先住民の住居跡や、原住民の住居が見つかるのが常なのです。しかも、今回見つかった石球は、これまでに見たことのないパターンで配置されていました。

数日にわたり、あたりを調査し、詳細なデータを集める中、予期せぬできごとが発生しました。ある日、私はいつも通り、空き地を調査するために朝、キャンプ場を発ちました。現場に到着後、発掘したり、ノートをとったりして、いつもの作業に一、二時間を費やしました。

そんな中、コンパスを見たら、針が狂ったような動きを見せていたのです。針は北を指し、二、三秒の間その状態を保った後、突然適当な方向を指しました。次に針は細かな動きを見せてから反対方向を指しました。あたりを歩き回ってみたのですが、コンパスには何の影響も及ばないようでした。コンパスはデジタル機器ではなく、地球の磁場に反応するものなので、これではまったく意味をなしません。私は途方に暮れました。

おかしいことは他にもありました。あたりが静寂に包まれたのです。ジャングルのど真ん中にいるというのに、動物の鳴き声がまったく聞こえませんでした。唯一聞こえたのは、風が葉をざわざわと鳴らす音だけ……。

私は不安に駆られ、ビクビクするようになりました。私はちょっとやそっとのことでは怖がらない性分です。仕事柄、自然の中で何日も寝泊りしなければならないのですから、いちいち怖がってはいられません。でも、この状況には何かおかしなところがあった。そこで私はキャンプ場に戻ることにしました。ところが今度は道が見つかりません! キャンプ場はそこから精々1.5キロメートルぐらいのところにあったので、戻れるという自信があったのですが、並木や道や小川にまったく見覚えがありません。チームに無線で連絡しようとしたのですが、誰も応答しませんでした。

最も分別のある措置は空き地に戻って一からやり直すことだと判断しました。そこで空き地に戻り、再度無線連絡を試みたら、チームの女性が応答しました。その女性はひどく心配しているような口調で、一体どこに行っていたのかと尋ねました。チームは一日中、私を探していたというのです!

私は混乱することしきりでした。朝の9時にキャンプ場を発ち、現場で過ごした時間はせいぜい1、2時間だったからです。これは後になって分かったことなのですが、何と私は7時間近くも行方不明になっていたのです。暗くなる前に戻ってこないのではないかと、みんなが心配していました。

その後、変わったできごとは起きませんでした。そしてキャンプ場は大した説明もなしに閉鎖されることになりました。それ以来、自分のとったメモを見直しているのですが、結論は出ていません。教授は「期限が切れたからキャンプ場が閉鎖されたのだ。再開を求めて騒いでも仕方がない」と言っていますが、私は納得がいきません。

とんでもない話だと思っているかもしれませんが、これは誓って事実です。私は石球の中に何かが入っていると確信しています。しかし、石球を割ることは言語道断なのです。国宝なので、割ることは絶対に許されないでしょう。もし割ったら投獄されることは確実です。

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