これはあるアメリカの男性ジョニーさんの体験談です。

激しく降りつける雨の中を歩いていたら、奇妙な男性が現れ……

最近、僕の住んでいる地域は豪雨に見舞われました。その結果、近くの川はものすごい勢いで流れるようになり、いくつかの地域は壊滅的な洪水に襲われました。そんなわけで、ほとんどの住人は快適な我が家に引きこもるようになりました。

ある夜、どういうわけか僕はザーザー降りの雨の中で物思いにふけりたいという衝動に駆られ、三つの川が合流する地点まで足を運ぶことにしました。

歩を進めている間、見かけたのは二人だけ。一人は必死の面持ちで走り去っていきました。もう一人はバスを待っていました。

僕はびしょ濡れになることを覚悟の上で、雨の中を歩いても構わないような服装に身を固めていました。なので外出している人が少ないことはちっとも驚きではありませんでした。

三つの川が合流する地点にたどり着き、沈思黙考にふけろうとしたのですが、ちょうどそのころ雷鳴とともに稲妻が走り出したのです。僕は稲光を浴びながら、雷に打たれたら元も子もないと思うようになり、早々に帰宅することにしました。

家路をたどっている最中に出会ったのは一人だけ。白髪の男性が徒歩で脇道から本道に出てきたのです。奇妙なことに彼は全身が少しも濡れていませんでした。

僕はその姿を心に留め、彼のそばを通り越して、バケツをひっくり返したような雨が打ちつける歩道を進んでいきました。

それから5分後、激しい雨の中でふと目を横にやった時、僕は思わず叫び声を上げてしまいました。いつの間にか先ほどの男性が横を歩いていたのです! 僕の反応を見た男性は事も無げにこう言いました。「ずっとあなたの後ろを歩いていたんですよ。そのことに気づいているとばかり思っていた」と。

でも僕は、歩いている間、何度となく後ろを振り返ったのです。それに5分の間、彼の足音は一切聞こえませんでした。

男は通りに停められた、たった一台の車に乗り込みました。僕は立ち尽くしながらその姿を呆然と見ていました。

ここ数年の間に、これほどギョッとさせられたことは一度もありません。無造作な話し方も気味が悪かった。しかも彼は、滝のような雨の中で、火のつけられたタバコを手にしていたのです。それが何を意味するのか、僕には見当もつきません。

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