これはあるアメリカの男性の体験談です。

病院を訪れていた姉弟が存在しないはずの階に行き、そこで体験した恐怖のできごととは……?

僕は米アラバマ州の田舎町で生まれ育ちました。

この町には病院が一軒しかありません。なので、産婦人科からがん治療まで、この病院でありとあらゆる治療を提供しています。それと、ここには一般人が使えるエレベーターが一台しかありません。このエレベーターで、最上階からカフェテリア(セルフサービス形式の食堂)がある一階まで行くことができます。

今から9年前のこと。当時14歳だった僕は、姉(16歳)と一緒に、がん治療を受けている祖母を見舞いに、病院に来ていました。毎日のように病院に来ていたせいか、落ち着かなくなったので、姉と一緒にカフェテリアに行って軽食をとることにしました。

エレベーターに足を踏み入れ、(1階)のボタンを探したら、の下に(地階)のボタンがあることに気づきました。それまでこのボタンは見たことがなかったのですが、きっと見落としていたのだろうと思い、反射的にのボタンを押してしまいました。地階にカフェテリアがあると思ったのです。

エレベーターの扉が開き、外に足を踏み出したら、そこは事務所のように見えました。狭い通路の両側に椅子がずらっと並べられており、通路の終わりには受付の机がありました。

僕たちは混乱しました。うっかり違う階のボタンを押してしまったのだと思い、振り返って↑(上り)のボタンを押しました。それから5分ほど待ったのですが、エレベーターが来る気配はありません。

そこで僕たちは受付係のところまで歩いていって、自分たちが今どの階にいるのかを尋ねようとしました。狭い通路を歩いていくうちに、みんなが僕たちをにらみつけていることに気づきました! 来てはいけないところに来てしまったようで、怖くなってしまいました。

受付係の女性の前まで来て、1分ほどそこに立っていたのですが、女性は何の反応も見せません。恐る恐る「すみません」と声をかけました。

女性が顔を上げないので、僕はもう一度「すみません。ここはどこなのか教えていただけませんか」と問いかけました。それでも彼女は黙殺するばかり。僕は姉に「もう一度エレベーターを試してみよう」と提案しました。

エレベーターに戻って↑(上り)のボタンを押したのですが、待てど暮らせど何も起きません。パニックに陥った僕は携帯電話を取り出し、母に電話しようとしたのですが、電話はつながっていませんでした。

いら立ち、↑(上り)のボタンを何度も何度も押していたら、ついに扉が開きました。僕たちはエレベーターに駆け込み、祖母の病室がある階に直行して、母に事の次第を説明しました。

ところが母は「気のせいでしょ」と一向に取り合ってくれません。そこで僕たちは母を説得して、エレベーターまで連れていったのですが、その時にはもう(地階)のボタンは消え失せていました。最上階から1階まで、すべての階を見て回ったのですが、あの奇妙な階が見つかることはありませんでした。

現在、僕は23歳なのですが、あれ以来、今日に至るまで、病院で(地階)のボタンを見かけたことはありません。ずっと頭を悩ませています。

僕たちの話をまともに聞いてくれる人は皆無。みんな僕たちが怖い話をでっちあげたのだと思っているのです。

一体あれは何だったのでしょう……?


いかがでしたか? この日、姉弟はどこに行ってしまったのでしょう? あなたの考えをお聞かせくださいね!

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