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時間旅行実話ゾーン南仏の古びた宿屋(1)→南仏の古びた宿屋(2)


 翌朝、四人が食堂で朝食をとっていたら、土地の警察官がふたり入ってきて、コニャックを飲み始めました。ふたりの制服はとても時代がかっていました。そこに土地の女性がやってきて、警察官と談笑を始めました。その女性は藤色のドレスを着ていました。彼女の服装もまた古臭いものでした。

 朝食が終わり、宿の主人に清算を頼んだ四人は、請求された額に驚きました。なんと、一泊二食でわずか19フラン(約400円)だったのです。警察官にオートルート(高速道路)までの道順を尋ねたところ、警察官は首をかしげました。彼は高速道路という単語を理解できなかったのです。

 すっかりこの宿が気に入った四人は、スペインからイギリスに帰る途中、もう一度ここに泊まることにしました。ところが、見覚えのある道にホテルは見当たりません。同じ道を四回も行ったり来たりしましたが、とうとうホテルは見つかりませんでした。仕方なく別のホテルに泊まりましたが、料金は247フラン(約5,000円)でした。

 帰国後、写真を現像に出した四人はショックを受けることになります。両夫妻とも、例のホテルで撮影した写真が一枚も写っていなかったのです!

 納得のいかない四人は、謎のホテルを求めて、再度フランスを訪れましたが、観光情報局の援助にもかかわらず、ホテルは見つかりませんでした。ホテルが建っていた場所には崩れかけた廃屋があるだけ。土地の人々はその廃屋が以前ホテルとして使われていたかどうか知りませんでしたが、ホテルの隣に警察署があったことは確認されました。警察官と女性が着ていた服については、調査の結果、1905年あたりのものであることが判明しました。また、当時、一泊二食の料金の相場は19フラン程度であったことも明らかになりました。

 ただ、二点ほど腑に落ちない点があります。ひとつは、誰も彼らの車についてコメントしなかったこと。もうひとつは、宿主に新札のフランで支払いをしたとき、その紙幣が当時使われていなかったにもかかわらず、主人は文句を言うこともなく、そのお金を受け取ったことです。

 彼らは20世紀初頭のフランスにタイムスリップしたのでしょうか?あなたはどう思いますか?

・私も、カメラはいつも一緒に持ち歩いていたのに古いホテルで写した写真だけが写っていなかったという現象も気になりました。記憶がある為、時空間移動の事実は消されていないので... - ・不明・さん

・写真が消える。写真の風景から、本人達が消えたということなんでしょうかね。バックトウザフューチャーみたいですね。

・支払いはどう考えてもあやしいなぁと思いますね。受け取ってもらえるはずがない。これだけのご老人たちがこぞって嘘をつくか、ってところが一番信憑性を持たせるところだけど・・・お国柄(ちゃめっけがあるって意味で)なのかなぁとも思うし・・・。ほんとだったら夢があっていいですね。 - 烏丸さん

・やっぱり、映像付きだと臨場感がありますね。きっと、20世紀初頭のフランスの宿屋へ飛ばされてしまったのでしょう。 - 虚無僧さん

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