過去の状況をテレビのように視聴できるという装置クロノバイザーは実在するのか? それとも作り話に過ぎないのか?

クロノバイザーとは時空を超越して過去の状況をテレビのように見られるという装置。これを開発したのはイタリア・ベネディクト会の修道士、ペルグリーノ・エルネッティであった。エルネッティ神父は音楽学者でもあり、ベニスの名門校、ベネデット・マルチェロ音楽院で教授を務めていた。


ペルグリーノ・エルネッティ神父

エルネッティは12名の科学者と協力してこの装置を作ったという。科学者たちの名前は2名を除いて公表されなかった。名前が公表された2名のうち1人はエンリコ・フェルミ(イタリア出身の物理学者、原子爆弾の開発者、ノーベル物理学賞受賞者)、もう1人はヴェルナー・フォン・ブラウン(ドイツ出身のロケット技術開発者、元ナチ党員)であった。

エルネッティはしばらくの間、クロノバイザーについて口を閉ざしていたのだが、1960年代初期に秘密が明かされることになった。このころ、エルネッティは同僚のフランソワ・ブルン神父とともにベニスの運河を航行していた。ブルン神父が船上で聖書の解釈について論じていたら、突然エルネッティが「解釈の必要はない。自身の目で実際に起きたできごとを見られるのだから」と述べた。

エルネッティの説明によると、過去のできごとを見聞できる装置がバチカン(ローマ教皇庁)の奥深くに眠っているという。エルネッティはこの装置によってイエス・キリストの磔(はりつけ)や、ナポレオンの遠征、マルクス・トゥッリウス・キケロ(ローマ帝国の政治家)の演説などを見聞きしたという。

エルネッティがクロノバイザーの着想を得たのは、ミラノのカトリック系大学で同僚のアゴスティ・ジェメロ神父と研究にいそしんでいた時だった。2人が古いグレゴリオ聖歌の和声を検索していた時、ジェメロの亡き父親の声が録音機から聞こえてきたという。エルネッティは、死去した人の声が何らかの形で録音されたのではないかと考え、科学者のチームを結成、結果的にクロノバイザーが生まれた。

クロノバイザーは、陰極線と、複数のアンテナ、そしてありとあらゆる波長の音声信号・光信号を受信できる謎の金属で構成されている。「方向探知機」が視聴を希望する時代にチューニングし、その光景を画面表示するのみならず、録画・録音することも可能だったという。


クロノバイザーの設計図とされる書類

ブルン神父は2002年に『バチカンの新しい謎』と題されたフランス語の書籍を出版、この中でクロノバイザーについて解説しているが、現在本書は絶版になっており、入手することはできない。


イタリアの雑誌に掲載された記事

クロノバイザーが文書によって公開されたのはこれが初ではない。1972年にイタリアの雑誌『ラ・ドメニカ・デル・コリエール』に「過去を撮影できる機械がついに発明された」という見出しとともに記事が掲載された。その記事には、クロノバイザーによって撮影されたという触れ込みで、磔にされたキリストの顔写真も掲載された。ところが! この写真が、イタリア・ウンブリア州の教会に収蔵されているキリスト像に酷似していると懐疑論者が主張するようになり、問い詰められたエルネッティは、その写真が偽物であることを告白したのだった。


左が雑誌に掲載された写真、右が彫刻

このでっちあげがクロノバイザーの信ぴょう性に大きな影を投げかけることになった。だが、エルネッティは、1994年に息を引き取るまで、クロノバイザーの存在について決して自身の主張を曲げなかったという。

一方、ローマ教皇庁は「そのような特性を持つ機器を使用した者は破門する」との法令を1988年に制定している。クロノバイザーが作り話に過ぎないのだったら、なぜローマ教皇庁はそのような発表をしたのか? それにも増して不可解なのは、なぜクロノバイザーの存在を否定せず、信者にその使用を禁じたのかということだ。

また、アメリカ人のチャド・スミス氏がユーチューブに次のような興味深い投稿をしている。

「90年代初期、僕が子供だった時に、地元の教会の神父がこんな話をしていました。『バチカンには過去を見られる装置がある』と。僕は「そんなバカな」と思ったのですが、その神父は大真面目でした。彼はバチカンで高職(赤の法衣をまとうやつ……枢機卿?)に就いていたのです。でも、バチカンとの間で厄介事に巻き込まれ(詳細は不明です)、アメリカ・ダラス郊外の小さな教会に左遷されたのです。バチカンに戻れるまでに10年かかりました。」

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・記事からすると、60年代以前に完成していたように読める
過去の出来事を画面に映し出すには、おそらく正確な時刻と場所を設定する技術があったと考えられる
劇的な光景を捉える光学補正と、録音と録画の機能もあったとしたら、それは現代から想像する以上の巨大さと複雑な配線を備えた機械だったに違いない
それとも、想像以上にボンヤリした映像とボソボソした音声で再現された出来事を見ながら、歴史上の出来事との符号を見出していたのか
これは宇宙人でも引っ張り出さなくてはならないだろう

(2022年8月31日)


・普通にカメラで動画撮影しても過去が観られるのでは?なんら不思議な事ではない。

名無しさん(2022年8月27日)

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